生まれてから半年を過ぎた生後6ヶ月目の赤ちゃんは、不安定ながらもママやパパに支えられてお座りが出来るようになったり、早い子では乳歯が生えてきたり、ずりばいが出来るようになったりと、嬉しい成長が沢山見られる時期です。
また、起きている時間も長くなってくるので、一緒に過ごせる時間が増えてきます。そこで、本記事では生後6ヶ月目の赤ちゃんの成長の様子についてご紹介していきます。
生後6ヶ月目の赤ちゃんの成長の様子
この時期は発達がゆるやかになってくる傾向があります。しかし、離乳食も始まっているため、食事や哺乳の面では変化が大きい時期と言えるでしょう。では、早速具体的な成長の目安を見ていきましょう。
生後6ヶ月の赤ちゃんの身長・体重
生後6ヶ月目の赤ちゃんの身長と体重の目安としては、男の子が「身長・63.6～72.1cm、体重・6.44～9.57kg」で、女の子が「身長・61.7～70.4cm、体重・6.06～9.05kg」とされています。
寝返りが出来るようになり運動量が増え、離乳食が始まり食事がいままでと変わることによって、体重はゆるやかになる傾向にあります。
急激に発育する時期は過ぎたため、あまり体重が増えないからと言って心配する必要はありません。元気によく食べ、飲み、寝るようであれば問題ないでしょう。
生後6ヶ月の赤ちゃんの食事・哺乳量と回数
生後6ヶ月目から離乳食を開始する赤ちゃんも少なくないでしょう。赤ちゃんの体調・機嫌がよいときを選んで始め、万が一トラブルがあってもすぐに受診できるように午前中など、できるだけ早い時間にあげるようにしましょう。
また、授乳後だとお腹がいっぱいになり、食べたがらない可能性があるので、なるべく授乳前にあげた方がよいでしょう。
ただ、離乳食初期は食べることに慣れさせるというより、スプーンに慣れさせる時期です。そのため、初めのスプーンやおっぱいとは違う味を嫌がる赤ちゃんも多いでしょう。
そのときは、無理に食べさせずに様子を見て、固すぎないか、味にくせがないかを見直して、調理方法を工夫しながら少しずつ赤ちゃんの口に合わせるように調節していきましょう。
また、生後5ヶ月から離乳食を始めている方は、進みが順調であれば、6ヶ月からはつぶし方を少し粗くして見ましょう。そして、よく食べる子であれば、2回食に進んでも問題ありません。
ちなみに、母乳は嘔吐がなければ飲みたいだけ飲ませてあげてください。ミルクの場合は、離乳食の後のほかに1日3～4回程度が目安となります。
生後6ヶ月の赤ちゃんの睡眠
生後6ヶ月から突然夜泣きが始まる子もいます。原因ははっきりわかっていませんが、「脳の発達や睡眠サイクルが整う過程で起こるものではないか」と考えられています。
また、この時期は乳歯が生え始める子も多いので、歯茎がかゆくて起きることもあるようです。いずれにしても、夜泣きは多くの赤ちゃんに見られるもので、生活リズムが整うとともになくなっていく場合がほとんどですので、あまり不安に思わず、見守ってあげてください。
生後6ヶ月の赤ちゃんが出来るようになること
発育も気になりますが、親としては発達も気になるところですよね。そこで、早速生後6ヶ月目の赤ちゃんがどれ程成長するのか見ていきましょう。
寝返りが出来るようになる
生後6ヶ月になると、多くの赤ちゃんが寝返りできるようになります。既に寝返りができている子はかなり上達し、うつ伏せの状態からあおむけになる「寝返り返り」もできるようになっていきます。
右へ左へ、左から右へと自由にコロコロ転がれるので、動きの幅がぐんと増えます。そして、視野や興味も広がり、赤ちゃんのさらなる発達が促されるでしょう。
しかし、この時期に最も気をつけたいのが家庭内事故です。誤飲や転落しないように、周りに物を置かないようにするなど、十分注意しましょう。
少しだけお座りができるようになる
生後6ヶ月目になると首から腰までがかなりしっかりしてくるので、両手を前について体を支えれば少しだけおすわりできるようになる赤ちゃんもいることでしょう。
しかし、まだ不安定ですぐ倒れてしまうので、テーブルやテレビボードの角が近くにあると転倒してしまったときに危ないので、そのような場所で座っている場合は、安全なところに移動させましょう。
手指の発達が進む
生後6ヶ月目の赤ちゃんは、視力と手の動きが発達するにともない、ふたつを協調させて動かすことができるようになります。そのため、止まっているものだけでなく、動いているものも上手に取れるようになるでしょう。
そして、指先も発達してくるので、布を引っ張ったり、両手で物を持ったり、持ち替えたり、沢山のことができるようになります。
また、いろんな動きができるようになるので、足を持って舐めたり、お腹や洋服をいじったり、と興味を持ったものはすべて触って、口に入れられそうなものは口に入れようとします。いずれなくなる行動なので、暖かく見守りましょう。
生後6ヶ月目の赤ちゃんの特徴を知って、楽しく育児をしよう！
いかがでしたか？本記事では生後6ヶ月目の赤ちゃんの特徴についてご紹介してきました。
生まれてから半年が過ぎたこの時期は、赤ちゃんもだいぶ成長し、ママは少しほっとする頃ではないでしょうか。
最近では、無事に育ったお祝いとして、「ハーフバースデー」をするご家庭も多いようです。赤ちゃんの成長を喜び合い、ささやかなお祝いをするのもアリですね！