生後10ヶ月の離乳食の進め方│手づかみや量とおすすめレシピを紹介

生後10ヶ月になると、3回食が始まり少しずつ食事の時間も安定してくるころです。

手づかみ食べができるようになったり、見た目も大人の食事に近づいたりと、ステップアップを感じられるのもこのころです。

それと同時に、食べないことがあったり量や固さに迷ったり、悩みが出てくるのも事実。どうすればいいか行き詰ってしまうパパママもいるのではないでしょうか。

ここでは生後10ヶ月の離乳食の進め方について、おすすめレシピを含めご紹介します!

生後10ヶ月ころの離乳食

生後10ヶ月ころの離乳食は、3回食にステップアップし、食事の時間も安定し始めるころです。

安定し始めるとはいえ、まだまだムラがあって当然!

「このくらいしか食べないけど大丈夫?」

「ミルクを欲しがらないけどいいのかな?」

など、進め方に迷う人も多いでしょう。

ここでは、量や固さなど生後10ヶ月の離乳食の目安についてご紹介します。

離乳食とミルクの量

生後10ヶ月の離乳食は、朝・昼・夜の3回食が基本。

離乳食の量が増え、ミルクやおっぱいの量が減ってくるのもこのころの特徴です。

離乳食が60%、ミルクやおっぱいが40%くらいの割合になります。離乳食とミルク・おっぱいの目安の量は次の通りです。

【1回の離乳食の量の目安】

・軟飯または5倍がゆ:80~90g

・野菜:30~40g

・タンパク質:肉や魚15gまたは豆腐45gまたは乳製品80gまたは卵半分

【ミルクの量と回数】

・1回のミルクの量:~200ml

・1日のミルクの回数:~5回

※赤ちゃんの満腹具合に合わせて与えましょう

上記はあくまで目安です。

離乳食に関しては、1日単位、1週間単位でバランスを取れていればOK!

固さ

生後10ヶ月ころの離乳食は「カミカミ期」と呼ばれ、歯ぐきで食材をつぶして食べられるようになります。

固さの目安は、バナナくらいの固さで、指で簡単につぶせるくらいを目指しましょう。

野菜などは柔らかく煮れば、5mmほどの厚さにカットしても大丈夫。

スティック状にして手づかみしやすいよう工夫するのもおすすめですよ。

味付けはいつから?

食材の味にも慣れてきて、そろそろ味付けを考えるのも生後10ヶ月ころですよね。

ほんの少しの塩やしょうゆ、みそなどを使ってもOKですが、基本はまだダシだけでおいしく食べられる時期でもあります。

みそ汁などの汁物は「風味をつける」程度に味付けをするようにしましょう。

薄味でも調味料をしっかり使うのは1歳を過ぎてから少しずつ、という進め方がおすすめです。

生後10ヶ月の離乳食おすすめレシピ3選

離乳食のバリエーションもだんだんワンパターンになってきて、何を作ればいいのかわからない、という人もいるかもしれませんね。

生後10ヶ月ころは、食べムラが出てくる時期でもあるので、定期的に目新しいものを与えるのがおすすめ!

手づかみ食べしやすいものや、ワンボウルでしっかり栄養を摂れるものだと、パパやママの負担も軽くなるので、ぜひ作ってみてくださいね。

野菜&フルーツペーストのサンドイッチ

【材料】

・サンドイッチ用食パン1枚

・野菜やフルーツのペースト適量

【作り方】

1.サンドイッチ用の食パンを半分にカットする

2.パンに野菜やフルーツのペーストを薄く塗る

3.食べやすいサイズにカットする

サンドイッチ用の薄切りパンを使って、スティック状にカットしたサンドイッチは生後10ヶ月の手づかみ食べの練習にもぴったり!

ペーストは野菜やフルーツを柔らかくなるまで煮て手作りしても良いですし、市販の離乳食を活用しても良いですよ。

小腹が空いた時のおやつとしてもおすすめです。

野菜スープ

【材料】

・にんじん、玉ねぎ、キャベツなど好みの野菜:適量

・鶏ひき肉:大さじ1杯程度

・水:200ml

【作り方】

1.野菜は1cm程度の角切りにする

2.鍋に水を入れて沸騰させる

3.すべての材料を入れてアクを取りながら柔らかくなるまで煮る

4.食材が柔らかくなったら完成

鶏ひき肉とたっぷりの野菜を入れてコトコト煮ることで、市販のコンソメを使わなくても風味豊かな味わいになりますよ。

市販のコンソメを使う場合は、ベビー用のものを使いましょう。

豆腐のチキンナゲット

【材料】

・鶏ひき肉:50g

・絹ごし豆腐:50g

・片栗粉:大さじ1杯

・好みの茹で野菜:適量

【作り方】

1.豆腐をペースト状になるまですりつぶす

2.すべての材料を入れて混ぜ合わせる

3.薄く油を敷いたフライパンに<手順2>のタネをスプーンで落とし焼く

4.裏返したら少量の水を入れてフタをし蒸し焼きにする

5.火が通ったら完成

少し薄めに焼くことで赤ちゃんが手づかみしやすくなりますよ。

余ったらひとつずつラップに包んで保存袋に入れ、冷凍できるのも便利です。

離乳食を食べないときの対処法

生後10ヶ月の離乳食は、今までモリモリ食べていたのに急に食べなくなるなどの変化が見えることも少なくありません。

昨日まで食べていたのに今日は「イヤ!」となってしまうと、パパもママもどうしていいかわからなくなってしまいますよね。

ここでは生後10ヶ月の赤ちゃんが離乳食を食べないときの対処法をご紹介します。

味の好みが出てくるとき。まずはゆっくり様子見でOK

離乳食にも慣れてきて、食材の味の好みが出てきます。大人でも食の好みがあるように、赤ちゃんにも好きな味と苦手な味があるのは当然。

無理に食べさせようとするのではなく、好きな食材と混ぜたり日を置いて再チャレンジしてみたりしてみてください。

まだ離乳食が完了するまではしばらく時間があります。

この時期の「食べない」は、焦らずにゆっくり様子見でOKですよ。

自分でやりたい時期。手づかみ食べを増やしてみよう

自我が芽生えるのも生後10ヶ月ころからといわれています。

大人と同じが良かったり、自分でやってみたかったり、食べない理由は赤ちゃんによってもその日によっても変わります。

手づかみ食べできるものを増やす、大人が使っているスプーンなどを持たせてみるなど、工夫してみるのもいいかもしれませんね。

生後10ヶ月の離乳食は様子を見ながら

生後10ヶ月の離乳食は、赤ちゃんも大きく成長するため、新しい悩みが次から次へと出てくる時期。

食べ物を床に投げたりテーブルにこすりつけたり、大変なことも増えてくるかと思います。

離乳食は食べる練習です。

すべてを食べられなくても、マニュアル通りにできなくても問題ありません。

ミルクやおっぱいも上手に活用して、まずは離乳食の時間を楽しめることを目標にしましょう。

食べることの大切さや楽しさを家族で共有できるような、そんな食卓にしてくださいね。

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