自然派ママは怖い?!本当の自然派育児とは

最近ネットや本でよく見る、自然派育児。

オーガニックや、布おむつ、手作りなど、子供の体に良いことを積極的に取り入れているママのイメージですよね。

対して「自然派ママ」と検索すると、あまりよい評判はありません。

そもそも自然派育児とは、どのような育児法なのでしょうか。

今回は「自然派育児」と「自然派ママ」の違いと、「自然派のママ」との付き合い方までをまとめてみました。

自然派育児ってなに?

そもそも自然派育児とは、どのような育児なのでしょうか?

セレブや芸能人がテレビや雑誌で、オーガニック食を取り入れていると見かけることがありますよね。

それとは何が違うんでしょうか?ここでは自然派育児について、まとめてみました。

 無添加・オーガニックなど「食」のこだわり

自然派育児しているママは、「食」にこだわりがあるママが多いようです。

自然派育児を意識していなくても離乳食をはじめる頃になると、気になり始めるママも多いですよね。

特に赤ちゃん用の離乳食やおやつは、「無添加」を強調されている商品が多いです。

そのため自然と添加物は体に悪いんだな、という認識は持つと思います。

ですが自然派育児しているママは無添加だけではなく、無農薬の野菜、薬剤に頼らない平飼いたまご、抗生物質不使用のお肉など、素材にこだわっているママが多いようです。

また放射能の影響を考え産地などを気にしたり、国産にこだわったりなどがあります。

子供のおやつは素材を与える

おやつにもこだわりがあるようです。

スーパーなどで売っている市販のお菓子は、できるだけ与えないという方針です。

それは「添加物」や、「素材がどのようなものを使われているかわからない」という理由が大きいでしょう。

そのため素材そのものを、与える傾向があるようです。ふかしたおいも、ドライフルーツ、昆布など。

また市販品でも添加物の入っていないお菓子があるようですが、一般のスーパーにあるお菓子よりは2~3倍の価格でした。

経済的に余裕がないと、自然派ママはできないですね。

薬や病院を積極的に利用しない

自然派育児と聞いて「食」の次にあげられるのが、薬や病院を積極的には利用しないということ。

自然派を推奨している医師も、多くはないですがいます。

自然派育児では「お手当」といって、自然の力を利用して症状を改善するという方法をとります。熱にはキャベツ、風邪にはこんにゃくなどが有名ですね。

多くの人が利用しているのが「西洋医学」で、投薬や手術などの方法で、体の悪い部分に直接アプローチして治療していく方法をとっています。

これに対して自然派育児の人は「東洋医学」の考えを取り入れています。

体の不調を「食」や「生活習慣」を通して、内側から根本的に治すという治療法をしている人が多いようです。

そのため予防接種を積極的には利用しないというママもいます。

なるべく母乳

自然派育児のママは、母乳派の人が多いようです。

自然派じゃなくても母乳で育てたい!というママは、多いのではないでしょうか。

ですが自然派育児のママはそれだけではなく、どのような食事にしたら母乳が出やすくなるのか、ママがどのような食を取り入れたら母乳が美味しくなるのか、までを考えています。

結果、母乳が出ないというママが少なく、完全母乳で育てているという自然派ママが多いようです。

布オムツ

自然派ママは、布オムツを使っている人が多いようです。

それは「経皮毒」が気になるからという理由。経皮毒とは日常使われる製品を通じて、皮膚から有害性のある化学物質が吸収されることを言います。

オムツにも化学物質が多く使われており、赤ちゃんに害があるのではないか?という考えからのようです。

最近は海外製の化学物質が使われていないオムツもありますが高額なことから、セレブの間では人気のようです。

日本のメーカーからも、オーガニックのオムツが発売されるようになってきました。

自然派ママが迷惑と感じたこと

ここまで見ると、子供のためにたくさん勉強して、実践して、お金もかけている、そんなママがどうして悪く言われるんだろうと思いますよね。

というのも「自然派育児」と「自然派ママ」は少し意味が違うようです。

自然派育児をしていて他人に押し付けたり、不快な気持ちにさせるママのことを「自然派ママ」と呼ぶ傾向があります。

ここでは「自然派ママ」が迷惑と感じたことをまとめました。

自然食を強要してくる

自然派ママの特徴として一番多くあげられたのが、周りにも自然食を強要してくるということでした。

お友達数人で集まると、ランチやおやつの時間を楽しみにしている子供も多いですよね。そこで、

出したポテトチップスに激怒された

パンを食べようとしたら、うちの子に見せないでと言われた

白砂糖が入っているものを食べさせるなんてありえない!と言われた

手作りおやつしか食べさせないのを、周りにも強要する

などなど、困ったエピソードがあるようです。

またやんわり「うちの子の方針に合わせてくださいね」というアピールをしてくるのが困るという意見も。

また自然派食品の通販を一緒に取らないかと勧誘してきたり、セミナーに誘われた、などもありました。

こだわるのは勝手ですが、強要は良くないですね。

予防接種は「悪」だと思っている

自然派育児では、予防接種を積極的には摂取しないという方針の人が多いようです。

そのため

病気をうつされたら困る

予防接種を受ける人に対して色々言ってくる

予防接種は体に良くないと説得される

などの意見がありました。

予防接種は任意接種のため、するかしないかは親の同意の元に行われます。

というのもワクチンの副反応については医師は一切の責任を取ってくれないからです。

そのため自然派でなくても子供の体質によっては、予防接種はしないという選択をする人もいます。

摂取しない理由は様々。接種する人もしない人も、どちらも意見を押し付けるのは良くないですね。

化学成分の入った洗浄剤を使わない

自然派ママは「匂い」が気になるという意見もありました。

シャンプーやボディーソープなどの化学成分が入った洗浄剤を使わないため、体臭が気になるという意見です。

あとは洗濯洗剤や柔軟剤を使わないので、衣服からの匂いが気になるという意見もありました。

強い香水や柔軟剤の香りも迷惑ですが、ちゃんと汚れが落ちていなくて匂うのも迷惑ですよね。

自然派ママに限らず、人に不快を与えるほどの匂いを発するのは良くないですね。

自然派ママは本当に悪い人?

ここまでは自然派ママのネガティブな意見が多かったですが、自然派ママは本当に悪い人なんでしょうか。

ここでは自然派ママとはどのような人が多いのか、本当に悪い人なのかをまとめました。

どうして自然派になったのか

自然派ママの中には、独身時代は普通の食生活だったという人も多いようです。

それではそうして自然派になったのでしょうか。

それは自信の長年の体調不良や、子供のアレルギーがきっかけになって勉強をした、という人が多いようでした。

また親が自然派だったから、自分も自然派の考えになったという人も。

最近だと元AKB48の篠田麻里子さんが、「玄米婚」をされたのも記憶に新しいですよね。

布オムツや玄米で育ったという経験が、旦那様と共にあるようです。

こういったように自然派になった経緯は様々でした。

本当に子供のことを考えている

自然派ママに対して「自然派育児は虐待だ」という意見もあります。

それでは自然派ママは、子供のことを本当に考えていない人たちなのでしょうか。

自然派育児に興味を持ったきっかけを聞くと、子供のアレルギーがきっかけという人がとても多く感じました。

また自信の体調不良などの辛い経験から、子供に同じ思いをさせたくないというママも。

そのことから子供を本当に大事に思っているママが多くその結果行き過ぎた行動になってしまったというママが多いようです。

有名人でも自然派に近い人はいる

有名人でも自然派育児に近い方針のママがたくさんいます。

吉川ひなのさん、長谷川潤さん、蛯原友里さん、市井紗耶香さん、サッカー選手の長友佑都さんなど。

モデルさんやスポーツ選手は体が第一のため、もともと食にこだわりがあったのでしょうね。

コラムやインタビューを読むと子供の肌荒れや、食物アレルギーがきっかけでオーガニックに目覚めたという話が多く、一般の自然派ママと変わらないのでは?と感じました。

またハワイなど、海外で子育てしていて目覚めたというママも。

海外は日本よりもオーガニック思考の人が多く、オーガニックにこだわった食材を売るスーパーが多いそうです。

うちはうち、よそはよそ

いかがでしたか?

「自然派ママ」とネットで検索するとネガティブな書き込みや記事が多く、偏見を持ってしまいがちです。

また自然派ママと呼ばれてしまう人も、自分の子供を思うがあまり、他人に意見を押し付けてしまいがちということがわかりました。

ですが、あくまで教育方針のひとつにしか過ぎません。

中学受験をさせる親に対して教育虐待という人もいますし、子供の自立心を育ませたいと思っている親に対してネグレクトという人もいます。

アメリカでは、「学校に歩いて行かせる日本人の親は全員ネグレクト」という人もいるようです。

もう、言い出したらキリがありませんよね。

意見が合わないと感じたママとは、「うちはうち、よそはよそ」と割り切って付き合いましょう。

また一緒にいて辛いなと感じるときは、少しずつ距離を取り、ストレスを貯めないようにできるといいですね。

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