育児ノイローゼ自己診断!育児ストレスの原因は?主な症状と対処法

育児がつらい、しんどい、毎日毎日疲れて限界…。

それもそのはず、「世界で最も過酷な仕事」という動画でも描かれたように、育児はとてもハードなお仕事なんです。

育児ノイローゼとは、育児ストレスが原因で起こる体と心の不調のこと。最近ちょっと体調が変、などと感じることはないですか?

自分でも気がつかないうちに、疲れすぎているかもしれません。まずは、育児ノイローゼのよくある症状を見ていきましょう。

育児ノイローゼのよくある症状

育児ノイローゼかも?と思ったら、診療項目に育児ノイローゼとあるメンタルクリニックに相談してみるのが安心です。

地域の保健センターや子育て支援センターなどでも相談できるので、いざという時には活用してみましょう。

今すぐ病院、というほどでもないかな…と思ったら、ひとまずは自己診断をしてみましょう。

次の5つの項目に当てはまるものがあるか、チェックしてみてくださいね。

子どもが可愛いと思えない

ただ遊んでいるだけなのに、見ているとイライラする、飛びついてくるのもうっとうしい…。

かわいい盛りの小さな子どもにこんな感情が芽生えてきたら、要注意です。

ここ最近はいつもゆううつ、またはイライラしている

なんだか気分が落ち込んでしまう、すぐにカッときて怒鳴ってしまう、などの情緒不安定な状態になっていませんか?

原因のないイライラは、過度のストレスが原因かも。

疲れているのに寝付けない

何時になっても寝付けない、夜中に何度も目が覚めてしまうなど、安眠がとれなくなったら疲れもとれにくいですよね。

食欲がない、または食べ過ぎてしまう

食欲がわかないのも、食べすぎてしまうのも、ストレスによる不調が原因かもしれません。

以前は好きだったものにも興味がなくなった

コスメやファッション、映画や音楽…以前は大好きだった趣味にも興味がわかなくなったら要注意です。

楽しさを感じる余裕がないほどに、心が疲れているのかも。

育児ノイローゼの原因とは

育児ノイローゼのよくある症状の中に、当てはまるものはありましたでしょうか。ここからは、育児ノイローゼの原因について考えていきましょう。

どんなストレスにも原因があり、たどっていくとハッとする新しい発見があることも。普段の生活から嫌なことをできるだけ回避できるように、自分にとってのストレスの原因を探してみましょう。

ママが抱える育児のストレス

育児ノイローゼの原因として、ほとんどの人が感じているのが育児のストレスではないでしょうか。

休みたいのに休めないことは、本当に辛いですよね。まわりに頼れる祖父母など、助けてくれる人がいないことも深刻な悩みの一つです。

子どもと二人きりでいることの閉塞感も、長い間続くとストレスが大きくなります。

人間は仲間と子育てをするように本能に組み込まれていることから、孤独な子育てになると大きなストレスを感じてしまうことがわかっています。

周りからのプレッシャー

育児中はなにかと周囲が気にかけてくれるもの。ですが、目上の方からの何気ない育児アドバイスは、正直しんどいなと思うこともありますよね。

「こうしてあげたほうがいい」「子どもがかわいそう」などと強く押されると、聞き流すのもなかなか難しいものです。

児童センターなどで見かけた同じくらいの月齢の子どもと、つい比べてしまうことはありませんか?他にも、キラキラしたママやパパを見てつい自分たちと比べるなど、無意識に自分を責めていないでしょうか。

パパママも子どもも、人それぞれ。自分たちの育児や魅力を大事にして、気にしすぎずにいたいですね。

育児ノイローゼの対処法

育児ノイローゼの対処法は、まずリラックス!肩の力を抜くことが大切です。ガチガチの肩や背中をゆったり伸ばして、ふ~っと体の力を抜いてみましょう。

体の力を抜くことができたら、次は心の状態をチェック。ストレスを感じにくいように、普段から受け止め方を変えていく練習をしてみることもおすすめです。具体的な対処法を見ていきましょう。

完璧を求めない

「発達のスピードが育児書と違う!」「小児科で言われたようにお薬が飲めない!」などと、完璧を求めていないでしょうか。

育児に真剣に取り組んでいる人ほど、こういう追い詰められた気持ちになりやすいものです。

最初から思い通りにうまくいくことなんて、ほとんどありませんよね。体の力をふ~っと抜いて、「まあいっか」「明日はできるようになる」と気楽に構えていきましょう。

自分を褒める

「よくできたね、すごいすごい」と褒めると、子どもはにこにこして大張り切りに!褒められることで自己肯定感が育つともいわれています。

そんな風に、自分のことも褒めてあげていますでしょうか。

ミルクを飲ませた、でもいいし、自分の食事を抜かずに食べられた、でも十分。

数えてみればできたことはたくさんあるはずなので、今日も育児をよく頑張った自分を褒めちぎりましょう。

たまには自分にご褒美をあげるのも、元気が出そうですね。

とにかく外に出る

散歩でも買い物でも、とにかく外へ出ることが育児ストレスの解消になります。

ご近所をゆっくり歩いて季節を感じたり、お買い物で新しくてわくわくするものを見つけるのも楽しいですね。

子どもを連れてのお出かけは大変なものですが、慣れてくると上手にこなせるようになります。

子どもにとっても、外からの刺激は言葉の発達などに良い影響を与えるもの。お天気のいい日は、少しずつ外に出てみてはいかがでしょうか。

ママが休める日をつくる

365日休みがない、というのはどんな人でもつらいものです。思い切って育児から離れて、休める日をつくりましょう。

パパや祖父母の協力が得られない場合は、自治体で育児支援が受けられないか探してみるのも一つの方法です。保育園や幼稚園で預かり保育を受け入れている場合もあるので、近くに利用できる施設がないか探してみましょう。

地域によっては支援センターから育児のサポーターを派遣してもらえることも。どういった方法がベストなのか、パパママでしっかり相談しておきたいですね。

一人で抱え込まないで!まわりに助けを求めよう

育児ノイローゼは、原因がはっきりしているので対処しやすい症状であるとも考えられます。

普段から家族で協力できる雰囲気を作って、ママ一人が育児のストレスを抱え込まないようにしたいですね。

ママの状態がどうしても辛いときは、カウンセリングを受けることも考えてみましょう。どうすれば今の状態が楽になるのか、自分の心に聞いてみて、少しずつ実現していけるといいですね。

相談できる人が近くにいない場合は、厚生労働省の心の健康相談統一ダイヤルなども活用してみましょう。家族ももちろん大切ですが、誰よりも大切なあなた自身を大切に、大事にしてくださいね。

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