汗っかきな赤ちゃんにとって、お風呂で体をきれいにすることは肌の調子を整え、心地よい睡眠を誘うための大切な時間です。
ところが、いざお風呂に入ろうとすると始まるギャン泣きの毎日…
実はお風呂で泣いてしまうのは、裸になるのが怖かったり、体にあたるお湯が怖かったりするためなのです。
赤ちゃんと快適なお風呂タイムを過ごすために、なぜお風呂で泣いてしまうのかを知り、泣かせないための方法を一緒に見ていきましょう。
赤ちゃんお風呂で泣いてしまう理由
赤ちゃんがお風呂で泣いてしまう、グズってしまうのは、主に3つの理由が考えられます。
裸になるのが怖い
シャワーが怖い
眠い・お腹が空いている
赤ちゃんにとって、体験する全ての物事は初めてのことだらけですよね。
泣くことで感情を表現しているので、泣くことには必ず意味があるのです。
お風呂に入るときに赤ちゃんがグズり出したら、上記の内容を参考に対策を練ってくださいね。
裸になるのが怖い
赤ちゃんは成長するにつれて多くの感情が生まれ、「怖い」という気持ちが芽生えてきます。
いつも体を包んでいる洋服は、赤ちゃんにとって体を守ってくれる物であり、脱がされることで「守られていない」という気持ちが生まれ、急に裸が怖いと感じてしまうのです。
また、裸になることで寒さを感じ、寒いという感情が表現できずに、「怖い」と感じる場合もあります。
ママやパパが服を着たままだと、お風呂の寒さに気づかない可能性も考えられるので、お風呂の室内はあらかじめ温めておくとよいですよ。
シャワーが怖い
新生児の頃は沐浴やお風呂が大好きでも、体の発達とともに、体にお湯がかかることを怖く感じる場合があります。
とくに赤ちゃんにとってシャワーは刺激を感じる水圧なので、顔にバシャっとかかったり、耳元でシャワーの音がしたりすると、泣き出すことも少なくありません。
水圧を調整できるシャワーヘッドに交換することがベストですが、シャワーの水栓をひねるときに水量を少なく出すように調節しながら使うと、シャワーから出るお湯が少なくなるので、赤ちゃんも刺激を感じすぎず、おすすめですよ。
眠い・お腹が空いている
比較的多くの赤ちゃんが眠い、お腹が空いているために泣いてしまいます。
なぜならお風呂に入れる時間は夕方以降が多く、赤ちゃんがうとうとしだす時間であり、お腹が減りだす時間だからです。
解決策はいたってシンプルで、「時間をずらす」。
赤ちゃんが元気いっぱいで、お腹も満足している時間にお風呂に入れればOKです。
ただし授乳直後はお風呂の温度で吐き戻す可能性があるので、しばらく時間をおいてからお風呂に入れてくださいね。
お風呂で泣かせないために試したい3つの方法
赤ちゃんがお風呂で泣いてしまうことに対して解決策を見出しましたが、さらに試しておきたい3つの方法があります。
赤ちゃんが興味を持つ柄のタオルを使う
濡れてもOKなおもちゃを持たせる
壁をデコレーションして楽しさを演出
上記の3つについて、解説します。
この機会にぜひ、赤ちゃんにお風呂を好きになってもらいたいですね。
赤ちゃんが興味を持つ柄のタオルを使う
裸になることが怖いと感じている赤ちゃんは、洋服を全部脱ぐ前にタオルで体を包んだり、マントのように肩にかけたりして体を隠してあげると、安心する場合があります。
使うタオルを赤ちゃんが気に入っているキャラクターやモチーフ、好きな色などで用意しておくと、赤ちゃんの興味を引きやすいのでよいですよ。
プールのときに使う、ラップ状のタオルも使いやすいのでおすすめです。
濡れてもOKなおもちゃを持たせる
お出かけの際におもちゃを手に持ったり、ベビーカーなどに付けたりすると喜ぶ赤ちゃんは多いのではないでしょうか?
困ったときはおもちゃです。
お風呂で使用できるおもちゃを用意して、「今日はこのおもちゃと一緒にお風呂に入ってみようか♪」と、ママやパパが声をかけてみてください。
ポイントは、お風呂専用のおもちゃを用意することです。
お風呂でしか遊ぶことができないおもちゃに、赤ちゃんはきっとワクワクして笑顔がこぼれますよ。
壁をデコレーションして楽しさを演出
お風呂はしっとりしていて、たまにひやっとして、音も響くので赤ちゃんにとっては奇妙な空間かもしれません。
いつも過ごしているお部屋とは違い、色使いもシンプルで何だかつまらないと感じやすいですよね。
お風呂をカラフルにデコって、赤ちゃんが見て楽しめる空間にしてみませんか?
壁に貼れるインテリアシールを使ったり、鏡にジェルシールを張ったりするだけでもお風呂場の雰囲気がガラリと変わりますよ。
赤ちゃんは鮮やかな色を認識しやすいので、原色を多めに使うのがおすすめです。
つらいときは無理して入れなくてもOK!
赤ちゃんは大変愛おしい存在ですよね。
ですが、泣いてしまう日々が続くとママやパパの神経がすり減る、というのも現実です。
赤ちゃんは気まぐれ屋さんです。
昨日は楽しくお風呂に入ったのに、今日はギャン泣き、泣きたいのは親の方…と思うこともしばしばあるかと思います。
赤ちゃんをお風呂に入れるのがつらいときは、無理して入れなくても大丈夫ですよ。
心地よい温度に濡らしたタオルで体を拭くだけでも赤ちゃんはさっぱりしますし、汚れによるおむつかぶれも防げます。
赤ちゃんの機嫌をみながら、ママやパパもお風呂を楽しめる時間を見つけてくださいね。