赤ちゃんのおもちゃは発達段階に合わせて!成長の進み方を確認

赤ちゃん用品を扱うお店に行くと、年代別にとても多くのおもちゃが販売されています。しかし赤ちゃんは生まれてからしばらくの間は、授乳して寝る、ということを繰り返して成長します。

今回は、赤ちゃんのおもちゃんはいつから使い始めるのか、赤ちゃんの発達段階を踏まえて解説します。

赤ちゃんはどんな風に成長していくのか

赤ちゃんは、生まれてからしばらくは授乳と睡眠を繰り返しながら成長していきます。特に生まれてから3ヶ月たつと、だいたい出生児の倍くらいの体重にまで大きくなります。

体重だけではなく視覚や聴覚も、大きく成長します。赤ちゃんの発達段階を、段階に分けて解説していきます。

生後1週間ごろの赤ちゃん

生後1週間ごろの赤ちゃんは、とにかくミルクや母乳を飲むか寝ているかどちらか、ということが多いです。体重は、平均すると日に25g〜50gずつ増えていきます。

この頃の赤ちゃんは、だいたい顔から16cm〜24cm程度しか見えていません。判別できる色も白、黒、グレーくらいです。しかし耳は発達しており、音が鳴るものや声などはしっかり聞こえているそうです。

視力で言うと、0.03くらいしか見えていません。そのためなかなか赤ちゃんと目が合わない、顔を見てくれないということもよくあることです。

生後3ヶ月ごろの赤ちゃん

3ヶ月頃になると、皮下脂肪がついてきてふっくらし、体重増加が落ち着いてきます。体重は出産時の2倍くらいになり、運動機能も発達が進みます。

赤ちゃんの運動機能は上から下に進んでいくのが特徴。この時期には首がしっかりすわってくる赤ちゃんもいて、抱っこもかなり安定してできるようになってきます。

さらにこの頃は、動くものを目で追えるようになり、色の判別もできるようになってきます。特に、まず赤い色が判別できるようになります。

また、三角形や四角形、直線、円などの単純な図形を組み合わせた幾何学模様に反応するようになります。

生後4ヶ月〜6ヶ月ごろの赤ちゃん

4ヶ月頃にはしっかりと目が見えるようになり、奥行きがあるということも理解できるようになります。生後6ヶ月頃になると、早い赤ちゃんで視力が大人とほぼ同等くらいまで発達してきます。

運動機能はさらに発達し、気になるものを手に取ることもできるようになってきます。寝返りをするようになりますし、離乳食も始める時期です。

生後6ヶ月〜1歳ごろの赤ちゃん

6ヶ月から1歳になるまでの間に、運動機能は大きく発達します。おすわりがひとりでできるようになり、8ヶ月頃にははいはいがスタート。10ヶ月ごとになるとつかまり立ちを始め、1歳になるころには数歩ですが歩ける子も出てきます。

記憶力もしっかりしてきて、様々な場所やそこに何が置いてあるのかも覚えるようになります。

赤ちゃんのおもちゃはいつから使い始めるのか

赤ちゃんは、1年の間に大きく成長します。特に大きいのが、運動機能の発達と目の発達です。おもちゃを使い始める前に、現在の赤ちゃんがどの程度の発達段階にあるのかを確認しましょう。

例えば目がほとんど見えていない生後1ヶ月の頃に、淡い色のおもちゃを与えても赤ちゃんには何がなんだかわからないでしょう。

おもちゃを始める時期と、どんなおもちゃを使えばいいのかを解説します。

おもちゃを使い始めるなら4ヶ月ごろがおすすめ

あかちゃんがおもちゃを使い始めるなら、4ヶ月頃がおすすめです。もちろん、もっと低い月齢向けのおもちゃも売られています。しかし3ヶ月頃までの赤ちゃんは、手の動きがまだおぼつきません。

4ヶ月頃になると奥行きがわかるようになり、気になるものを手で取れるようになってきます。いろいろなものに興味を示すようになってきますので、4ヶ月頃からおもちゃを使い始めると良いでしょう。

3ヶ月頃におもちゃを使い始める場合は、赤くて音がなるものを

3ヶ月頃の赤ちゃんも、しっかり音は聞こえています。その頃からおもちゃを使い始めるのであれば、赤い色で音が鳴るものがおすすめです。

また幾何学模様も判別できるようになるので、丸い形や三角形のものなど単純な形状のものが良いでしょう。

おもちゃでコミュニケーションを

赤ちゃんにとっては、これがおもちゃでこれが違う、ということはありません。おもちゃに反応した赤ちゃんに話しかけたり、頭をなでたりとスキンシップやコミュニケーションを取ることがおすすめです。

ただ赤ちゃんは成長すると、いろいろなものを手に取って口に入れたり、なめたりするようになります。こまめなお手入れと消毒を忘れないようにしてください。

おもちゃを使い始めても、赤ちゃんとは一緒に遊ぼう

赤ちゃんの発達はいくつかの段階に別れていますが、個人差がとても大きいものです。まずは、赤ちゃんをしっかり観察することが大切です。

その中で、動くものを目で追うようになったり、いろいろなものに手が伸びるようになったらおもちゃを使い始めると良いでしょう。おもちゃを使い始めても、一緒に遊んであげるようにしてください。

赤ちゃんにとっては、見るものすべてが珍しいものです。何にでも興味を示し、大人が思いもよらない行動をします。ですのでおもちゃを使い始めても、目を離さないようにしてください。

おもちゃを通じて赤ちゃんとコミュニケーションを取り、赤ちゃんとの絆を深めていってくださいね。

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