生理が来ない!妊娠検査薬を使って陽性だと赤ちゃんができている?

妊娠検査薬は、近くのドラックストアで簡単に手に入れることができるため、産婦人科を受診しなくても妊娠しているかどうかを確認することができると多くの女性は利用しています。

しかし、正しい扱い方をしなければ正確な結果が出ません。そこで、本記事で妊娠検査薬の使うタイミングや一般的な手順・陽性だと赤ちゃんができているのか?についてご紹介していきます。

そもそも妊娠検査薬ってどんなもの?使い方は?タイミングは?

妊娠検査薬を使用したことのない人からすると初めて使うときは戸惑いますよね。そこで、まずは妊娠検査薬のことについてご紹介していきます。

妊娠検査薬とは

妊娠検査薬は、尿の中に含まれる「hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)」の量で、妊娠しているかどうかを「陽性」と「陰性」で判断してくれる道具です。

「hCG」とは、ママと胎児をつなぐ胎盤から分泌されるホルモンのことで、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」や「卵胞ホルモン(エストロゲン)」といった女性ホルモンの分泌を促し、胎盤が成長するのに重要な働きをしてくれます。

この「hCG」は、卵子と精子が受精して卵管を移動し、子宮内に着床するタイミングで急激に分泌量が増えます。つまり、「妊娠検査薬で陽性=hCGが多く分泌している=赤ちゃんができている」ということになるのです。

妊娠検査薬を使う際の一般的な手順

①説明書をよく読む

説明書通りの取り扱いをしないと、正しい結果が得られないことがあります。そのメーカーによって使い方が微妙に違っているので、しっかり備え付けの説明書を読むようにしましょう。

②妊娠検査薬に尿をかける

説明書をよく読んだら、次は説明書に記されている採尿部分に尿をかけます。何秒程かけるかはメーカによって異なるで、説明書をチェックしてください。

また、直接尿をかけるのではなく、紙コップに尿をとり、採尿部分を浸しても大丈夫です。

③平らなところに置く

尿をかけたら、妊娠検査薬を水平なところにおいてください。尿をかけた部分が、下や上を向いていたり、斜めになっていると正しい結果が出ないことがあるので注意してください。

そして、1分待ちます。

④1分後に検査結果を確認する

尿をかけてから1分程で結果が出るので、確認してください。判定窓のところに「+」又は「|」のマークが出ていれば、陽性で、妊娠しているということになります。色はメーカによって赤だったり、青だったりします。

反対に、陰性、つまり妊娠していない場合は何の反応も出ません。

「hCG」」は、妊娠していないときや男性には分泌されないホルモンですが、「陽性が出たから妊娠した!」と思うのはちょっと待ってください。

あくまでも可能性が高いというだけで、確実に妊娠していると言い切ることはできないので、産婦人科を必ず受診して妊娠の確定診断をしてもらいましょう。

妊娠検査薬を使うタイミングは生理予定日の1週間後

一般的な妊娠検査薬は、「50mlu/mL」になると陽性反応が出る仕組みになっており、hCGが50~200mIUぐらいになるのは妊娠4週以降なので、妊娠検査薬を使うタイミングもその頃がおススメです。

「前回の生理開始日がわからない」「生理周期がバラバラ」という人は、「エッチをした日から3週間後」くらいを目安にするとよいでしょう。なぜならば、エッチをした後に受精・着床し、hCGが分泌されるまでに約3週間程度かかるからです。

また、「いつエッチしたか覚えていない」という人は生理予定日から1週間経っても生理が来なかったら試してみてください。

妊娠検査薬の精度は「99%」とほぼ確実なので、使うタイミングを間違えなければ正確に妊娠しているか、していないかを判断することができます。

フライング検査とは?

前述したように、一般的な妊娠検査薬は、「生理開始予定日の1週間後以降」に利用することが適切です。しかし、中には「生理開始予定日から1週間も待ちきれない!!」と、1週間経たずに検査してしまう人もいます。

このように1週間経たずに検査薬を使用してしまうことを「フライング検査」といいます。一般の妊娠検査薬でフライング検査をしてしまうと、正しい結果で出ないので、今はフライング検査をするための「早期妊娠検査薬」も販売されています。

早期妊娠検査薬は、hCGの量が50mlu/mLではなく、「25mlu/mL」で反応する仕組みになっています。そのため、「生理開始予定日」や、早くて「生理予定日の2~3日前」で反応するものもあります。

フライング検査は、一般的な妊娠検査薬で検査したときに比べて、若干精度が落ちてしまうため、フライング検査で妊娠が判明したとしても、「妊娠したかも」くらいに考え、一般的な妊娠検査薬で再度検査することをおすすめします。

陽性が出たらすべきこと

次に、妊娠検査薬を正しく使用して、陽性が出たらすべきことについてご紹介していきます。

産婦人科を受診する

産婦人科を受診するタイミングは「前回の生理開始日から5週後半~6週前半まで」がおすすめです。早すぎると「まだ妊娠は確認できないから1週間後にまた来てください。」と再検査になってしまうこともあるので注意してください。

ただし、生理不順の場合は、このタイミングを待たずに受診しても問題ありません。

赤ちゃんができていることを前提で、身体を冷やさないようにする

体を冷やしてしまうとお腹の子にも悪影響ですし、母体にも悪影響になってしまうので、陽性が出たら「妊娠している前提」で体を冷やさないようにしましょう。

例えば、「温かい食べ物・飲み物をとる」「できるだけ入浴は湯船で」「お腹・腰まわりが温かい服装をする」などといったことを心がけるのことをおススメします。

ちなみに、体を温める根菜(ショウガ・大根・ごぼう等)のスープを飲んでもいいですね。

妊婦が「避けるべきもの」をチェック

まずは当たり前なこととしては、「お酒」や「タバコ」、「生モノ」などを避けるようにしましょう。そして、「激しい運動」や「過度な疲れ」「ストレスをため込む」というのも、身体によくないので、避けましょう。

また、薬を服用する際は、必ずお医者さんに相談して、許可が出てから飲んでください。

妊娠検査薬の結果に振り回されず、ゆっくり赤ちゃんを待とう!

いかがでしたか?妊娠検査薬の使い方や使うタイミングなどについて詳しくご紹介してきました。

妊娠検査薬の使い方やタイミングは理解できましたでしょうか?

早期妊娠検査薬でのフライング検査や、一般的な妊娠検査薬で陽性反応が出ても、「妊娠の確定診断ではない」ことを忘れないでください。

また、反対に陰性だったとしても焦らずゆっくり、赤ちゃんが二人の元にやってくるのを待ちましょう。

待望の妊娠を確認できたときは、妊娠検査薬を写真に撮って育児日記の1ページ目に貼ってあげてもいいですね。赤ちゃんの存在を初めて示す、記念すべき1枚です。

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