子育て中にあるつらいことの1つは、充分な睡眠を取れないことではないでしょうか。
出産してから、夜間の頻繁授乳で細切れ睡眠を繰り返していると、いつになったら夜通しゆっくりと睡眠がとれるのかなと途方に暮れてしまいますよね。
また、新生児の時は5~6時間ぐっすり眠っていてくれていたのに、10ヶ月に入ると急に2~3時間おきに夜間に泣いてくるようになった赤ちゃんもいます。
今回はそんな夜泣きで苦しんでいるママやパパのために、夜間に頻回に泣いて起きてこないようにするための方法を紹介します。
生後10ヶ月児の夜泣きがつらい
頻回授乳も落ち着いてきて、少し長めに寝てくれるようになったなと思っていたら、赤ちゃんがいきなり2~3時間おきに泣いてくるようになっていませんか?
「一時期は5~6時間ほど眠ってくれてたのに。」とつらくなってしまいますよね。
夜泣きはなぜ起こるのでしょうか。ここでは夜泣きについてと、夜泣き対策でやってはいけないことを紹介します。
夜泣きとは
夜泣きとは、赤ちゃんが夜中に急に大きな声で泣き出すことを言います。
期間は大体生後6ヶ月頃から1歳半頃ですが、個人差があるので一概には言えません。
また原因としては睡眠の未熟さと言われていますが、はっきりとわからないことが多くなっています。
夜間に赤ちゃんが泣いたら、抱っこをしてあげたり一度起こしてあげたりして赤ちゃんを落ち着かせましょう。
母乳育児の方は、授乳をすると落ち着くかもしれません。
さまざまな方法を試して、赤ちゃんが一番落ち着く方法を見つけましょう。
絶対にやってはいけない夜泣き対策
絶対にやってはいけない夜泣き対策とは、夜泣きの対応をママが全部背負ってやってしまうことです。
睡眠不足によって、気持ちが不安定になったり、体調を崩してしまったりしてしまいます。そのような極限状態の時に、一人で抱え込んで対応しようとしないでください。
可能であれば、パパにも一緒に赤ちゃんのお世話をしてもらいましょう。また日中にたくさんお昼寝をして、身体を休めてくださいね。
夜に頻繁に起きることを防ぐために
赤ちゃんが夜間に起きないようにするためには次の3点を心掛けてみましょう。
生活リズムを整える
日中にたくさん身体を動かす
入眠儀式をする
赤ちゃんの生活リズムが崩れてしまうと、赤ちゃん自身もしんどくなってしまいます。
また、赤ちゃんが不機嫌になってしまう原因にもなりかねません。
できるだけ日中の生活リズムを崩さないように過ごしましょう。
生活リズムを整える
生活リズムを整えると、赤ちゃんが自ら夜間は寝る時間だと認識してくれるようになります。
生活リズムを整えるためには、早寝早起きを習慣にして、昼寝で寝かしすぎないように気を付けましょう。
注意する点としては、お昼寝の時間がずれ込んでしまうと、段々寝る時間が遅くなってしまいます。
17時以降にお昼寝をしてしまうと、夜間の睡眠に支障が出てしまう可能性が高いので、お昼寝はできるだけ15時までに起こせるように、時間を考えて寝かせてあげましょう。
日中にたくさん身体を動かす
日中に身体をたくさん動かすと、赤ちゃんはよく眠ってくれるようになるといわれています。
お散歩に出かけたり、ベビーカーでお出かけしたりと、日中にたくさん身体を動かすようにしましょう。
ただ、疲れさせ過ぎてしまうと、逆に不機嫌になったり途中で力尽きて眠ってしまったりする恐れもあるので注意が必要です。
入眠儀式をする
産まれたばかりの赤ちゃんは、入眠の方法を知りません。
赤ちゃんが夜間にぐっすり眠るようになるには、赤ちゃん自身が自力で寝る方法を取得する必要があります。
その為には、寝る前のルーティンを決めておくことがとても大切です。
いつも決まった部屋、決まったお布団、決まった時間など。赤ちゃんが安心して入眠できる環境をつくることが大切です。
例えば、寝かしつけをするときはいつも同じオルゴールを流しておいたり、お気に入りのタオルを持たせてあげたりすると赤ちゃんは安心して眠りにつくことができます。
注意すること
赤ちゃんは眠った時の状況を覚えているので、起きた時に同じ状況じゃないとパニックを起こして泣いてしまうことがあります。
もし、ママが添い寝で赤ちゃんを寝かしているなら、そのまま一緒に寝てしまいましょう。そうすると赤ちゃんが夜間に起きても、ママの姿を確認して安心できるはずです。
そうして赤ちゃんが安心して夜間に寝てくれると、ママもしっかり睡眠を取れるようになるでしょう。
夜泣きは赤ちゃんの個性
赤ちゃんの夜泣きは、ママやパパなら誰でも経験することです。
赤ちゃんが成長してしまえば、夜泣きは段々と少なくなってきます。
そう考えると、ママの姿が見えなくて泣いている赤ちゃんの姿が少しかわいらしく思えませんか?
ただ、夜泣きで睡眠不足になることはとてもつらいことです。
ママやパパもしんどい時は、無理をせず誰かに話を聞いてもらったり、気分転換をしたりしてストレスをためないように気を付けましょう。
ママやパパの笑顔が赤ちゃんの笑顔につながります。赤ちゃんを大切にするのはもちろんですが、ママやパパも自分を大切にしていきましょう。