産後、2人目以降も考えている方の中には「いつ妊活を始めればいいんだろう?」「産後すぐだけど妊娠するのかな?」などと疑問に思うことがある方も多いでしょう。
出産すると身体にも心にも様々な変化が現れるため、不安にもなりますよね。そこで、本記事では産後の妊活を始めるタイミングや注意点などについてご紹介していきます。
産後すぐに妊活を始める際のタイミングは?
妊娠中は生理が止まり、再び排卵・生理が再開するのは個人差があります。
そこで、まずは産後の妊活を始めるタイミングや生理が再開してなかったり、授乳中は妊娠しないのか?について詳しくご解説して行きます。
産後の妊活はいつから?
前述したように、排卵・生理が再開するのには個人差がありますが、再開したからといってすぐに妊活を始めるのはおすすめ出来ません。
何故かと言うと、産後の母体は心身ともに様々な変化が起こるからです。特に産後2週間目は「産後鬱」や「育児ノイローゼ」など様々なトラブルになりやすい時期だと言われています。
そのため、「産後の妊活は〇〇から!」といった明確な指標はありません。なので、妊活を始める際は必ず自分の体調や心境と相談してからにしましょう。
生理がまだ再開してなくても妊娠するの?
産後初めての生理が来るまでは70%以上が無排卵であるため、妊娠する確率は低いです。しかし、多少ですが30%は排卵があるので性行為のタイミングが丁度重なってしまえば、妊娠する可能性は十分にあります。
また、一般的に悪露は産後6週間でほとんど無くなってきます。その間は「大丈夫!」と思っている方もいるかもしれませんが、悪露が出ているからといって妊娠しないとは限りません。
そのため、まだ妊娠を望んでいない場合は生理が再開していなくともしっかりと避妊をするようにしましょう。
授乳中でも妊娠する?
育児中は精神的にも肉体的にも疲労が強く、ホルモンの影響もあって女性の性欲は低下しがちなため、セックスレスになっている夫婦は多いと言われています。
それに加え、産後しばらくは女性ホルモンの分泌が減るのと同時に、授乳中は「プロラクチン」が分泌されることによって、卵巣機能が抑えられている状態なので、出産したすぐは妊娠しづらいでしょう。
また、完母の方は生理が再開するのが1年後だったり、早い人では2ヶ月後だったりとバラバラですが、授乳している期間中でも排卵は始まります。
産後の妊活を始める際の注意点
ここまでは、産後の妊活を始めるタイミングや生理が再開していなかったり、授乳中でも妊娠するのか?について詳しくご解説して来ました。
次は、産後の妊活を始める際の注意点についてご紹介していきます。
絶対に無理をしない
気分が乗らない時や性行為をしている最中に痛みを感じた場合は、無理せずに中断しましょう。
基本的に産後1ヶ月を目安に性行為を再開しても良いと言われていますが、ママさんの身体は自分が想像しているよりも傷ついているのです。
そして、中には悪露や子宮復古に異常がある場合・会陰の傷の治りが悪い場合の性行為は医師からの許可が出るまで避けましょう。
また、赤ちゃんのお世話や夜泣きで十分な睡眠も取れておらず、寝不足が続くことによって精神的にも余裕がない方は多いはずです。
お互いに妊娠を望んでいたとしても「必ず妊娠する」という保証もないので、絶対に無理をしてはいけません。
帝王切開の場合は1年程期間を開ける
明確な証拠はありませんが、一般的に帝王切開の場合は子宮が修復するまでに1年程かかると言われており、その間は妊娠も控えた方が良いでしょう。
もし、1年経たずに妊娠してしまうと子宮の縫い目が避けてしまい、母子ともに命が危なくなってしまうこともあります。
更に、子宮の状態によっては1年以上空けた方が良い場合もありため、医師と相談しながら性行為や妊娠のことを考えていくことをオススメします。
パパさんの理解も必要不可欠
実際のどころ、赤ちゃんが生活の中心となって夜も赤ちゃんにかかりっきりで十分な睡眠が取れていないママさんは多いでしょう。
更に、ホルモンバランスの変化によって性欲が低下していたり、「傷口が開いてしまったらどうしよう?」「痛くないかな…」といった不安などで以前のように性行為に積極的になれないママさんも多いです。
そんな時にパパさんの方から積極的に来られてもママさんは戸惑ってしまいます。最悪の場合ママさんに「もう性行為したくない」と思わせてしまう可能性もあります。
そうならないためにも、パパさんは産後のママさんの状態をしっかりと理解して、ママの回復具合を配慮しながらも、徐々に再開できるようにサポートして行きましょう!
予期せぬ妊娠は避けよう!
いかがでしたか?今回は『産後の妊活を始めるタイミング』と『妊活を始める際の注意点』について詳しく解説してきました。
「産後すぐに第二子を授かりたい」や「次の子は時間をおいてから考えたい」「子供は一人で十分」など、いろいろな考えがあることでしょう。
必ず希望通りにいくとは限りませんが、産後の体の状態を自分自身もしっかり理解し、母体のことを第一に考えてご夫婦で協力し合いながら家族計画を進めていってくださいね!