中期食、後期食へ食事形態が上がると、ひどくなるのが食べこぼし。手づかみ食べが始まると、食べ終わる頃にはお洋服は食べこぼしまみれ!「どうやったらこんなに汚れるんだ…」と不思議に思うこともありますよね。
そんな食べこぼしを軽減してくれるのが、赤ちゃんの食事用エプロンです。しかし、食事用エプロンは実にさまざまな種類があるんです。
今回は、現役保育士ライターの私、石原みりんが食事用エプロンについて解説いたします。
【素材別】食事用エプロンのメリット・デメリット
【形態別・月齢別】食事用エプロンの選び方
保育園でオススメの食事用エプロン
保育園準備の際にも参考にしてくださいね。少しでもパパ・ママの役に立てると嬉しいです!
【素材・形別】食事用エプロンのメリット・デメリット
まず、パパ・ママが戸惑うのは食事用エプロンの素材の多さではないでしょうか?食事用エプロンと一口にいっても、その素材や形はさまざまです。素材によってメリットやデメリットがあります。
加えて、赤ちゃんやパパ・ママの好みもあるでしょう。赤ちゃんがパパ・ママが準備したエプロンを嫌がったり、実際使ってみると使い勝手が悪いことも…!そんなときは他の素材や形に買い替えてみてくださいね。
布製エプロン| 赤ちゃんに負担が少ない優しいエプロン
メリット
- 軽くて、肌触りが良い
- 赤ちゃんが嫌がりにくい
- 洗濯機で洗える
デメリット
- 大量の食べこぼしは防ぎきれない
- 水分に弱い・洋服まで浸透してしまう
- ソース系のしつこい汚れは落ちにくい
ナイロン・ビニール製エプロン| バランス◎扱いやすさNo,1エプロン
メリット
- 軽い。赤ちゃんが嫌がりにくい。
- 汚れをさっと拭き取ることができる。
- コンパクトにたたむことができる。持ち運びが楽。
- 洗濯機で洗える。すぐに乾く。
デメリット
- 大量の水分は放置すると浸透してしまう。
- 大量の食べこぼしには対応できない
- ポケット部分が開かないこともある。
シリコン製エプロン| とにかく耐水・耐汚れNo,1!オシャレさ◎
メリット
- とにかく水分・汚れに強い。
- 油汚れもさっと拭いたり、水洗いで綺麗になる。
- ポケット部分がしっかり広がる。食べこぼしをキャッチしやすい。
- おしゃれなデザインが多い。
デメリット
- 重さがある。硬いものもある。
- 赤ちゃんが嫌がることがある。
- 持ち歩くにはかさばる。
- 放置するとカビが生えやすい。
長袖のエプロン| 手づかみ食べで大活躍!
メリット
- 手づかみ食べで汚れやすい袖も守る。
- 洗濯機で洗える
デメリット
- 着脱しにくい。保育園には不向き。
- 水分は放置すると浸透してしまうこともある。
紙製・使い捨てエプロン| お出かけに便利!汚れたら捨てられるエプロン!
メリット
- 軽い。持ち運びやすい。
- 撥水加工あり。
- 使用後持ち帰らなくていい。捨てられる。
デメリット
- 繰り返しは使えない。
- コストパフォーマンスは低い。
【月齢・形態別】赤ちゃん食事用エプロンの選び方
食事形態に合わせて、オススメのエプロン素材・形を紹介していきます。あくまでも目安ですので、赤ちゃんの食べ方や、パパ・ママの扱いやすさなどによって変えてOK!赤ちゃんが嫌そうにしていないかもチェックしましょう。また、形態が上がるにつれて、必ずすべてのエプロンを準備しなければならないわけではありませんので安心してくださいね。
【離乳食初期】布製などで赤ちゃんの負担にならないものを。
離乳食初期はほとんど、パパ・ママが食べさせてあげます。比較的食べこぼしや汚れも少ないでしょう。また、食事内容としても油汚れの心配もありませんので、布製のもので大丈夫。嫌がらないのであれば、軽いナイロン製のものでもよいです。
スタイで代用しても構いませんが、今後、食事エプロンを使用していくことを見越して、食事前にはスタイを変える習慣を付けましょう。「今からご飯食べるからエプロンを付けようね」と言って、取り換える習慣をつけることで「これからご飯なんだ」「ご飯の時はエプロンを付けるんだ」ということを赤ちゃんがわかるようになっていきます。
初期の際にエプロンを付けることを学べば、食事形態が上がったときに、エプロンをつけることを嫌がらなくなりますよ。
【離乳食中期】軽さはあるがしっかりガードするナイロン・ビニール製を。
離乳食中期も比較的、パパ・ママが食べさせて食べる時期です。
首の力も強くなってくるため、ナイロン製のポケットがあるものを徐々に付けていきましょう。
もし、手づかみ食べをしようとする子は長袖タイプを併用してもいいですね。
【離乳食後期】手づかみ食べが盛んに!長袖タイプでしっかりガードしよう!
一番、食べこぼしが多いであろうこの時期…。少しでも洗濯ものを減らすためにガード力が大切ですよね。
手づかみ食べをする赤ちゃんには長袖タイプがオススメです。袖にゴムが通っているものを選びましょう。この時期はエプロン嫌がって外そうとすることもありますが、長袖であれば赤ちゃんがエプロンを外してしまうことも防ぐことができますよ。
袖が汚れると赤ちゃん自身も気になって食事に集中できないこともあります。広範囲でしっかり汚れをガードできる長袖タイプはパパ・ママにとっても赤ちゃんにとっても嬉しいものですね。
【完了食】気になる油汚れ!お茶も自分で飲んでみたい!シリコンで水分ガード!
完了食に上がると、いろいろな食材や味付けを食べられるようになります。大人と同じようなカレー、パスタなども赤ちゃんは喜んで食べますよ。味の濃いものは油汚れがやっぱり気になるところ。シリコン製の食事用エプロンで耐汚れ対策がオススメです。
首の力も重みに耐えられるようになり、姿勢が保てるかどうか確認してくださいね。
また、お茶や汁物も自分でお椀を持って飲んでみよう思うのが完了期の赤ちゃん。上手に飲める子もいますが、半分くらい口からこぼれる子も…。水分もしっかりキャッチしてくれるシリコン製はやっぱり安心ですね。
ポケットがしっかり広がってくれるため、食べこぼしもしっかり受け取ってくれます。
保育士おすすめ!保育園でも使える食事用エプロン3選!
保育園でも食事用エプロンの準備は必須です。保育園によって、エプロンの形や素材を指定している場合もありますので、その際は保育園の方針に従ってくださいね。実際に保育園でも使用されているオススメの食事用エプロンをご紹介します。
今回は、持ち運びにくいシリコン製、子どもが自分で着脱しにくい長袖タイプは保育園向きではないので、割愛しています。
Elodie エロディ お食事エプロン【Baby Bib】
Elodie エロディ お食事エプロン 防水 ビブ スタイ ポケット付 ベビー 赤ちゃん エロディー Elodie Details エロディーディテール
北欧産まれスウェーデン発祥のブランド【Elodie(エロディ)】。北欧感のあるオシャレで洗練されたデザインが魅力的です。
機能性ももちろん◎。ポリエステル製のエプロンは他のエプロンと比べてやや厚手。撥水加工もされており、洋服に染み込む心配はありません。サイズもちょうどよく、扱いやすいです。
マジックテープタイプなので2歳くらいになると自分でも着脱しやすいことも保育園で使用するには嬉しいポイントです!
Bumkins(バンキンス)油が落ちるスタイ3点セット【スーパービブ】
bumkins(バンキンス) 油が落ちるスタイ3点セット【日本正規品】スーパービブ Girl Assorted S3-G8
アメリカで長年愛されている【Bumkins(バンキンス)】のビブは大人気!保育園でもよく目にする食事用エプロンです。これを買っておけば間違いありません!!
マジックテープで子ども自身でも留めやすく、デザインも豊富!なにより3枚セットで洗濯にも困らず、コスパ◎
防水加工は一応施されていますが、長く使用していると防水力は下がってきます。大量の水分は染み込んでしまいますので、古くなったら新しいものに変える方がよいですよ。また、同じデザインを持っている子も多いですので、取り違えないようにしっかり名前を書いておきましょう!
スリーマッシュルーム 食事用エプロン 4枚セット
食事用エプロン 離乳食エプロン ベビー 防水よだれかけ – ベビーエプロン 赤ちゃん 立体的ポケット 速乾 名前入 保育園用 4枚セット 男の子
洗濯機、乾燥機どちらも使用できるエプロン。お洗濯も気にしなくてよさそうです。
ポケットは裏返すことで立体的になります。大きく開いてくれるため、しっかり食べこぼしをキャッチしてくれますよ。そして、やはりマジックテープ留が保育園での使用にはオススメです。
何度も使用しているうちに撥水は弱くなりますが、扱いやすく、4枚セットでコスパも良いですよ。デザインの種類も豊富です。
親子でお気に入りのエプロンが食事の楽しさを増幅させる!
お気に入りのエプロンは見つかりましたか?月齢や食事の形態にあったエプロンを準備してあげてくださいね。ただ、エプロン頻繁に買い替えるのは面倒な方もいると思います。最低限、清潔が保たれていればOKと思ってくださいね。
素材によってメリット・デメリットがある
食事形態に合わせてエプロンを選ぶのもオススメ
子どもの食べ方(手づかみ?食べさせてもらう?)に合わせて選ぼう
保育園エプロンは子どもが自分で扱いやすいものを。
赤ちゃんの「自分で食べたい!」を助けて、パパ・ママの気持ちも楽にしてくれる食事用エプロン。是非、お気に入りのエプロンで食事の時間を楽しんでくださいね。