赤ちゃんのお世話をしていると、幸せを感じるものですよね。しかし、寝不足や体調不良、食事やトイレなどもままならない産後の生活はストレスが溜まりやすいものです。産後のストレスは放っておくと取り返しのつかないことになってしまうことも…
そこで、本記事では産後ママさんのストレスの原因と、そのストレスを発散する方法についてご紹介していきます。
産後ストレスの原因
産後のママさんはストレスが溜まりやすいと言われています。では、早速その原因について見ていきましょう。
ホルモンバランスの変化
女性は妊娠してから出産するまで、ホルモンバランスが変わります。
特に、妊娠中に脳から分泌される『エストロゲン』というホルモンは、産後に激減してしまいます。
このような女性ホルモンの乱れは精神的な不調を起こしてしまう原因となり、ママさんはストレスを感じやすい状態になるのです。
睡眠不足
産後のママさんは赤ちゃんの夜泣きのせいで、寝不足になりがちです。そのため、一日中ボーッとしてしまっているママさんも多いでしょう。
眠れない日が何日も続いてしまうと、ストレスが溜まり、今まではイライラしなかった些細なことですぐにイライラしてしまいます。
なかなか外出できずに閉塞感を感じる
産後1ヶ月はあまり外出できません。自分の子供は確かに可愛いのですが、泣いている赤ちゃんと2人きりの生活は想像以上に厳しいものです。
更に、家の事もやらなければならないので、休む暇がなく、外にも出れないので閉塞感を感じてししまうでしょう。
また、赤ちゃんと出かけることができるようになっても、途中で泣いてしまいゆっくり買い物が出来ないもとも日常茶飯事ですよね。
産後にストレスが溜まりすぎるとどうなる？
では、ストレスが溜まりすぎるとどうなるのでしょうか？早速、見ていきましょう。
産後うつになってしまう
『産後うつ病』とは、赤ちゃんを出産してから3～4週間以降に、気分が落ち沈んでしまったり、自分の赤ちゃんをかわいいと思えないような精神状態になったり、「眠れない」・「食欲がない」というような身体症状を引き起こす病気のことです。
基本的に、産後うつ病は一時的なものです。そのため、子供が大きくなってくれば無くなることがほとんど。
しかし、放っておくと症状が悪化してしまい、育児ができなくなったり、自殺や虐待に繋がったりするケースもあるのです。
太りやすくなってしまう
ストレスが溜まると、人は『コルチゾール』というホルモンが分泌します。『コルチゾール』には、体内にある脂肪を増やす作用があるため、太りやすい体になってしまうのです。
また、中にはストレスで暴飲暴食に走ってしまう人もいれば、外出しないのでカロリー消費ができなかったりすることなどが影響し、母乳育児でも太ってしまうママさんは少なくありません。
そして、太った自分の身体を鏡で見ることで、気分が落ち込み、さらにストレスが溜まってしまうという悪循環に陥るケースもあります。
パパさんに当たってしまう
ストレスが溜まりすぎてしまうと、些細なことでイライラしてしまいます。
そのため、パパさんが寝ていたり、休んでいると「私は育児頑張っているのに」「私は休む時間なんってないのに」とパパさんに八つ当たりしてしまうことがあります。
産後のストレスの発散方法
産後のママさんはストレスを溜めやすいですが、一体どのような発散方法があるのでしょうか？早速、見ていきましょう。
完璧を求めない
真面目で完璧主義なママさんほど、ストレスが溜まりやすいのです。たまにはスーパーの惣菜や冷凍ものに頼ったりすることも大切です。
また、産後のママさんをサポートしてくれる自治体や、相談室もあるので、利用するようにしましょう。
更に、家事や育児を自分1人で完璧にやろうとするのではなく、パパさんにも頼り、2人でやっていくようにしましょう。
少しでも多く寝る
前述したように、寝不足はストレスのもとです。産後のママさんは赤ちゃんが寝ている間に自分も一緒に寝ることが大切です。
掃除や洗濯は後回し！それよりもしっかりと睡眠を取るようにしてください。
1人の時間を作る
どんなに可愛い我が子でも、ずっと2人きりでいると息が詰まってしまうものです。
そのため、休日にパパに預けたり、両親や義両親に預けて1人の時間を作ったり、久しぶりにパパさんと2人っきりでデートしたり、休む時間を作りましょう。
例えば、30分カフェに1人でいるだけでもかなりリフレッシュ効果はあるので、是非試してみてください。
体調を優先して休む時間を作ろう！
いかがでしたか？本記事では産後ママさんのストレスの原因と、その発散方法についてご紹介してきました。
赤ちゃんにとって、家が綺麗な状態よりも、ママやパパが笑顔でいることの方が嬉しいものです。
産後のママさんはストレスが溜まりやすいので、自分の体調を最も優先して、少しでもリフレッシュできる時間を作るようにしましょう。
そして、パパさんとも話し合いをしてしっかりと手伝ってもらうようにしましょう。