赤ちゃんのえびぞりは発達の証拠?どんなときにえびぞりをするのか

生後3ヶ月くらいの赤ちゃんは、抱っこをしたり遊んだりしているときに急に体をそりかえらせることがあります。

寝ころがっているときならいいのですが、抱っこしているときはちょっと怖いですよね。えびぞりをするときは機嫌が悪かったり良かったり、特にこれといった特徴があるわけでもないように見えます。

いったい赤ちゃんは、なぜえびぞりをするのでしょうか?赤ちゃんのえびぞりはどんなものか、なぜえびぞりをするのか詳しく解説します。

赤ちゃんがえびぞりをするのはなぜ?

赤ちゃんを抱っこしているときなどに、急に足を伸ばして背中をそらせる「えびぞり」ですが、いつ来るか分からないのでママやパパも怖いですよね。赤ちゃんは、どうしてえびぞりをするようになるのでしょうか。

ここでは赤ちゃんのえびぞりについて、詳しく解説していきます。

伸ばす筋肉が発達してきた証拠

赤ちゃんがえびぞりできるということは、筋肉が発達してきた証拠です。人間には伸ばす筋肉と曲げる筋肉の2種類があり、生まれてから3ヶ月前後くらいまでは曲げる筋肉の方が強いのです。赤ちゃんはお腹の中にいるとき、曲げる筋肉を使って体を丸めています。赤ちゃんが体を丸めていると安心することが多いというのは、ここから来ているのでしょう。

生後3ヶ月を過ぎると、今度は体を伸ばす筋肉が発達してきます。体幹も少しずつ強くなってきて、姿勢を保とうとする体の動きがえびぞりとして現れることがあります。赤ちゃんは力加減がうまくできないので、体を伸ばし過ぎてえびぞりになってしまう、ということです。伸ばす筋肉がある程度発達しないと、えびぞりをすることはできません。

感情表現としてえびぞりをする

赤ちゃんのえびぞりは、感情表現の一部です。赤ちゃんは言葉を話せないため、基本的に泣くことで感情を伝えてきます。笑顔ができるようになると笑顔も使って、また手足を動かすことでも感情を表現します。えびぞりもそれと同じです。

抱っこされているときのえびぞりは、姿勢が不安定で怖かったり、もっと遠くのものを見たかったりしているかもしれません。寝っころがっているときのえびぞりは、頭上の見えにくいものを見ようとしている可能性があります。ママやパパの顔を見て笑顔でえびぞりしているのは、嬉しいという感情を表しているのでしょう。

赤ちゃんは言葉を話せないので想像するしかありませんが、なんの理由もなくえびぞりをしているわけではありません。えびぞりをしているときの体勢や環境・状況をよく見て、赤ちゃんがどんな感情を伝えているのか探ってみてください。

えびぞりをしたときの対処法は?

いくら感情表現や発達してきた証拠であるとはいえ、抱っこ中に急にえびぞりをされるとママやパパも困りものですよね。ときにはえびぞりが一回で終わらず、何度も繰り返すこともあります。あまり繰り返されてしまうと、赤ちゃんにとっても落下の危険があります。

そこで、ここではえびぞりをしたときの対処法を詳しく解説していきます。赤ちゃんに危険がないように、対処法を試してみてください。

抱っこのしかたを変えてみる

抱っこ中に何度もえびぞりをするような場合は、抱っこのしかたを変えてみてください。横抱きにしているなら縦抱きに、縦抱きにしているなら横抱きに、というように抱き方を変えると、赤ちゃんの見える景色が違ってきます。赤ちゃんの見たいものが見えにくくてえびぞりをするということがあるので、抱き方を変えるとえびぞりがおさまるかもしれません。

また赤ちゃんとママやパパの向きを同じにする前向き抱っこも、赤ちゃんの視線をさえぎるものがなくなるので効果的です。いろいろなものに興味を持つ赤ちゃんにはぴったりの抱き方です。赤ちゃんのお腹の方に手を回して、しっかりと抱えてあげれば不安定にもなりません。

赤ちゃんの興味があるものを近くに持ってくる

寝っころがっているときにえびぞりをしている場合は、赤ちゃんが何かを見ていないか、または手を伸ばしたりしていないか確認してみてください。

もしかしたら、赤ちゃんが何かに興味を持ち、近くで見たいと思ってえびぞりをしているかもしれません。

何かを見ていたり、おもちゃなどが近くに置いてあったりするのであれば、赤ちゃんの近くに持ってきてあげてください。興味のあるものが近くに来たことで、えびぞりがおさまるかもしれません。

うつぶせにすると寝返りをするかも

寝返りができるようになった赤ちゃんや、寝返り練習中の赤ちゃんがえびぞりをしていたら、うつぶせにしてみてください。うつぶせの状態から仰向けに寝返るかもしれません。体を使う練習としてえびぞりをしていることもあるので、機嫌がよくなることもあります。

うつぶせにするのがちょっと怖かったら、足を持って横向きにしてあげてみてください。仰向けからうつぶせへの寝返りがまだできない場合は、横向きから寝返りができるかもしれません。大人の寝返りは上半身を先に回しますが、赤ちゃんは下半身から回して寝返りをします。えびぞりをしているときに下半身を持って横向きにしてあげると、赤ちゃんも体を回転させる感覚をつかめるかもしれません。

赤ちゃんのえびぞりをよく観察して

赤ちゃんのえびぞりは、いつ来るかわからないのでママやパパは抱っこ中などは不安ですよね。母乳やミルクを飲んでいるときにもえびぞりしてくるので、服が濡れてしまうこともあります。

赤ちゃんの筋肉は、最初は曲げる筋肉が強く、次に伸ばす筋肉が強くなります。大変ではありますが、これも成長の証です。赤ちゃんの感情表現の手段がひとつ増えたと思って、何を考えてどう感じているのか、よく観察してあげてくださいね

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