結婚をし、「子どもは何人欲しいのか」夫婦で話し合うと思います。
単に、「何人欲しい!」という訳にはいきません。
出産をし、衣類や食費、学費など成長につれたくさんのお金がかかってきます。
出産後あとで後悔しても後戻りはできません。 後悔の無いようにしっかり出産前に夫婦で把握し、家族設計を立てましょう。
今回は「義務教育までの子育てにかかる費用」を解説していきます。
これから妊娠を考えている方ぜひ参考にしてみてください◎
未就学児にかかる費用
0歳〜3歳の乳幼児、幼稚園等に入園前にかかる費用は内閣府の調査によると平均年間850,000円ほどと言われています。
小学校に入学するまでに「幼稚園」や「保育園」どちらかに通う方がほとんどだと思います。
幼稚園に通うのか保育園に通うのかによっても費用は大きく変わってきます。
幼児教育・保育の無償化と言われていますが、100%無料になるわけではありません。
補助には上限もあるので注意が必要です。 それでは、幼稚園・保育園に通う場合の費用を紹介します。
幼稚園の場合
幼稚園とは、小学校へ入学前に「学習」を行う場所です。
保育園に比べると預かって貰える時間も短く、対象年齢は3歳〜小学校入学までとされています。
先生は、幼稚園教諭免許を持っており、礼儀作法や教育をしっかり行ってくれます。
夏休みや春休みなどもあるので、共働きの家族は不便があるかもしれません。
幼稚園の年間費用は平均年間230,000円ほど。
※地域によって異なります。
3歳以下や延長保育も別途料金で行っているところも多く、プラスで費用がかかってきます。
幼稚園によっては、保育園と変わらない料金になることもあります。
幼稚園では学習は行えるので、長く預けたい方でも延長保育を選んで幼稚園に預ける方も多く見受けられます。
保育園の場合
保育園とは、働いている親に変わって「面倒を見てくれる」場所。
その為、0歳〜小学校入学まで預けることが可能です。
先生は保育士免許を持っています。 幼稚園とは違い、朝から夕方まで預かってくれるので、フルタイムで働いている方にオススメです。
保育園のお休みも暦通りなので、夏休み春休み等はありません。 休みもほとんどなく、長時間預かってくれるということもあり、幼稚園より費用は高くなります。
両親の所得や地域によっても異なりますが、平均年間530,000円ほどとされています。 幼稚園と比べると300,000円ほど差額があります。
保育園は給食も含まれています。
小学校でかかる費用
小学校も同様、私立か公立で費用は大きく変わってきます。 小学校はどちらも預かるという場ではなく、学ぶ場所。
学校だけでなく、習い事を始めるお子さんも多くなり、その分学校費用以外の費用もかかってきます。
小学校は公立に通う方が多いと思いまが、もし、私立に入学するのであれば、受験が必要となってきます。 私立と公立の違いと費用を紹介します。
公立小学校の場合
公立の小学校は、地域の決められた学校に通うことになります。
授業料や教科書代は無償なので、私立小学校より費用を抑えることができます。
近くの幼稚園や保育園に通っていた友達と同じ小学校になることが多いので友達がいることもメリットの一つですね。
公立小学校の場合年間平均320,000円程度。6年間で1,920,000円が平均と言われています。
私立小学校の場合
公立小学校との違いは、教育方針が決まっていること。
親の好みの教育方針を選んで入学するお子さんが多く見受けられます。
校長先生が変わったからといって教育がガラッと変わる心配もないので、親も安心して預けることができます。
小学校で受験を行っていると、中学・高校・大学と受験も必要なくなり、学びたい教育をしっかり学ぶことができます。
公立小学校と違い、プラスで授業料がかかってきます。
学校によっても異なりますが、年間平均1,500,000円程度。6年間で9,600,000円が平均とされています。公立小学校と比べると6年間で7,600,000円の差があります。
中学校でかかる費用
小学校まで公立に通い中学校から私立に入学する方が増えてくると思います。
小学校から私立に通っている方はそのまま同じ私立中学に通う方がほとんど。 中学校の私立・公立の違いは、小学校で説明した内容とほぼ同じです。
学校の費用とは別に高校受験を控えるので塾通いする方も多くなってきます。 習い事で別途費用がかかってくるので、金銭面と教育方針を考慮し、入学中学校を選択しましょう◎
公立中学校の場合
学校教育費、給食費、学校外活動費含め年間平均490,000円。
3年間で1,500,000円程と言われています。中学生になると部活動や塾費などによっても変化してきます。
私立に比べると2.5倍近く費用を抑えることができます。
私立中学校の場合
公立学校と違い、入学時にも入学金など必要となってきます。 その他全て含めると年間で約1,400,000円 、3年間で4,200,000円程。
公立中学校の3年間の金額と私立の1年間の金額はあまり変わらず、3倍近く費用がかかってきます。
夫婦でしっかり話し合い、家族に合った学校選びをしよう!
いかがでしたか?
今回は、「義務教育までにかかる費用、私立と公立の違い」について解説しました。
私立学校と公立学校だと大きく子育て費用や方針が変わってきます。 家族でしっかり話し合い、家族に合った学校選びを行いましょう!
親の費用面も大切ですが、子どもが通う学校。
「両親が私立に通わせたくてもお子さんには合わない…」という場合もあります。 家族、子どもにあった学校選びをして、楽しく育児、学校生活を送ってくださいね♪
しっかりとお子さんの意見も尊重してあげてください◎