毎日の子育て。楽しいけれど大変、大変だけれど楽しいの繰り返しではないでしょうか。
ただ、子育てできる時間は限られています。1分1秒も無駄にはできない子どもの成長を見守るため、できれば笑顔で子育てをしていきたいですよね。
そこでこの記事では、
子育てを大変だと感じてしまう理由
大変な子育てを笑顔で過ごす方法
この2点についてご説明していきたいと思います。それぞれ順番に見ていきましょう。
子育てを大変だと感じてしまう理由
子育ては、子どもがある程度大きくなるまで、何十年も続きます。その何十年の中で幾度となく、「子育ては大変だ」という感情が芽生えることと思います。
数年前、数十年前には、私たちは「子どもが欲しい」と願っていました。そして、念願叶って子どもが誕生したわけですが、いざ子どもが誕生してみると、「子育ては大変」と頭を悩ませているのです。
夢見ていた子育てが大変だと感じてしまう理由には、どのようなものがあるのでしょうか。主な具体例をいくつか見ていきましょう。
自分の思い通りに事が進まないから
子育てをしていると、大人の思い通りにスムーズに事が進むことは稀でしょう。
朝起きて、保育園や幼稚園などに登園する小一時間の間でも、もしかしたらひと悶着あるかもしれません。買い物ひとつにしても、大人がひとりで行けば正味10分程度で終えられるものも、子どもがいたら倍以上の時間がかかります。
もちろん、子どもの歩行スピードが遅いという理由もありますが、子どもは色々なものに意識が散漫しがちです。親目線では、目の前のコンビニに買い物に行くだけなのに、子ども目線で見るとそれは一種の冒険なのです。
意識が散漫しているので、あっちに行きたい!こっちに行きたい!と好奇心が旺盛なのです。ただ、それが毎日だと疲れてしまいますよね。これが、子育てが大変だと感じてしまうひとつの理由です。
子ども主体で動かなくてはならないから
特に、未就園児の子どもがいる場合、日中は何かしらの遊びをしなくてはなりません。子どもは、季節問わず外で元気に遊べるので、暑い日にも寒い日にも公園に付き合う必要も出てくるでしょう。
また、家族で外食をしたいなと思っても、子どもの食べられるものがない飲食店は選択肢から除外されます。お出かけの場所も同じです。必然的に、公園や水族館、動物園などに行くことになるでしょう。
もちろん、これらは義務ではないので、大人の行きたいところに行くという家庭もあるかもしれません。ただ、大半のご家庭では、子どもが思い切り遊べたり食べれたりする場所に連れて行ってあげていますよね。
家族全員が笑顔になれる場所に行くのは、幸せなことですが、それが子どもの幼い間中続くとなると、気分が滅入ってしまうと思います。これが、子育てが大変だと感じてしまう理由です。
生活に必要なお手伝いをしてあげなくてはならないから
特に子どもが小さいうちは、日々の生活に必要なさまざまなことに手助けしてあげる必要があります。
たとえばお着換え、おむつ替え、食事の支度、入浴の介助、睡眠のサポートなど、やることはいくつもあり大変です。しかも、これらは子どもがある程度大きくなるまで毎日続きます。
自分の気持ちに余裕のない日は、「なんでこんな簡単なこともできないの!」と思ってしまうかもしれません。これもまた、子育ては大変だなと感じてしまう理由です。
子育ては大変!それを楽しいに変える方法
人を育てていく子育ては、決して生半可なものではありません。多くの子育て経験者が、子育ては大変だった!と語っているように、やはり大変なものなのです。
しかし、それを楽しい!という感情に変える方法も、もちろん存在します。子どもが大きくなるまで続く子育て。できれば楽しくこなしていきたいですよね。
ここからは、大変な子育てをいかに楽しくできるか、その方法についてご説明します。
子どもたちと全力で遊んでみる
子どもたちと普段遊ぶとき、どのように遊んでいますか?監視員のように、子どもが遊んでいる姿をただ見ている親御さんが多いと思います。もちろん、それでも良いのですが、たまには保育園や幼稚園の先生になったつもりで、子どもたちと体を使って全力で遊んでみてはいかがでしょうか。
思い切り走って、思い切り汗をかいて、思い切り笑い合って…。とても楽しい時間になることでしょう。危険のない範囲内で、鬼ごっこやかくれんぼを楽しめば、子どもとの時間が有意義なものなのだなと改めて感じることができますよ。
常に笑顔でいる
子どもと接するときだけでも良いので、笑顔を心掛けていきましょう。子どもは、常に親の顔色をうかがっています。いつもピリピリしている親よりも、いつもニコニコ笑顔の親のほうが絶対に良いですよね。
もちろん、笑顔になれない心境の日もあるでしょう。とはいえ、せめて子どもの前だけでも笑顔を心掛けて頂きたいです。そうすることで、子どもも必然的に笑顔になり、みんなが明るくハッピーな気分になれますよ。
予定を詰め込みすぎないようにする
たとえば、休日のお出かけの日。1日のスケジュールをある程度決めてから、行動を開始する人が多いのではないでしょうか。しかし、子連れだと、スケジュールは簡単に乱れます。
乗ろうとしていた電車やバスを決めていたのに、子どもがモタモタしていたから、予定の電車やバスに乗れなかった。大人の足で歩けば間に合うはずなのに、子どもが自分の足で歩きたいと抱っこを拒否したので間に合わなかった。このような、「子どもがもっと早く行動してくれていれば」という感情を抱いた経験は、誰もが持ち合わせているのではないでしょうか。
ただ、これはあくまでも大人の都合です。子どもにグチグチ小言を言っても仕方ありません。このような「あるある」でイライラしないためにも、予定を詰め込みすぎないことが大事です。時間に余裕を持った行動を心掛けましょう。
子育てが大変なのは当たり前!それを楽しいに変えられるかはあなたの意識次第!
子育てはたしかに大変です。特に、複数人の子どもがいるご家庭の場合は、大変と感じる割合が増えてしまうでしょう。しかし、子育ては大変だと悲観的に思ってばかりではつまらない毎日を過ごすことになってしまいます。
子どもに毎日笑顔で過ごしてもらうためにも、まずは親が子育ては楽しい!と笑顔で言い切れるような環境を作ることが大事です。たまには羽目を外して、子どもと同じ立場になって思いっきり遊んでみると、もっと楽しい気持ちで子育てができますよ。