妊娠初期にはつわりをはじめとする体調不良なども現れてきます。
また、安定期に入るまで気を付ける事、安定期に入ったらしてもいい事など妊娠中も注意すべきことがたくさんあります。
しかし妊娠中もしっかり楽しめることもあります♪
今回は安定期とはいつ頃からなのか、妊娠初期に気を付ける事と楽しめる事を紹介します。
5ヶ月頃まで!妊娠初期に気を付けるべきこと
妊娠初期とは具体的にいつ頃からいつ頃を指すのでしょうか?安定期とは何か月ごろからでしょうか?
芸能人などの妊娠報告を見ても安定期に入った後に公表しているのをよく目にします。
というのも妊娠初期は母子ともに大変にデリケートで不安定な時期でもあるのです。
そんな妊娠初期に気を付けるべきことを紹介します。
安定期はいつから?
妊娠期間10ヶ月を初期・中期・後期の3つに分類することができます。
一般的に初期は~15週(~4ヶ月)、中期は16~27週(5~7ヶ月)、後期は28週以降と分類できます。
安定期と呼ばれるのは妊娠5ヶ月(16週)~あたりからとなります。
※妊娠中期と安定期は混同しやすいですが、若干違うので覚えておきましょう。
なぜ5ヶ月ごろからを安定期というのかというと、そのころまでには胎盤がしっかり出来上がってきて、流産のリスクもぐっと低くなると言われているからです。
安定期に入ったからと言ってなんでもしていいというわけではありませんがその名の通り「安定」の期間に入れるのです。
また、胎盤ができてくるこのタイミングではお腹は私たち大人の頭の大きさくらいの大きさです。
安定期に入るとつわりがおさまったという声が多いようなのでそれまでの期間よりも比較的行動しやすくなるでしょう。
かがんだり重い物を持つのは厳禁!
一般的に妊娠中は重いものを持つのは厳禁ですが、かがんで重いものを持つのは絶対やめてください。
お腹や腰に負担をかけてしまい、張ったり、最悪の場合出血してしまうこともあります。
この時期は子宮にやっと赤ちゃんが来てくれた段階で、基盤となる胎盤はまだまだ完成していません。
安静はもちろんですが重いものやかがみ姿勢はしないようにしましょう!
※荷物だけでなく上の子の抱っこなども注意が必要です。
こんな食べ物は控えましょう!
妊娠中の食生活はとても大切です。
赤ちゃんにも栄養をしっかり与えるため、バランスの良い食事を心がけましょう。
また、妊娠中は嗜好が変わりやすいのは有名な話ですよね。
よく耳にするのは「酸っぱいものが食べたくなる」などですが実はこれも人によってさまざまで、「炭酸飲料が無性に飲みたくなった」「白米が食べられなくなった」などあるようです。
そんな中食べるのを控えたほうがいい食べ物もあります。
たくさんありますが今回は一例を紹介します。
・お酒
アルコール飲料の缶などにも明記してありますが初期だけでなく妊娠中のアルコール摂取は控えましょう。
初期段階は特に赤ちゃんにとって大変重要な胎盤を作るのに悪影響を及ぼしてしまいます。
また、赤ちゃんの成長にもよくありません。
・生卵 / 生魚 / 生肉
万一食中毒を起こしたり下痢や嘔吐をしてしまうと不安定な母子ともに大きな影響が出ます。
また、魚に関しては種類によってメチル水銀を多く含んでいる魚を食べてしまうと胎児の神経に影響を及ぼすとも言われているため注意が必要です。
肉に関しても、レアな焼き加減で食べてしまったり新鮮でないものを食べたり、どこで食べてしまうか分からないため慎重な注意と確認が必要です。
一見生肉でないと思われがちな生ハムなどからもリステリア菌というものが検出されることがあります。
健康な大人が食べても身体に影響がないこともあり気付かれにくいですが胎盤を通して胎児に伝わってしまった場合悪影響が出てしまう可能性があります。
自己判断での薬の服用
妊娠初期には体調不良の症状もたくさん出てくるかと思います。
しかし、頭が痛い、吐き気がする、といって勝手な自己判断で頭痛薬や吐き気止めなどを飲むのは絶対やめましょう。
薬は母体に吸収されるだけでなく胎盤を通して胎児にまで届いてしまう恐れがあります。
必ず主治医・かかりつけの産婦人科に相談するようにしましょう。
一見関係なさそうな便秘薬などでも子宮の収縮などに作用してしまうと安定していない胎盤に重大な影響を及ぼしてしまいます。
せっかく来てくれた赤ちゃんに会えないなんてことにならないように必ず守りましょう。
激しい運動
妊娠初期に激しい運動は厳禁です。特に心拍数を上げてしまうようなものは避けましょう。
基本的に絶対安静ですが主治医の許可の元、ストレッチやマタニティヨガなどの軽い運動ができる場合はあります。
軽い運動は気分転換にもよく自律神経を整えたり、つわりなどの改善にも良いとされていますので主治医と体調と要相談です。正し上で述べたように激しい運動は厳禁です。
妊娠初期だからこそ楽しめること
妊娠初期にはつわりや腰痛などたくさんの体調変化もあります。
母子ともにデリケートで不安定な時期なので気を付けなければならない物事も多いですし、無理は禁物です。
飲食物や運動、生活が制限されるのも大変なことの1つでしょう。
とはいえ、実はお腹が大きくなる前の妊娠初期だからこそ楽しめることもたくさんあるんです。
体調やメンタルのバランスを保つためいろいろなことにチャレンジしてみましょう。
旦那さんとのんびりデート
赤ちゃんが生まれてしまうと嬉しいことですが「赤ちゃん1番」の生活になってしまいます。
妊娠初期はつわりなどの症状がひどい方も多くいますが、お腹もでていないので比較的身動きは取りやすいです。
また、激しい運動などができない妊娠初期だからこそ、のんびり歩いてデートで気分転換しましょう。
妊娠初期は嗅覚が敏感で体調が悪くなったりすることも考えられますので公園や家の周りをのんびり歩くのがおすすめです。
赤ちゃん用品やドラマを見て楽しいことを考える
妊娠初期はつわりなどに加え、多くの人が眠気を強く感じるでしょう。
また、体調の悪さから気分が暗くなってしまうという声もしばしば見受けられます。
そんな時はぜひお腹の中の赤ちゃんとの将来を想像してみましょう♪
かわいい赤ちゃん服やおもちゃなどたくさんネットで見ることができます。
また、ドラマなどをみて寝落ちすることもおすすめです。
妊娠初期のつらい症状は薬などで抑えることができないため、何よりこのような気分転換や気そらしが重要になってきます。
そして産後は時間に余裕のある妊婦期間を懐かしく恋しく思う方が多いのです。
この時期だからこそ楽しめることをしましょう♪
マタニティヨガやストレッチ
主治医の許可の元軽いマタニティヨガやストレッチができることがあります。
運動してもいいの?と思われがちですが軽く身体を動かす運動はむしろ行ったほうが良いとされています。
自律神経を整えたり、気分転換にもなります。また、つわりや頭痛・腰痛の改善にも良いでしょう。
妊娠初期は気を付けながら楽しむ♪
妊娠初期は赤ちゃんとお母さんをつなぐ「胎盤」が完成していない為まだまだ不安定な期間で、安静にしなければなりません。
運動・生活・食事の中でも気を付けることが多々あります。
一方でまだお腹もあまり大きくなく、時間のあるこの時期だからこそ楽しめることもあります。
旦那さんとのんびりデート
赤ちゃん用品やドラマを見て楽しいことを考える
マタニティヨガやストレッチ
これらはつらい妊娠初期症状を乗り越え、気分転換してこの時期を楽しむことができるおすすめのものです。
上手に取り入れて「ダメ」ばかりの生活ではなく楽しみましょう。