「産後うつってなんだろう。」
「どういう症状が出るんだろう。」
「私も産後うつになるかもしれないのかな。」
と、心配になっているあなた。できるなら、産後うつにならずに産まれてくる子どもと安心して過ごしたい!と思いませんか?
産後うつとはどういう症状なのかどんな人がなりやすいのか?そして予防法を実際に妊娠出産と産後うつ両方を経験した私が、紹介していきます。
産後うつとは
「産後うつ」とは、出産後の数週間から数か月間の間ひどく悲しくなってふさぎこんでしまったり、それに伴い身体が重いやる気がでないなどの症状がでてきてしまうことを言います。
約10%~15%の割合のママたちがこの病気にかかってしまうと言われています。
マタニティーブルーとは違い、気分が明るい日と落ち込む日の両方があり、ママたちが自分の力不足だと感じて自分を責めてしまいがちなことが多いです。
産後うつの症状
私が体験した産後うつの症状は以下の5点です。
気分が落ち込み、悲しい気持ちになる
なにもやる気が出ず、子どもが泣いているのになにもする気力がわかない
気分の浮き沈みが激しい
ずっと眠たい。
食欲衰退
他にも色々症状がありますが、個人によって起こる症状は様々です。病状が軽いうちに治療をしておかないと、どんどん病状が悪化していきます。
もし、「私、産後うつかも。」と思ったらすぐに医療機関の受診をおすすめします。
産後うつになりやすい人の特徴
産後うつになりやすいと言われている人の特徴は、
・真面目な人
・頑張り屋さんな人
・自分をすぐ責めてしまう人
・何かと心配症な人
この4点が主に産後うつになりやすい人の特徴と言われています。
ただ、この4点に当てはまる人がみんな産後うつにかかるというわけではないので安心してくださいね。
あくまでも、産後うつになりやすい人の特徴です。
産後うつの原因
産後うつの原因は
周りに育児を手伝ってくれる人がいない
心配事を相談する相手がいない
過去にうつの診断を受けたことがある
パートナーと上手くいっていない
など様々な原因があります。
育児での大きな不安や、心配事を相談できず一人で抱え込むことで産後うつにかかる可能性が高くなっていきます。
もし、育児の事で何か不安があったり心配事があっても誰にも相談できない環境にいらっしゃるなら住んでいる地域の保健所に無料の相談窓口があるので、電話相談をしましょう。
私も何度かお世話になり、話を聞いてもらったことがあります。誰かに不安を話すことで気持ちがとてもリフレッシュできますよ。
もし地域の保健所の窓口に電話できるなら、話を聞いてもらって少しでも辛い気持ちを発散させてくださいね。
産後うつを予防するには
産後うつを予防するには以下の4点が大切です。
- できるだけ身体を休めることに専念する
- 育児と家事を完璧にこなそうと考えない
- 夫や家族に自分の考えていることを話す
- 食事をしっかりとって睡眠もできるだけとるようにする
できるだけ身体を休めることに専念する
出産後のママたちの身体は、思った以上にダメージを受けています。実際私も産後がしんどくて、出産したのに妊娠前みたいに動けなくて驚きました。
産褥期は安静に。という言葉をよく聞くと思いますがまさにその通りで安静にしないとやっていけないです。なので、育児だけして子どもが寝たら自分も休む。ということを徹底した方がいいです。
育児と家事を完璧にこなそうと考えない
出産したら、これやってあれやって・・・と考えていた私ですが実際出産後、退院して家に帰るとそんなことをいってられないほど身体がしんどいです。
育児をするのもやっとで家事なんてほんと何もできずでした。でも家事も育児も頑張りたい、しっかりこなしたいと考えていた私は理想と現実の差にすごく落ち込んだことを覚えています。
最初から全部できないのは当たり前です。
徐々にできることを増やしていったらいいと思うので、全部完璧に!なんて考えなくていいですよ。
夫や家族に自分の考えていることを話す
先ほどお伝えした通り、誰かに不安なことや心配していることを話すと心が楽になります。夫でもいいし、里帰りする予定があるなら家族でもいいですし、仲の良いお友達でもいいです。
しんどい気持ちを我慢して過ごすことが一番危険だと思うので、躊躇せずどんどん話して生きましょう。
食事をしっかりとって睡眠もできるだけとるようにする
出産後、夜間の授乳があるのでゆっくり眠れないと思いますが、
子どもが日中寝てる時に一緒に寝て休んだり、誰かに見てもらっているときに少し睡眠をとらせてもらったりして身体をできるだけたくさん休ませてあげてください。
また、3食規則正しい食事をとることも大切です。
里帰りをしていなくて、食事を用意するのが大変という方は、今はお弁当の宅配サービスやおかずのセットの販売サービスなどもあります。
うまく活用してママの身体を休めることを優先にして考えてくださいね。
一人で苦しまないために
- 産後うつとは
- 産後うつを予防するには
以上を紹介しました。
これから出産を控えている方や妊娠して間もない方もいらっしゃると思いますがこの記事を読んで、できるなら産後うつにならずに家族で楽しく過ごせるようにしてもらいたいと思っています。
これからの生活が不安になることの方が多いと思いますが、産まれてくる我が子はとても可愛いですよ。
出産も育児も初めてのことばかりなんですから、不安になったり上手くできないのは当たり前です。
だから必要以上に自分を責めずに「しんどいな」「辛いな」と感じたら誰かに相談をして一人で抱え込まないようにしてくださいね。