生後7ヶ月の離乳食の量と進め方│食べないときの対処法も

生後7ヶ月になると、お座りが上手にできるようになったり、ハイハイをするようになって行動範囲が広がったりと、ぐっと成長する時期です。

離乳食も中期に入り、どろどろのペーストから固形が残ったものも食べられるようになるなど、ステップアップをする頃。

とはいえ、進め方はあっているのか、量は少なすぎないか、など、気になることもたくさんあると思います。

ここでは生後7ヶ月の離乳食について、進め方や量に加え、離乳食を食べないときの原因と対処法についてもご紹介します。

生後7ヶ月の離乳食の量と進め方

生後7ヶ月は生活に少しずつリズムをつけていく時期で、食事や睡眠なども安定していきます。

離乳食は「モグモグ期」と呼ばれ、舌が上下に動かせるようになり、食材を押しつぶして食べられるようになります。

母乳と離乳食の割合は7対3程度になり、回数も2回食が基本です。

赤ちゃんの成長に合わせてステップアップできるように、ここでは生後7ヶ月の離乳食の進め方について見ていきましょう。

離乳食の硬さと量

生後7ヶ月になると、上手に口を動かせるようになります。

生後6ヶ月ころまでは舌を前後に動かしてゴックンと飲み込むだけだったのが、舌を上下に動かして上あごで食材をすりつぶしてから飲み込むことができるようになるんですよ。

硬さは舌と上あごで楽につぶせるくらいが適していて、絹ごし豆腐くらいの硬さを目安にしてみてください。

野菜はつぶつぶが少し残るくらいに粗くすりつぶし、肉や魚は細かくすりつぶします。

葉物野菜は2mm角くらいに刻めば食べられます。

1回の量は個人差が大きいですが、おかゆは大さじ5強、野菜や豆腐は各大さじ2ずつ、肉や魚はおおさじ1を目安にしましょう。

離乳食のスケジュール

2回食が安定するころには、同時に生活のリズムも整えたいところ。

離乳食を与える時間帯を決めておくと、ほかの生活も組みやすいのでおすすめです。

生後7ヶ月の離乳食のスケジュールの一例はこちら。

午前6時:授乳
午前10時:離乳食+授乳
午後2時:授乳
午後6時:離乳食+授乳
午後10時:授乳

離乳食の前後にお昼寝やお風呂を挟むといいでしょう。

まだ授乳が必要な時期なので、離乳食以外でミルクなどを欲しがったら、授乳回数に関係なく与えてくださいね。

生後7ヶ月ころから食べられるようになるもの

離乳食中期になると、食べられるものもぐっと増え、いろいろなものを経験させてあげられます。

これまではおかゆやパンがゆのみでしたが、うどんやそうめんなどのめん類もOKに。

ほかにもサトイモやニラ、焼きのりやわかめ、きのこ類も食べられるようになるため、献立の幅も広がりますね。

卵や乳製品も生後7ヶ月を迎えてからがおすすめ。

鶏肉や赤身魚、鮭も中期から解禁になるので、いろいろな食材を組み合わせてみてください。

新しい食材を与えるときは、離乳食を始めた時と同じように、少量から始めます。

病院が開いている平日の午前中に食べさせてあげてくださいね。

離乳食を食べない原因と対処法

離乳食前期までは順調に進んでいたのに、生後7ヶ月になって中期に突入してから急に食べなくなった、ということも少なくありません。

周りが順調に離乳食を進めていると、なかなか進まない我が子を見て悲しくなってしまうこともありますが、実はこれはよくあることなんですよ。

ここでは生後7ヶ月ころに離乳食を食べなくなった原因と対処法について見ていきましょう。

離乳食を食べない原因はいくつかある

赤ちゃんが離乳食を食べない原因はいくつか考えられ、個人差があるのも事実。

よくある原因は次の5つです。

おなかが空いていない

食材が硬い

食感が気に入らない

味の好みが変わった

体調が悪い

離乳食が2回になり、授乳も今までと変わらないくらい与えることが多い生後7ヶ月は、赤ちゃんがおなかがいっぱいということも。

硬さや食感が変わるのもステップアップにはつきもので、これが気に入らずに食べなくなったというのも考えられます。

特定の食材を食べなくなった場合は、単純に味の好みが変わったのかもしれませんね。

離乳食を食べずにミルクなどもあまり飲まないときは、体調不良も考えらえます。

様子がおかしいようなら、医療機関を受診しましょう。

メニューを変えてみる

赤ちゃんの気分で食べたり食べなかったりする場合は、メニューを変えてみるのがひとつの方法。

生後7ヶ月になると食べられる食材が増えるので、新しい食材にチャレンジするチャンスと思って、赤ちゃんの好きなものを探してみるのもいいかもしれません。

いくつかの食材を混ぜてみたり、チーズや納豆など風味のあるものを取り入れたりと、工夫するのもおすすめです。

食べる時間を変えてみる

離乳食は、赤ちゃんの機嫌がいい時を狙って食べさせるのもひとつのポイントです。

眠い、おなかがすきすぎているというときは、思うように離乳食を食べてくれないかもしれません。

そんな時は、お昼寝から起きた直後に食べさせたり、お風呂のあとなど気分が変わった時に食べさせたり、離乳食の時間を変えてみるのもおすすめです。

赤ちゃんの機嫌を見ながら、離乳食を与える時間を調整してみてくださいね。

生後7ヶ月の離乳食は赤ちゃんのペースに合わせて

生後7ヶ月の離乳食は、食材の硬さや量が変わるステップアップの時期。

育児書通りに進めるのも良いですが、赤ちゃんの食べる様子を見ながら、硬さや量を調整するのが大切です。

急に硬さを変えてしまうと、赤ちゃんが違和感を覚えてその味までも嫌になってしまうことも。

急に硬さを変えるのではなく、少しずつ硬さを残していくようにしましょう。

食べる楽しみを教えてあげるというのも、離乳食のひとつの役割です。

食べないときはいったん切り上げ、次の離乳食が楽しい時間になるように、無理せず進めていってくださいね。

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