【アトピー・あせも・乾燥】赤ちゃんの皮膚トラブル大全

赤ちゃんのお肌が大人のものより薄く繊細であることは想像がつくと思いますが、具体的にどのような皮膚トラブルが起きやすいのか知っていますか?

症状がひどくなれば病院にいくのがベストですが、予防や悪化を防ぐため日常生活からケアするべきでしょう。

ネットやドラックストア、赤ちゃん用品コーナーで買える赤ちゃんの皮膚トラブルに特化した商品も併せて紹介します。

赤ちゃんの皮膚に起こりがち!あせもやアトピー

赤ちゃんの肌はぷるぷるつやつやなので肌トラブルとは疎遠だと思いがちですが、実は赤ちゃんの肌は乾燥しやすくとても繊細且つ敏感です。

赤ちゃんはかゆいところを掻きむしったり泣いたりしてしまうこともあるため、大人がしっかりケアや治療をしてあげることが必要です。

起こりやすい肌トラブルやそのケア、日常生活において今すぐできることについて見ていきましょう。

あせも

あせもは汗腺が皮脂やよごれで詰まってしまうことで起こる炎症系湿疹です。

頭、首、ひざやひじの裏、足の付け根、背中など大人でも汗をかきやすい位置に湿疹ができることが多くあります。

白と赤の湿疹があり、白はあまり気にする必要はありませんが赤い場合はつよい痒みが出る場合も少なくないため、掻きむしって血が出てしまうこともあり注意が必要です。

病院を受診すれば軟膏を処方されることが多いですが、病院の薬・市販薬の他に、患部をガーゼなどで保護して赤ちゃん本人が掻きむしらないようにしましょう。

乳児湿疹

主に生後1か月以降であればどの赤ちゃんにでも年間を通して頻繁に見られる湿疹です。

顔や身体などどこにでもできる湿疹で、原因としてはよだれや汗、食べ物の汁などです。

よだれかけ(スタイ)を使ったりガーゼやティッシュなど軟らかい布でこまめに汗やよだれを拭うなどの対策が必要です。

ミルクや離乳食、ご飯の食べこぼしなどもしっかり拭き取っていつも清潔にしてあげることを心がけましょう。

病院を受診するとほとんどの場合、非ステロイドの優しめの軟膏で治療することが多いようです。

2,3週間で完治することが多いですが、赤ちゃんが小さいうちは何度も再発することが多くあります。

乳児脂漏性湿疹

生後1か月~1か月半頃から季節関係なしに現れるようになる湿疹です。

多くの場合は黄色や茶色のかさぶた状の乾燥した角質のようなものに覆われていますが、湿疹が下に隠れていることが多くあります。

かさぶたや乾燥によるふけ、ミルクや食べ物の汚れが固まったものと勘違いされがちですが膿に近いような臭いがすることもあるので気づいた際には拭うようにしましょう。

ただし、蒸しタオルやお風呂の際にふやかしてから拭き取るようにし、無理に爪ではがしたりしないように注意が必要です。

病院を受診するとほとんどの場合は軟膏が処方されますが、再発防止のためにステロイド入りのものの場合が多いようです。

おむつによるかぶれ

おむつを使用する全ての年齢の時に、通年(特に夏)起こる皮膚トラブルです。

うんちやおしっこが出てそのままにしていて蒸れたり、おしり拭きで何度も拭くことによって刺激を受けたりなどちょっとしたことでもデリケートな赤ちゃんの肌には大影響なのです。

特に夏場などは長時間でなくても暑くて蒸れやすい為普段よりも注意が必要です。

赤ちゃんは大人の何倍も寝汗をかきます。

月齢が低い間は寝ている時間が長い為、寝ている際のかぶれにも注意が必要です。

かゆみや赤みだけでなく、ひどくなると白ニキビのような膿が溜まった形状になり痛みを感じてしまうこともあります。

予防策として、お家から出ない日などはすこし古風ですが通気性がよく肌に優しい布おむつを使うことをおすすめします。

また、おしりふきだけでなく沐浴やシャワーで優しく流すことも有効です。

病院を受診すれば他の湿疹と同じように、症状の程度に合わせてステロイド・非ステロイドの軟膏が処方されるようです。

アトピー

アトピーは他の湿疹と違い、とても厄介な皮膚の疾患「アトピー性疾患」呼ばれますが、正しく根気強く治療すれば完治するものです。

生後4,5か月の頃に診断されることが多く、自己判断では乳児湿疹などとの区別が難しい場合もあります。

判断材料として、湿疹が2ヶ月以上続くことや顔や首・ひじ・ひざ・頭などに強いかゆみが生じカサカサになったりじゅくじゅくになってしまいます。

年齢・月齢が幼いころは身体の高い位置からでき、月齢が進むごとに下のほうに降りるということもあるようです。

原因としては他の湿疹と同様ですがアトピーならではとして、ダニやハウスダスト、食品のアレルギーによる場合もあります。

病院を受診するとアトピー用のステロイド軟膏・非ステロイド軟膏やかゆみ止めが処方されます。

肌トラブルにしっかり備えられるグッズとは?

上で紹介したように赤ちゃんの肌は繊細で、肌トラブルは頻繁に起こりがちです。

病院を受診すること以外にも自分で対策したりホームケアをしたりできればいいですよね。

赤ちゃんはどこがどんな風に痒いのか・痛いのかなどを口で説明することができない為、いつも気にかけてあげなければなりません。

忙しい子育て生活の中でも手軽にケアできるグッズを紹介します。

赤ちゃん用布手袋

赤ちゃんが手の届く範囲や顔まわりは特に自分で掻きむしってしまい、傷ができてしまったりばい菌が入り化膿してしまうこともあります。

薬や保湿クリームを塗った後も触ってしまうと治療になりません。

そんなときに赤ちゃん用の布手袋がおすすめです。かきむしってしまう心配がなくなります。

指が別れているタイプではなく、くつしたのような形なので

どんなに小さい赤ちゃんでも使用できます。

通販や赤ちゃん用品と一緒に売ってありますが使わなくなった布やガーゼとゴムで自作することもできます。

アトピタシリーズ各種

ドラッグストアやおもちゃ屋さん、赤ちゃん用品店で市販で買える中でも特におすすめの「アトピタ」シリーズです。

ローションやシャンプー・リンス、ボディソープなどいろいろな種類が展開されています。

泡ででるタイプもあり優しく清潔に洗ってあげることができます。

「ラノリン脂肪酸コレステリル」という物質を含んでおり水分を保ちながら外気からの刺激を防ぎます。

お母さんのお腹の中で羊水に守られていたようなケアができる、長年愛されている商品です。

アトピーの赤ちゃんにおすすめの商品ではありますが、優しい使い心地なので肌トラブルを予防したい・ケアしたい赤ちゃんにもぴったりです。


丹平製薬)アトピタ 保湿全身ミルキィローション300ml

しっかりケアしてすべすべ肌を保ちましょう♪

赤ちゃんの肌はとても繊細で刺激を受けやすく、肌トラブルも頻繁に起こります。

乳幼児特有のものから、小児や大人にも見られがちなアトピーやあせもなどの湿疹まで様々です。

主に赤ちゃんに現れる肌トラブルとしては、

あせも

乳児湿疹

乳児脂漏性湿疹

おむつによるかぶれ

アトピー

上記のようなものが考えられます。

赤ちゃん用の布手袋や低刺激の赤ちゃん用せっけん・ローションを活用して予防やケア、悪化防止を徹底しましょう。

決して素人判断に頼らず、様子を見て病院を受診することも忘れないようにしましょう。

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