歯ぐきだけだった赤ちゃんに、可愛らしい乳歯がのぞき始めると、気になるのがハミガキですよね。
赤ちゃんのハミガキは、乳歯が生えた時点で始めるのがベストです。
母乳やミルクの中には糖分が含まれているので、虫歯になる可能性が考えられるからです。
赤ちゃんがハミガキに慣れるためにも、乳歯が生えた段階から歯ブラシを持たせてみましょう。
ハミガキを楽しく始めるコツもご紹介します。
赤ちゃんのハミガキについて
赤ちゃんのハミガキは、乳歯が生え始めた段階で必要です。
大人が使うようなタイプの歯ブラシではなく、生え始めの乳歯専用の歯ブラシを使って磨いていきますよ。
赤ちゃんのハミガキについて知っておくために、
ハミガキはいつから？
歯ブラシは必要？
ハミガキ粉はつける？
といった3つのポイントを解説します。
成長とともに生えた可愛らしい乳歯を、ハミガキでしっかりと守ってあげたいですね。
ハミガキはいつから？
赤ちゃんのハミガキは乳歯が生えた時点で行う必要があります。
なぜなら赤ちゃんが摂取している母乳や、ミルクの中には糖分が含まれていて、歯に付着すると虫歯の原因になりやすいからです。
乳歯は永久歯と比べると大変柔らかく、ダメージを受けやすいため、ハミガキでしっかりと守ってあげるとよいですよ。
虫歯になると痛みを感じるため、赤ちゃんが母乳やミルクを飲まなくなったり、食事を口にしなくなったりして栄養面で不安が生じてしまいます。
赤ちゃんの健康を守るためにも、乳歯が生えたらハミガキを始めましょう。
歯ブラシは必要？
赤ちゃんがハミガキに慣れるためにも、歯ブラシは必要です。
ただし大人が使用するような歯ブラシを使うのではなく、乳歯専用の歯ブラシを使ってください。
歯ブラシは赤ちゃんに持たせて、赤ちゃん自身で磨くことが大切です
赤ちゃんに持たせて使うので、乳歯用の歯ブラシはのど突き防止のデザインになっていますよ。
ハミガキ粉はつける？
ハミガキ粉はいりません。
口をゆすぐことや、うがいができない赤ちゃんにハミガキ粉を使うことは、ハミガキ粉を食べることと一緒です。
ある程度乳歯が生えそろってきたら、ジェルタイプの泡立たないハミガキ剤を用意してもよいかもしれませんが、無理して使う必要はないので安心してくださいね。
赤ちゃんが自分でハミガキした後は、ママやパパが仕上げ磨きをする、これだけでしっかりと虫歯を防ぐ手段になりますよ。
ハミガキを楽しく始める3つのポイント
ハミガキは口の中をごしごしされるので、嫌がる赤ちゃんも少なくありません。
泣いてしまうとハミガキを断念せざるを得ないので、虫歯リスクが高まりますよね。
大切なハミガキだからこそ、赤ちゃんに好きになってもらいたいと思うのが親心です。
ハミガキを楽しく始めるコツとして、
まずは歯ブラシでごっこ遊び
歯ブラシを持たせて褒める
ママやパパも一緒にハミガキ
上記の3つをご紹介します。
まずは歯ブラシでごっこ遊び
まずは歯ブラシに好印象を持たせるために、赤ちゃんが使う歯ブラシを使ってごっこ遊びをしてみましょう。
ママやパパが歯ブラシを持って、「○○ちゃん、こんにちは！」「△△くん、一緒にお口を探検しよう」と歯ブラシでお人形ごっこしてみるのはいかがですか？
赤ちゃんが歯ブラシに興味を持ち、お友達になれたら大成功です。
そのまま歯ブラシをお口に入れてあげ、「ごしごししてねー」と声をかけてあげると、赤ちゃんも楽しくハミガキを進めることができますよ。
歯ブラシを持たせて褒める
赤ちゃんが歯ブラシを持ったら、とにかく褒めてあげてください。
「○○ちゃん、上手に歯ブラシ持ったね♪」「△△くん、ごしごし上手だね！」と声をかけることで、赤ちゃんのやる気を引き出し、次第に「歯ブラシを持って歯ミガキをしたらママやパパが笑顔になった！」と赤ちゃんが気づくようになりますよ。
初めのうちはハミガキができなくてもよいのです。
まずは赤ちゃんが歯ブラシを持つことが大切ですよ。
ママやパパも一緒にハミガキ
赤ちゃんがハミガキをなかなか始めない場合は、ママやパパも歯ブラシを用意して一緒にハミガキをしてみましょう。
「○○ちゃん一緒にハミガキしよう♪」「△△くん、ママの真似してみてね！」といってハミガキに誘うとよいですよ。
赤ちゃんは見よう見まねが大変上手です。
ママやパパのハミガキしている姿を見て、真似をしながらハミガキのやり方を学んでいきます。
家族一丸となってハミガキを行うことで、ハミガキは嫌なことではない、という気持ちを育てていきたいですね。
泣いてしまう場合は無理をしない
赤ちゃんの乳歯が生え始めたら、虫歯のリスクを減らすためにもハミガキが必要です。
ハミガキは将来的に必要な行為なので、早めに慣れておくとママやパパの負担が減りますよ。
ですが、今まで歯固めやおもちゃなどは平気で口にしていたのに、歯ブラシは泣き出してしまう…そういった赤ちゃんも少なくありません。
泣いている状態でハミガキを続けると、赤ちゃんがハミガキを嫌いになる可能性があります。
ハミガキで泣いてしまった場合は、無理せず日を改めましょう。
赤ちゃんの機嫌がよいときを選んで、焦らず進めてくださいね。