子育てをしていると言葉に関して「うちの子は言葉が出てくるのが遅いけど大丈夫なのかな?」「他の子はどのくらい話せるようになってきてるんだろう」と疑問に思うことがありますよね。
個人差があるのはわかっていることですが、何かと心配してしまうのがママやパパです。
今回は子どもの言葉の発達について詳しく紹介していきます。
どうすれば言葉の発達を促すことができるのか、遅れが気になるときの対処法も解説するのでよかったら参考にしてみてくださいね。
言葉の発達の目安
言葉の発達に個人差はあるものの一般的に年齢でどの程度話せるようになるかは知っておきたいですよね。
比較してしまいがちですが、早いから良い遅いから悪いというわけではありません。
個々の成長スピードに合わせて子どもとのコミュニケーションを楽しみましょう。
1歳半、2歳、3歳の言葉の発達について紹介していきます。
【1歳半】言葉の発達の目安
1歳半ごろになるとワンワン・ブーブー・ママ・パパなどの単語を話せるようになります。
1歳半の時期は個人差が大きいため、数語しか話さない子どもから何十語も話す子もいます。
犬を見てもワンワン、猫を見てもワンワン、キリンを見てもワンワンと何を見てもワンワンです。
この時期は話せる言葉も少なくその中で自分なりに言葉を当てはめていきます。
パパやママは「これはワンワンじゃないよ」と思ってしまいますが1ジャンル1語が普通なのです。
パパやママが話した言葉をおうむ返しする子どもや意味不明な宇宙語を話し続ける子もいます。
言われたことを少しずつ理解できるようになってきて「おもちゃとって」「ゴミ箱捨ててきて」など言われたことができるようになります。
パパやママも子どもの成長を一段と感じることができるのではないでしょうか。
【2歳】言葉の発達の目安
2歳児は「言葉の爆発期」と言われるほど成長が著しい時期です。
2歳になるとこれちょうだい・ワンワンかわいい・ママバイバイなどと2語文を話せるようになります。
単語しか話せない子から3語以上の文を話せるようになる子どもまで個人差が大きいのであまり話せなくても心配いりません。
徐々に顎の筋肉がついてくるのではっきりと発音で話せるように。
パパやママも子どもの言葉を聞き取りやすくなります。
あいさつもできるようになってくるのでパパやママもしっかりしてあげてくださいね。
また質問が増えてきて、簡単な質問にも答えられるようになります。
名前に興味を持つ時期なので、おばあちゃん、おじいちゃん、友達などの区別がつくようになり名前もわかるようになります。
【3歳】言葉の発達の目安
3歳になると500〜1000語くらいの言葉が話せるようになり、「くるまのえほんよんで」「パパしごといくの?」など3語文が話せるようになります。
大人との会話もスムーズにできるようになってきますが、まだ自己中心的で相手に合わせて適切に受け答えするのは難しいのです。
また、自分の名前が言えるようになり、ボク、わたしなど一人称が使えるようになります。
自分の状況を理解して「おなかすいた」「さむい」など伝えられるようになるのもこの時期です。
他の子と比較して上手く話せなくても無理に強制してしまうとストレスに感じてしまいます。
子どもの発達のペースに合わせてたくさんの言葉かけをしてあげましょう。
言葉の発達を促す方法は?遅れが気になるときは?
個人差はあるとわかっていてもたくさん喋れた方が良いと思ってしまいますよね。
あまり言葉が出てこないともしかして発達に問題があるのでは?と思ってしまうこともあるかもしれません。
言葉を促すにはどのような方法があるのか、言葉の発達が気になるときの対処法を紹介します。
言葉の発達を促す方法
なかなか言葉の発達が進まないとどうしたら喋ってくれるんだろうと思ってしまいますし、ある程度順調に進んでいてももっと喋るようにならないかなと思ってしまうのが親心ですよね。
言葉の発達を促す方法にはさまざまな方法があり一見言葉の発達とは関係ないのではと思うこともあります。
しかし体の中で繋がっており発達を間接的に促す効果があるのでぜひ意識してやってみてください。
たくさんの言葉がけをする
ゆっくり短い文で抑揚をつけた話し方にする
身振り手振りを交えて会話する
スマホやテレビを長時間見せない
フラッシュカードを使って遊ぶ
たくさんの絵本を読んであげる
子どもが話す言葉に反応してあげる
口の周りの筋肉を鍛える
手先が上手に使えるようになる遊びをする
さまざまな因子が重なって上手に話せるようになります。
子ども1人1人に個性があるので合う合わないがあるかもしれません。
その子に合ったやり方でパパやママも子どもと一緒に楽しんでコミュニケーションをとってあげましょう。
パパやママが楽しんでいるところを見ると子どももストレスなく言葉の発達を促すことができますよ。
言葉の発達が気になるときの対処法
言葉の発達が遅いとパパやママは不安になってしまいますよね。
1歳半まで意味のある言葉を話さない、2歳までに単語数ごしか話さない、3歳までに2語文を話さないと言ったことがあれば遅れの可能性があります。
原因は耳が聞こえにくかったり発達に障害があったりなどが考えられますが、パパやママが勝手に判断するのは危険です。
心配な場合は定期検診で相談したり小児科など専門的な知識のある方に診てもらったりしましょう。
その子に応じて正確な診断をしてもらい、的確に対応することが大事です。
言葉の成長スピードは個性!楽しくコミュニケーションを取ろう!
言葉の発達はある程度の目安はありますが、個人差がとても大きいのが特徴です。
パパやママは他の子と比べて一喜一憂してしまいがちですが、早いのがいい遅いのが悪いというわけではありません。
子ども自身のペースに合わせて楽しくコミュニケーションをとっていきましょう。
もしもどうしても心配な場合は勝手に判断せず専門家に相談して適切に対応してもらってくださいね。
言葉の発達を促す方法も取り入れながら子どもがお話しするのが楽しいと思える環境づくりが大切にしていきましょう。