【重要ポイント】健康的な赤ちゃんの体重の増え方を解説!

毎日赤ちゃんと触れ合っていると分かりませんが、少しずつすくすくと成長してることは確実です。

そこで気になることと言えば、赤ちゃんの体重の変化ではないでしょうか?

検診など赤ちゃんの健康管理を知ることになる場所で、どれが健康的な体重の増え方なのか気になりますよね…

今回は、健康的で病気になりにくい赤ちゃんの体重の増え方を取り上げていきます。

体重は成長の目安

体重の増え方は赤ちゃんによって個人差がありますが、ちゃんと成長しているのか気になるママも少なくないでしょう。

一歳になるまでに赤ちゃんの体重は生まれた時から約3倍になると言われています。

そんな赤ちゃんの体重が健康的に増えているかどうかここにまとめてみたので、確認してみてください。

体重の増え方の目安が分かったら、きっと不安になることなく赤ちゃんの成長を見守れると思いますよ。

パーセンタイル曲線を見てみよう

母子手帳にも記載されているパーセンタイル曲線ですが、これは赤ちゃんの成長の目安となる体重増加を示しています。

曲線の元になっているパーセンタイル値とは、データ分布度を示している指標です。

例えば、100人の赤ちゃんの体重を計った「10パーセンタイル」は「軽い方から10人目(10%)」を示しています。

このように見ていくと50パーセントは中央値になりますが、あくまで平均値なのでこれ以下だとしても気に病むことはありません。

パーセンタイル曲線の異常値は

成長の目安を見られるパーセンタイル曲線の見方がわかったところで、気になることといえば異常値ではないでしょうか?

もし短期間に下向きにパーセンタイル曲線を2つ以上横切る場合、これがパーセンタイルの異常値です。

主に下向きのパーセンタイル曲線は、栄養摂取不良などからの不健全な体重増加があると考えられます。

適切な対応をすれば体重の増え方もよくなることが多いので、健全な体重増加のアドバイスをしてくれる小児科などを受診しましょう。

赤ちゃんの体重を健康的に増やす方法

たとえ赤ちゃんの体重がパーセンタイル値以内に収まっていても、健康か不健康かの判別ってつきにくいですよね…

赤ちゃんは言葉に出して不調を伝えられないので、健康的な体重管理をパパとママがしっかりとしたいもの!

そこで、授乳や離乳食を赤ちゃんに与える頻度や赤ちゃんの体重を健康的に増やすヒントを、3つのポイントにまとめてみました。

月齢別!健康的な体重の目安

赤ちゃんにも体格には個人差があって、男の子と女の子の体重にもそれぞれ差があります。

基本的に出生時から30日で男女ともに1キログラム増え、その後はゆるやかに増えて行くでしょう。

健康的な体重の増え方の目安を箇条書きにしていますので、1日の終わりに体重を測って健やかな成長の参考にしてみてください。

生後3ヶ月まで:1日あたり25〜30グラム

3ヶ月〜6ヶ月:1日あたり15〜20グラム

6ヶ月〜12ヶ月:1日あたり10〜15グラム

授乳や離乳食のペース

赤ちゃんはママの授乳を初め次第に離乳食に変わって栄養を摂取しますが、体重の増減に深く関わってきます。

その健康的な体重の増え方に欠かせないのが、月齢別の授乳や離乳食の適切なペースです。

基本的に生後1ヶ月までは1日に12回ほどが授乳の目安になっていて、その後は次第に減っていくでしょう。

一方で離乳食はサラサラの十分がゆを小さじ1杯から少量ずつ初め、月齢を重ねるごとにジャムのようなテクスチャーから固形物を増やしていってください。

増えすぎたときはどうする?

先ほど取り上げた1日あたりに増える体重はあくまでも目安です。

目安よりも増えるペースが速すぎたり、見た目で判断して授乳する回数や量を減らすことは、絶対にしないでください。

ちなみに1ヶ月健診で体重の増加量をみるときは、生まれた病院を退院するときに測った体重を基準に計算します。

もし、赤ちゃんの体重の増え方で不安がある場合は、パパとママが独断で決めつけるのではなく医師や助産師などの専門家に相談しましょう。

時々起こる体重減少の原因

授乳や離乳食を作ることは、赤ちゃんの健やかな成長に繋がります。

愛情たっぷりに育児をしていても、毎日測っている赤ちゃんの体重が時々減ることがあります。

突然このように減ってしまうと赤ちゃんの成長に異常があるのではないかと、心配になるのではないでしょうか。

そこで、時々起こる赤ちゃんの心配な体重減少の原因とパパとママが出来る対策方法をまとめました。

体重減少は自然現象

生後4週間までの赤ちゃんの身長は平均で約4~5センチメートル、体重は1~2キログラム増えるのが一般的です。

この間の成長で特徴的なのが産まれて3~5日ぐらいまでに起きる「生理的体重減少」と呼ばれる自然現象で、育児が原因になっているわけではありません。

このときに増えていた体重が一時的に減ってしまうでしょう。

この頃の赤ちゃんは母乳やミルクを飲む量以上に、汗をかく量が多く一時的に体重が3~10パーセント減少します。

脱水症状が疑われるときは

赤ちゃんは喉の乾燥を声に出して訴えることが出来ないため、どの季節であっても脱水症状に気を付ける必要があります。

もし赤ちゃんに脱水症状が起こったら、不機嫌になって泣きやまなかったり体重の急激な減少があったりします。

さらに顔色が悪くなったり、体の皮膚のシワやたるみが目立ったりするなどの症状が出たら要注意です。

また、赤ちゃんに不機嫌な状態を表現出来ないくらいの倦怠感や口の渇き、肉感がなくなり目がくぼむなどの症状があった場合も気をつけましょう。

赤ちゃんの健やかな成長のために

新生児を初め、赤ちゃんは泣くことでしか自分の不調をパパとママに訴えられません。

なので、毎日だいたい決まった時間に母乳や離乳食を与えて体重を測り、赤ちゃんの平均的な体重に近いかどうか確認する必要があります。

さらに赤ちゃんは大人よりも新陳代謝がいいので、汗をかきやすく脱水症状に陥りやすいことも…

もし母乳やミルクが間に合わないときは、白湯や人肌くらいの温度の麦茶を飲ませて、脱水症状を防ぎ、赤ちゃんの健やかな成長を目指しましょう。

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