子育中てや家事と仕事で毎日が辛いと思っている。体力的にも精神的にも仕事と両立していくのは限界。本当は仕事を辞めて子育てに専念したい。毎日が辛く悩んでいる。
でも子育て中に仕事を辞めてしまって大丈夫かな?
将来の生活が不安でなかなか仕事を辞められない。
仕事を辞めたいけどこの先不安でなかなか辞職に踏み出せない。
仕事を辞めたいけど家族や周りから反対されそう。
実際、子育て中でこのような不安からなかなか仕事を辞められずダラダラと仕事を続けてしまい、家庭も仕事も中途半端になってしまうこともありますよね。思い切って仕事を辞める決断をすることもまた人生において、後悔しない大切な選択肢のひとつとしてあるでしょう。
しかし何も計画を立てないまま仕事を辞めてしまって育児や家事ばかりでよけいストレスが増えてしまった。仕事しているほうがマシだったと後悔してしまうことも。
ここではそんな不安や悩みを解決するために、仕事を辞めても後悔しないための方法を解説していきます。
子育て中に仕事を辞められない理由
子どもが1人の女性の場合、出産前に仕事を辞める理由としては、出産する1年前には仕事を持っていた人のうち約7割が、出産6か月後には無職となっています
・自分の手で子育てしたかった(53.6%)
・両立の自信がなかった(32.8%)
・就労・通勤時間の関係で子を持って働けない(23.3%)
・育休制度が使えない・使いづらい(17.9%)
仕事と子育てを両立できる環境が整っていないことを示唆する回答も多い。
(厚生労働省「第1回21世紀出生児縦断調査」(平成13年度))引用
このように実際の仕事を辞めている人は多くいる反面、家庭環境や金銭的不安から辞められない人もいます。仕事が辞められない理由を3つそれぞれ解説していきます。
辞めることで家計に不安
共働きによる安定収入こそ、唯一の心にゆとりとして持っていたものが一気に収入が減ったことで感じる不安。
生活費や子供の教育費、家や車のローンや保険など夫の収入のみで家計をやりくりしていかなければならないことで生活の全てを見直す必要も出てきます。
子供が成長していくと想像以上の出費に生活水準を下げることになり仕事を辞めたことを後悔する人も少なくありません。
保育園が決まらない
仕事を辞めることで保育園にも預けることができなくなります。
その後再就職をしようとしても、求職中では入園枠の優先順位が低く場合によっては再入園できなくなったり、入園するまでの待機する期間も長くなってしまう問題があります。
入園が決まるまではなかなか仕事も探せないという悪循環になってしまい、今の仕事からなかなか離れられないというケースもあります。
辞めてからの就職復帰が難しい
今の職場環境はいいのでできれば元の職場で復帰をしたいと思う人も多いはずです。
しかし以前の職場に戻っていくのはなかなか現実問題は難しいです。
復帰をしようとしても退職後ブランクによって評価が下がってしまったり、会社の業績や形態変更などから部署の異動があったり。以前同様な働き方ができないことを心配して、今まで積み上げたキャリアを失ってしまうという不安から仕事を辞められないれないケースもあります。
辞める前にやっておきたい3つの準備
子育て中に仕事を辞めたいと思うのは育児との仕事の両立です。ただ辛いからという理由で何の計画も立てないままいきなり辞めてしまってはその後の生活や夫婦間でのトラブルにもなります。
まずは計画をしっかり立てて事前準備をすることが大切です。ここでは仕事を辞める前にやっておいきたい3つの準備を紹介していきます。
家族としっかり話し合い協力してもらう
両立ができない理由や、辞めたい理由を家族としっかり話し合って理解してもらう必要があります。後悔や失敗ないよう適当な話で済ませず、夫婦で向き合う時間をちゃんと作って真剣に話し合うことは家族にとってもとても重要です。家族の協力や理解がないままに見切り発車で一人で行動してしまわないように注意してください。
正直に自分の思いを全てぶつけて相談してみましょう。また復帰を目指すのであれば将来のための勉強期間や、今やりたいこと、すべきことなど自分の気持ちもしっかり伝える必要があります。
仕事を辞めた時のシミュレーションをする
生活環境を変えることで節約しなければいけないポイントを知ることができます。仕事を辞めたとき節約できるものとお金がかかるものを分けてシミュレーションをしたとき実際生活として成り立つのかをしっかり計算してみましょう。
退職後の家計の問題(家計簿をつけてリアルな数字を出してみる)
貯金ができるか・いつまでにいくら貯めるかを考える
生活水準を下げず無駄な出費をしていないかを見直してみる
子育て、育児にかかる学費などの費用
辞めたあとの時間を無駄にしないようやりたいことを決めておく
育児に専念するための時間と自分に使える趣味や勉強の時間を分ける
できることやできないことを整理しておく
仕事を辞めたことで不安になる一方、辞めることでやれるようになることもたくさんあります。
自分を見つめ直す時間が増えることで自分にとって本当に必要なことが何かを知ることができます。できること、できないことを整理できるようになり、将来としっかり向き合って家族と話をすることができるようになります。
仕事を辞めた後できるようになる5つポイント
空いた時間に今までできなかったことや趣味や勉強ができるようになる
手料理など作ってあげることでこれまで以上家族に愛情を注ぐことができるようになる
今まで普段の気づかなかった無駄な出費を見直せるようになる
子供の体調不良や急な呼び出しで職場への気遣いや職場環境から解放される
子供と多くの時間を共にでき、育児にも余裕が生まれストレスもなく笑顔になれる
子育てをしながらできるおすすめの仕事
最近は働き方が多様化しており、子供のそばにいながらできる仕事の選択肢も増えてきています。
子育ての合間を見て少しでも仕事をしたい、専業主婦では金銭的に不安と感じている人におすすめの仕事とはどんなものがあるのでしょう?自分の生活環境にあった仕事をまずは探してみましょう。
時短労働
今までの社員という立場から派遣社員やパートなど時間や仕事の質を落として働く方法です。
子育ての時間をもっと大切にしたい思っている人にはおすすめです。仕事の責任を軽くすることで精神的不安を軽くすることができます。また、働く時間短く調整したり融通のきく職場を探すことで急な保育園などからの呼び出しにも対応できるような職場の理解がある場所を探してみましょう。
在宅ワーク
通勤時間や人間関係に疲れていたら在宅ワークという選択肢もあります。
在宅ワークにはスキル経験なしからスキルを活かす仕事まで様々です。
ライティング、文字入力、データー入力、アンケートモニターなどスキル経験ないものからデザイン、アプリ開発、サイト運営などのスキルを活かす仕事まで自分のできることを探してみるのもいいでしょう。
後悔しない自分らしい生き方をすることが大切
仕事を辞めることも、続けることも自分にとって幸せと感じることが一番大事です。
無理をして身体を壊してしまってからでは手遅れです。
子育と仕事の両立をギリギリまで頑張ってきたけれど精神的にも肉体的にも限界がきていると感じているのなら一度家族に相談して思いきって辞めてしまいましょう。
また、仕事を辞めて子供との時間が増えていけば、当然子育てや家事の量も増えて、収入が減って行けば生活費の節約をしなければならないという将来的な不安は付きものなので、決してストレスから解放されたわけではありません。
しかし、それはまた普段見えていなかった家庭環境と自分自身をもう一度見つめ直すいいチャンスかもしれません。