「赤ちゃんが欲しい」と思い始めたら妊活をするのが一般的になってきました。
とはいえ、妊活というワードは知っていても、具体的にどんなことから始めればいいのか、できることは何か、詳しい内容まではよくわからないという人も多いはず。
絶対妊娠したい!と考える人のために、妊活の基礎知識と妊活のステップアップについて詳しくご紹介します。
妊活ってどんなことをすればいいの?
妊活というと、不妊治療をしなければいけないの? と思う人もいるかもしれませんが、今世間に浸透している「妊活」は、妊娠するための準備期間という意味合いが強いです。
初めての妊活だと、何から始めればいいのか、どんなことをすればいいのか迷ってしまいますよね。
ここでは妊活を意識したらまずやってもらいたい、妊活の基礎知識について見ていきましょう。
妊活に医療的な定義はない!
実は妊活には医療的な定義はなく、夫婦で妊娠に向けて体調管理を行ったり栄養面を意識したりする活動のことをいいます。
今までは女性が中心になって行っていたイメージが強いですが、近年では男性も妊活に積極的に取り組む人が増えています。
夫婦で赤ちゃんを授かるという同じ目的に向かって、2人が「これがいい」と思ったことに取り組むことが一番です。まずは深く考えずに、妊娠するにはどんなことをすればいいんだろう、と考えることが妊活のスタートではないでしょうか。
女性は基礎体温を測ろう
多くのカップルは結婚してしばらくすると自然に赤ちゃんを授かるだろう、と思っている人が多いですが、その反面なかなか妊娠できずに悩んでいる人も少なくありません。
なかなか授からないというカップルの中には、排卵日を予測していないという人も実は多いんです。
排卵日と離れた時期に性行為をしても、妊娠の確率は下がってしまうため、排卵日を予測するのはとっても大切!
赤ちゃんが欲しいと思ったら、まずは基礎体温を測って排卵日を予測することから始めてみてくださいね。
3ヶ月ほどで大体の排卵日を予測できるようになります。
男女ともに生活習慣と食生活の見直しを
性別に関係なく妊活を意識したらやってほしいのが、生活習慣や食生活の見直しです。
夜遅くまで起きていたり、朝は昼近くまで寝ていたり、生活習慣の乱れはありませんか?
コンビニご飯ばかり食べている人や、野菜や肉類など栄養バランスが乱れがちな人は、食生活の見直しも大切です。
妊娠しやすい体にするには、女性は体を温めることも重要です。
適度な運動を取り入れ、健康を意識した生活をすることで気持ちもポジティブになり、妊娠しやすい体づくりに役立ちますよ。
初めての妊活4ステップ
ただなんとなく妊活をしていても、思うように授からないケースも少なくありません。
自分でできる妊活には限りがありますし、どのタイミングでどのようにステップアップすればいいかわからないという人もいると思います。
ここでは初めて妊活する人にもわかりやすいように、妊活の進め方を4つのステップに分けてご紹介します。
ステップ1:自分の体を知り夫婦で妊活について話し合う
いちばん大切なのは、夫婦で妊活についてきちんと話し合うこと。
まず初めにどんなことに取り組むのか、例えば食事やサプリなど、こだわって取り組みたいところがあればその情報を共有しておきましょう。
どのくらい妊活をしても授からなかったら次のステップに進むか、具体的な日数も検討しておくことをおすすめします。
最近はブライダルチェックといって、カップルで受けられる妊娠・出産に関する検査を受ける人も増えています。
女性はホルモン値や子宮のチェック、男性は精液検査などが受けられます。
こういったものも取り入れて、お互いの体について知っておくことは妊活においてとても大切なことです。
ステップ2:妊活を意識して1年授からなければ医療機関を受診
妊活を意識した生活を始めてから、1年経っても妊娠しない場合は、医療機関に相談することをおすすめします。
医療機関には夫婦で足を運び、妊娠しない原因について聞いておくことが大切です。
きちんと排卵されているか、精液に問題はないかなどを調べ、今後どのような方法で妊活を進めていけばいいかサポートしてくれます。
初めての診察は緊張してしまいますが、リラックスして健康診断を受けるような気持ちで受診すると良いですよ。
ステップ3:タイミング法で妊娠の確立を上げる
受診をしても特に問題がないとわかったら、次は「タイミング法」で妊娠の確率をアップさせる方法を取ります。
自然妊娠したい人や女性にも男性にも異常が見られない場合に推奨される方法です。
基礎体温や子宮内膜の様子をもとに、医師がタイミングを見極めていきます。
1回の診察で排卵日が予測できる場合と、数回の受診が必要な場合があるため、定期的に通って医師の診断に従いましょう。
ステップ4:本格的な不妊治療へステップアップ
数ヶ月にわたりタイミング法を試しても、なかなか妊娠しない場合は、次のステップ・不妊治療へと進みます。
この期間については個人差が大きく、女性の年齢や男性の精液検査の結果など、総合的に医師が判断するケースも。
不妊治療は大きく分けて、人工授精と体外受精の2つがあります。
人工授精は妊娠しやすいタイミングを狙って元気な精液を注入する方法です。体外受精は体の外で受精させ、これを女性の体に戻すという方法です。
どちらも内容や費用など、しっかり検討したうえで行うことが大切です。
妊活は夫婦で話し合って進めよう
妊活はひとりで行うものではなく、夫婦そろって同じ方向を見ながら進めていく大切な活動です。
どちらか一方が頑張りすぎることのないように、お互いがサポートしながら妊活を進めていきましょう。
譲れないことや後悔したくないという思いは、その都度相手にしっかりと伝え、気持ちのすれ違いが起こらないようにすることも大切です。
時には医師に相談し、自分たちが納得できる妊活に取り組んでくださいね。