【生後1ヶ月】赤ちゃんの発育と発達!月齢にあった育児のススメ

生後1ヶ月の赤ちゃんは、ほとんどが授乳と睡眠の新生児期から、外の世界の発見・探求をしながら関係を築き始める頃です。

今回は、この時期における体重・授乳間隔などの発育や、感覚や運動などの発達のポイントを紹介します。

生後1ヶ月の赤ちゃんの姿を知ることで、ママやパパも安心して穏やかな育児をしていけるといいでしょう。

生後1ヶ月の発育

出産後すぐに始まる授乳やオムツ替えの繰り返し、ママやパパの睡眠は取れているでしょうか。

生後3週間ごろから、赤ちゃんは段々と外界の発見・探求が広がっていくと言われています。

これから心身の発達と伴って、周囲の人や環境を認識できる範囲がぐんと増え、信頼関係が深まっていきます。

一つ一つの関わりを大切に、育児をしていきましょう。

生後1ヶ月の身長と体重

生後1ヶ月の発育として、男の子で身長50.9~59.6cm・体重3.53~5.96kg女の子で身長50.0~58.4cm・体重3.39~5.54kgとの調査結果があります。(厚生労働省H22年乳幼児の身体発育調査より)

個人差が大きいので、平均値よりも、目の前の赤ちゃんの体重がしっかりと増加しているかどうかを確認してみましょう。

平均して、1日20gの増加が見られれば心配ありません。

生後1ヶ月の授乳回数と間隔

生後1ヶ月を過ぎると、1日の授乳回数は8~10回、授乳間隔も3~4時間空いてくると言われています。

1回の授乳時間は、だいたい片方10分程で大部分を飲んでいるので、両方で20~30分以内を目安にしましょう。

授乳間隔はできれば2時間は開くと望ましいですが、毎回うまくいくわけではないと思います。授乳間隔が短く親子共に辛いようであれば、ミルクの量を見直しましょう。

ミルクの量は、本人の体重と月齢で変わります。1回の量は200ml、1日の量「体重(kg)×200ml」が目安です。

体重が多い赤ちゃんでも、1日に1000mlを超えないように気をつけましょう。

ミルクの量が多くなり過ぎる場合には、吸う力が強いのかもしれません。乳首のサイズを小さいものにすると、一定量で満足感が得られることもあります。

生後1ヶ月の睡眠時間と生活リズム

生後1ヶ月の1日の平均総睡眠時間は、17時間前後と言われています。

昼夜問わず、3-4時間ごとに起き、また眠るというサイクルが繰り返されます。

赤ちゃんが寝ない場合には、一つの手立てとして、部屋の環境を見直してみましょう。夜には赤ちゃんの周囲はできるだけ暗くし、朝には日光を取り入れましょう。

また、衣服も汗をかいていないかどうかを確認し、着せすぎやくるみすぎに気をつけて調整しましょう。

生後1ヶ月の発達

睡眠と授乳がほとんどだった新生児期を経て、生後1ヶ月を過ぎる頃から、動きが出てきます。

全身運動としては、手足の動きが活発になってきます。視線の合わせ方にも変化が見られるようになります。

また、授乳だけで泣くのではなく、泣き方にも色々なバリエーションが見られるようになってきます。

まだまだママやパパのお世話が大変な時期ではありますが、少しづつコミニュケーションの始まりが見られ、喜びも見出せるでしょう。

感覚の発達とおもちゃ選び

生後1ヶ月の赤ちゃんでも嗅覚は発達しています。おっぱいの匂いを感じとるためだと言われていますね。

また、ママのお腹の中にいる頃から声は聞こえているので、お世話をするときには優しく話しかけてあげることが大切です。

視力は0.03ほどあり、30cm程度は見えています。

生後1ヶ月を過ぎると、捉えたものを一定して見つめることができるようになり、段々とモノを目で追うようになっていきます。

そんな生後1ヶ月の赤ちゃんの、おもちゃ選びのポイントです。

・仰向けで見られる「モビール」

・横向きで見られる「起き上がこぼし」

白や黒、または赤・黄・青などのはっきりとした色

優しい動きのあるものを見つめることから、いろいろな動きに繋がってきます。

モビールは、折り紙やモールなど、家にあるものでも手作りできますよ。

手足の運動

生後1ヶ月を過ぎると、手足をバタバタと動かす力も強くなってきます。いつの間にかおくるみを剥がしていたりしますね。

声をかけながら、手を握ったり、撫でたりして刺激を与えてみましょう。親指が開いてきたら、握りおもちゃを持たせていきます。

首はまだ左右どちらかを向き、自分で動かすことはできない為、バランスよく向かせてあげましょう。

泣き方の違い

赤ちゃんが泣き続けている時、理由がわからないと辛いですよね。

おっぱいや排泄だけでなく、うまく眠れない、寂しい、など欲求ともに泣く理由が増え、泣き方にも違いがわかるようになります。

例えば、おっぱいが欲しいときには激しく泣き、おむつが濡れて気持ち悪い時には少し弱く一定に泣き続ける、構って欲しい・不安な時には大声で泣く、など…。赤ちゃんによって違うでしょう。

泣き方の違いが見つけられると、お世話に少し余裕が出ると思います。

泣いていても焦らずに、泣き方の観察をしてみるのもいいかもしれません。

外出

赤ちゃんは自律神経が未発達なため、外気に体温を影響されやすい特徴があります。また、強い紫外線を浴びるのは、将来の皮膚癌への懸念から積極的にオススメできません。

その為、旅行などの長時間になる外出はまだ避けたほうが良いでしょう。(体調の変化があった場合に、かかりつけの病院に行けないなどの懸念もあります)

夏は朝夕、冬は暖かい日に服を着て散歩をする程度にしましょう。

生後1ヶ月の赤ちゃんとの生活を楽しめるように

今回の記事で紹介した生後1ヶ月の赤ちゃんについてまとめます。

・身長は男の子で50.9~59.6cm、女の子で50.0~58.4cm
・体重は男の子で3.53~5.96kg、女の子で3.39~5.54kg
・授乳の回数は1日8〜9回、間隔は3~4時間
・睡眠時間は17時間程度
・朝夜の明かりと、衣服の着せ過ぎに注意
・できてくることは、見つめることからの追視、手足の動き、指を広げる
・泣き方に違いが出てくる
・外出は旅行はまだ我慢、近所の散歩程度に

まだまだ、ママやパパと赤ちゃんとの、お互いのペースを掴むのが大変な時期です。

お互いの体調の様子を見ながら、心地よいやり方を見つけていけるといいですね。

赤ちゃんは、お世話をしてくれるママやパパのことをしっかりと感じて、世界を広げようとしていますよ

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