生後3ヶ月の頃に行うお祝い、「お食い初め」をご存じですか?
お食い初めは百日祝いとも呼び、子どもが生涯食べ物に困らないようにという気持ちを込めた、成長を祝う行事です。
百日祝いと言うように、生後3ヶ月頃が目安とされ、尾頭付きの鯛やハマグリのお吸い物など、縁起の良い食事を子どもに食べさせる真似事をします。
子どもにとって、家族にとっても一度きりのお祝いなので、本記事を参考に記憶に残る素敵な記念日にしてみましょう。
お食い初めについて
ママやパパになってから初めて「お食い初め」という行事を耳にした…という方も多いのではないでしょうか?
お食い初めは、「おくいぞめ」と読み、身内のみで行う内祝いの行事です。
平安時代から続く伝統のある行事で、子どもが初めて食べ物に触れる貴重なイベントです。
知っておきたいポイントとして、
・いつお祝いするの?
・何をすればよい?
・どこで行うのがベスト?
上記の3つについて、解説しますのでぜひ参考にしてくださいね。
いつお祝いするの?
お食い初めは生後100日くらいを目安に行います。
生後100日は生後3ヶ月を少し過ぎたあたりですが、生後3ヶ月を迎えたら行う方も多く、ぴったり生後100日である必要はありません。
生涯で一度きりのイベントなので、大安吉日など縁起がよいとされる日に合わせても素敵ですよ。
お食い初めを行う時期は地域によってばらつきがあります。
ご両親に時期を伺ってみたり、身内の年長者に伺ってみたりしてみてくださいね。
何をすればよい?
お食い初めは、子どもが食べ物で困らないように、という思いが込められたお祝いです。
お祝い膳として、
・焼き魚
・煮物
・香の物
・お赤飯
・お吸い物
といった一汁三菜を用意し、子どもに食べさせる真似事を行います。
また、生後3ヶ月頃になると少しずつ歯が生えてきますよね。
食事の最後に「歯固めの石」を使って子どもに丈夫な歯が生えますように、という祈りを捧げます。
歯固めの石は神社の境内でお借りしたり、通販で購入したりできますよ。
どこで行うのがベスト?
生後3ヶ月でのお祝いなので、自宅で行うのがベストです。
身内の方の家でもよいですし、すぐに赤ちゃんのお世話ができる体制を整えておくとよいですよ。
お祝い膳の用意が大変…といった場合は、お祝い膳の提供があるレストランなどを利用するのもおすすめです。
赤ちゃんの様子や体調を見ながら、ママやパパにとってもリラックスできる場所でお祝いしてくださいね。
お食い初めを記念日にする3つのポイント
お食い初めは子どもにとって生涯で一度きりのイベントです。
初めて食べ物に触れ、香りをかぎ、いつもとは違う洋服を着た素敵な赤ちゃんは、ママやパパにとっても大切な一日ですよね。
お食い初めを素敵な記念日にするために、
・お食い初め用の食器を用意
・尾頭付きの鯛
・写真を撮るならプロのカメラマン
上記の3つを提案いたします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
お食い初め用の食器を用意しよう
お祝い膳は大変豪華な内容です。
せっかくですからいつもの食器ではなく、本格的な漆塗りの食器を用意してワンランク上の食卓にしてみましょう。
男女で色分けがされていて、
・男の子の場合…全面朱色の食器
・女の子の場合…外側が黒く、内側が朱色の食器
それぞれを高足の膳にのせます。
使用する箸は大人が使うので、祝箸を用意するとよいですよ。
もちろん赤ちゃんのお気に入りの食器を使ってもよいですし、使っていなかった新品の食器などでもよいですね。
尾頭付きの鯛はお祝い度UP!
一汁三菜のメニューに含まれている焼き魚を、お祝い度がぐんとUPする鯛の尾頭付きにしてみませんか?
鯛の尾頭付きなんて手に入らない…と思う方も多いかもしれませんが、近所のスーパーにある鮮魚コーナーや、魚屋で用意してもらえる場合があります。
お店によりますが、きちんと焼いた状態で提供してもらえる場合もあるので、ぜひ尋ねてみてくださいね。
子どものお食い初め用に欲しい旨を伝えておくと、食べやすい大きさの鯛を用意してもらえるので価格もリースナブルですよ。
写真を撮るならプロのカメラマンがおすすめ
初めてのお食い初めということで、いつもとは違う洋服を着ている赤ちゃんも多いのではないでしょうか?
貴重なイベントの一瞬一瞬をママやパパのスマホなどで撮影した後は、写真屋さんに足を運んで記念撮影をしてもらうのがおすすめですよ。
お祝いに合わせた企画を用意している写真屋が多く、プロのカメラマンが撮影した一枚は子どもの成長を祝う記念にぴったりです。
素敵な額に入れた写真を、おじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントとしてもきっと喜ばれますよ。
ゆったりとした気持ちで生後3ヶ月をお祝いしよう
赤ちゃんが誕生してあっという間に3ヶ月が過ぎ、あわただしく毎日を送るママやパパにとって、イベントは改めて赤ちゃんと向き合う大切な時間です。
お食い初めはまだ食事ができない赤ちゃんに、用意したお祝い膳を食べさせる真似事をするだけですが、お祝い膳の用意や、身内への連絡、年長者への気遣いやぐずって泣き出す我が子への対応など、一筋縄では終わらないイベントかもしれません。
ママやパパがリラックスでき、イベントに対してゆったりとした気持ちで迎えられるように、生後3ヶ月といった日程にこだわらず、良き日を選んで家族みんなで楽しんでくださいね。