離乳食を噛まずに飲み込んでしまう・・・原因と対処法についてご紹介

離乳食をステップアップしていくと、少しづつ形のある食べ物が増えてきます。そんな時期に悩みがちなのが、離乳食を噛まずに飲み込んでしまうことですよね。

ちゃんとモグモグ・カミカミしていないと、食べたものがそのままうんちとして排泄されることもあります。

そこで、本記事では赤ちゃんが離乳色を噛まずに飲み込んでしまう原因とその対処法についてご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

離乳食を飲まずに飲み込んでしまう原因

モグモグ・カミカミが大事な理由は2つあります。一つは食べ物の消化をよくするためです。モグモグ・カミカミすることで、唾液がよく出るようになります。唾液には消化を助ける働きがあるので、大切なんです。

もう一つは歯やあごの成長のためです。柔らかいものばかり食べて顎を使わないと、顎が発達せず、歯並びが悪くなることもあります。

しかし、赤ちゃんはなぜ離乳食を噛んでくれないのでしょうか?その原因についてご紹介していきます。

まだ歯が揃っていないから

まだ、歯が生え揃っていない時期は、離乳食を噛まずに飲み込んしてしまうのは、ある程度仕方がないことです。

個人差ももちろんありますが一般的には、最初の奥歯が生え始めるのは1歳半頃、20本の乳歯が生えそろうのは2歳半頃と言われています。

つまり、離乳食の「モグモグ期」「カミカミ期」は、まだ噛む練習の真っ只中なので、しっかり噛めずにそのまま飲み込んでしまうこともあるのです。

食べ物が細かすぎる

離乳食が細かすぎて上手にモグモグ、カミカミできない場合もあります。大人ですらペースト状に近い食べ物をモグモグ・カミカミするのは難しいのですから、赤ちゃんだって同じです。

そのため、モグモグ・カミカミしいてほしいのであれば、ある程度形があったものを食べさせることをおススメします。

食べ物が固すぎる

赤ちゃんは、離乳食が固すぎても、上手にモグモグ・カミカミできず、そのまま飲み込んでしまう場合があります。

どんなに噛んでも噛み切れないと赤ちゃんは「もういいや」となってしまい、そのまま噛まずに飲み込んでしまうのです。

ママが食べさせているから

赤ちゃんの手づかみ食べは進んでいますか?もし、ママが離乳食を食べさせていたら、なるべく早めに手づかみ食べの練習をさせることをおススメします。

いつまでもママが食べさせていたら、赤ちゃんの「食べたい」「味わいたい」という欲求を抑えることとなり、口に運ばれた食べ物を「ただ飲み込む」だけで終わってしまいます。

そうならないためにも、「自分で食べている」と赤ちゃんに思わせることが大切なのです。

赤ちゃんが離乳食を噛まない際の対処法

親としては、赤ちゃんの消化や歯や顎の成長のために、たくさんモグモグ・カミカミさせてあげたいですよね。

「でも、どうすればちゃんと噛んでくれるの?」と対処法が分からないママさん・パパさんは多いでしょう。

そこで、赤ちゃんが離乳食を噛まない際の対処法についてご紹介していくので、ぜひ、参考にしてみてください。

モグモグ期・カミカミ期から一個下にさげる

どんな風に工夫しても赤ちゃんがモグモグ・カミカミをしてくれない場合は一個下の「ゴックン期」にさげてみるのも方法のひとつです。

回数のは今のままで、柔らかさや形をゴックン期に戻して赤ちゃんに食べる練習をさせてあげましょう。

それで、自分からモグモグ・カミカミをし始めたらもとに戻しても問題ありません。赤ちゃんに合わせて焦らず、ゆっくり慣らしていきましょう!

手づかみ食べをさせる

手づかみ食べを始めると、食べ物で遊び始めたり、テーブルや床が汚れたり、ママが食べさせた方が楽だと思ってしまうことは多いですが、手づかみ食べにはメリットがたくさんあります。

大人は、これまでの経験から目で見た情報だけで食べ物の固さや舌触りがある程度想像することができますが、赤ちゃんにとって、見るもの全て初めての経験になるのです。

口から食べる情報だけでなく、第二の脳と言われる「手」で、食材の硬さや感触を味あわせてあげましょう。そして、赤ちゃんがそれに興味を持ってくれれば、自分から口に運んでくれますよ。

椅子を赤ちゃんの足が床に届く高さにする

離乳食を食べるとき、赤ちゃんの足の裏はきちんと床についていますか?大人も足が床についていないと体に力が入りませんよね?それと同じように、赤ちゃんも足が床に着いていないと噛む力が入らないのです。

そのため、しっかり顎を使ってモグモグ・カミカミできるように、椅子の高さを調整したり、足台を使って食べさせてあげることをおススメします。

モグモグ・カミカミを覚えさせよう!

いかがでしたか?本記事では赤ちゃんが離乳食を噛まずにそのまま飲み込んでしまう原因と対処法についてご紹介してきました。

今回の記事で、赤ちゃんが噛まないのにはいろいろな理由があるということが分かりましたね。

食べ物を噛まずにそのまま飲み込んでしまう大人はいないので、心配しなくとも自然と噛んでくれるようになります。

しかし、ずっと柔らかいものばかりを与えていると顎や歯が弱い子供に育ってしまう可能性があるので、年齢に合わせた固さにしてあげましょう。

そして、普段から大人が噛んでいる姿を赤ちゃんに見せてあげれば、それを真似して噛んでくれるようになるでしょう!

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