子育てのストレス、特に1人目の子供を育てるママのストレスは想像を絶します。
- 最近奥さんがイライラしていることが多くなった
- 子供が出来る前と後では夫婦の会話が減った気がする
もしあなたの奥さんにそんな様子が見られるとしたら、奥さんの子育てストレスは限界を迎えつつあるのかもしれません。
本記事では子育てストレスが限界のママに、旦那さんがしてあげられることについてご紹介していきます。
子育てストレス限界のママに旦那ができる2つのこと
子育てのストレスが限界を迎えようとしているママに必要なことは大きく分けて2つあります。
ひとつめは時間。そしてふたつめは心の余裕です。
では実際の体験談を交えながら詳しく見ていきましょう。
ママに自由な時間を確保してあげよう
子育て中のママは専業主婦・兼業主婦に関わらず1日を通してほとんど体を休める時間はありません。
まずは旦那さんが率先してママの自由な時間を確保するためのサポートが必要です。
「専業主婦であればある程度は自由な時間ができるんじゃ、、、?」
と思われがちですが、まる1日赤ちゃんと過ごすというのはトイレに行く時間さえもない程の過酷な1日となります。
実際に私も息子と3日程2人で過ごした経験がありますが、たったの3日でさえ、声をあげたくなる程の過酷な日々でした(当時の息子はちょうど一歳になる頃)。
特に辛かった点は常に赤ちゃんの行動を監視し続けなければならないこと、これに尽きます。
一歳頃の赤ちゃんは個人差はありますが、ヨチヨチ歩きが始まる頃です。
歩く事が楽しい様子で危険を顧みずあっちに行ったりこっちに行ったり、、、とにかく一秒たりとも目を離す隙はありません。
専業主婦の方はそんな毎日を365日繰り返しているのです。そのストレスは実際に経験した人にしか理解し得ないものです。
だからこそ旦那さんは1日のうちにほんの少しの時間でもいいので、ママに自由な時間を与えてあげましょう。
具体的には以下のようなサポートをおすすめします。
- お風呂に入れてあげる
- ご飯を食べさせてあげる
- 寝かしつけを週に何回か代わってあげる
- 休みの日は赤ちゃんと2人で外出する
などなど。
どれもほんの少しの時間ではありますが、ママのストレスは激減することは間違いありません。
つい張り切って普段あまりやっていない家事などを手伝おうとしてしまいがちですが、家事のやり方にはママのこだわりがある場合が多いのであまりおすすめしません。
もっと簡単なことでいいんです。
ほんの少しでも赤ちゃんから目を離し、自由になれる時間を確保してあげる事を意識したサポートを行っていきましょう。
日々子育てを頑張るママの行動に気付いて共感してあげよう
ストレスMAXのママに旦那さんができることの2つめ。
それはママの心のケアです。
具体的にはママの日々の行動に気付き、共感してあげることがとても重要です。子育て中のママは毎日がタスクだらけです。
- オムツやお尻ふきが切れてないか常にチェックしておく
- 明日の離乳食のメニューを考える
- 保育園に持っていく荷物に不足がないか確認する
- 赤ちゃんが遊ぶ部屋にゴミや埃、誤飲するものが無いかチェックする
- 赤ちゃんの様子を見て体調に異変がないか常にチェックする
これらは1日の子育てタスクのほんの一部ですが、果たして旦那さんが上記のことに常にアンテナを張った行動ができているでしょうか?
ちなみに私は全く気づけていませんでした。気づかないどころか、ある休みの日に「最近掃除機かけられてないと思うからかけとくわ〜」
なんていう地雷を投下してしまい「毎日かけてるんだけど、、、」と妻を不機嫌にしてしまったこともありました。
- いつもオムツのストックが用意されている
- 赤ちゃんの遊び部屋が常に綺麗になっている
それは当たり前のことではなく、ママがいつも目を光らせて行動している結果なのです。
だからこそ、旦那さんはママが行っている何気ない毎日の子育てに対して
「いつも部屋キレイにしてくれてるね、ありがとう!」「オムツ買っといてくれたんだ!一人で大変だったね。」
と、ママの行動に気付き、お礼や共感の言葉を伝えてあげることがとても重要です。
言葉を発することができない赤ちゃんは、ママに対して「共感やお礼」の言葉を伝えることはできません。
「今日も大変だったね。いつもありがとう」と声をかけることができるのは旦那さんだけなのです。
子育てストレス限界のママに旦那がやってはいけないこと
これまではママさんの子育てストレスを解消するための旦那の行動について見てきましたが、逆に絶対にやってはいけない行動についてもご紹介しておきます。
急な予定を入れない
会社帰りに上司に飲みに誘われた、など断れない予定はしょうがないですが、なるべく当日に急な予定を入れるのは避けましょう。
孤軍奮闘中の子育てママは旦那さんという援軍の帰宅を「まだかまだか」と待ち受けています。
そんな中での「ちょっと友達に誘われたんで飲みに行ってくるわ!」の一言はママの心をポッキリ折るには十分過ぎる衝撃です。
もちろんすべての誘いを断っては旦那さんのストレスも溜まってしまうので、予定はなるべく事前に入れることを心掛けましょう。
具体的な解決策を提案しない
ママが子育ての悩みを旦那さんに相談してきた時、男性はすぐに解決策を提示してしまいがちです。
私自身の体験談を一つご紹介しますね。
ある時妻から「息子がなかなか歩かない」という悩みを相談されました。
その時に私が妻にかけた言葉は以下の通り。「一回病院で診てもらった方がいいよ。」
一見全く問題のない答えのように見えるかもしれません。ですが、妻の返答はこうでした。
「そんなこと言って欲しかったんじゃない。」その時私はハッとしました。
妻は「病院に行く」というようなド正論を聞きたかったわけじゃなく、ただ自分の悩みを私と共有したかっただけだったんだと。
つまり、あの時私が言うべきだったのは「んーーそうだね、、なかなか歩かないね。ちょっと俺も心配だわ。」
きっとこれだけでよかったんだと思います。
子育て中のママは四六時中子供のことを考え、心配しています。そのストレスは想像を絶します。
安易な「解決策」などではなく、ママの悩みにしっかりと共感して寄り添ってあげることが大切なのです。
子育てストレス限界のママを救えるのは旦那さんのちょっとした気配りです
これまで見てきたように、子育て中のママは常に大きなストレスを抱えています。
そしてママが限界を迎えそうな時、そばで支えてあげられるのは夫であるあなたしかいません。
「支える」と聞くと…「何か難しいことをやらなければいけないのでは?」
と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
- ほんの少しだけママが自由になれる時間を作ってあげる
- ママの日々の悩みや努力に対してしっかりと理解を示してあげる
たったこれだけのことでもママのストレスを大幅に減らすことができます。今日からでもできる方法なので是非実践していきましょう。