生後2か月の赤ちゃんになると、どれくらいの量のミルクをあげればいいのかわからない、といった声が多く寄せられます。
間違った量を与えても受け付けなかったり、逆に欲しがるままに与えすぎてしまうのも良くありません。
本記事では、そのようにどれくらいの量のミルクをあげればいいのか、授乳間隔はどれくらいかを解説していきます。
生後2か月の赤ちゃんがいる親御様は参考にしていただけると幸いです。
生後2ヶ月の赤ちゃんの特徴
ミルクの授乳間隔や量の話をする前に、生後2ヶ月の赤ちゃんがどういう状態か、何ができるのかについて解説していきます。
具体的には、以下の3点の特徴があります。
体重は4~7kg程度
排便は柔らかく水っぽい
指をしゃぶるなどの行為が見られる
1つずつ、解説していきます。
体重は4~7kg程度
体重に関して、男の子であれば4.5kg~7kgほど。
女の子であれば4kg~6.5kgほどになります。
勿論、平均的な体重になるのでこの限りであると断定はできません。
医師によると生後2ヶ月になると一日の体重増加は平均25g程度であれば問題ないということです。
自身の子の体重が少なすぎると不安になり、無理にミルクをあげすぎたりしてしまうのは良くありません。
一日にどれくらい体重増加があたか、こまめにチェックするようにしましょう。
排便は柔らかく水っぽい
排便に関しては、母乳を飲んでいるかミルクを飲んでいるかによって少々変わってきます。
母乳の場合は1日に7~8回程度の排便になることが多くなります。
ミルクの場合は2~3回ほどと、母乳ほど多くはなくなります。
その代わり、ミルクの排便は母乳に比べやや硬めになります。
また、摂取している栄養がほぼ水分なので、当然ながら便も軟らかめになります。
以上の回数や特徴ではないこともままありますが、明らかに特徴と一致しない日が何日も続くようであれば医師に相談するのも良いでしょう。
指をしゃぶるなどの行為が見られる
生後2ヶ月は生後1ヶ月に比べ、動作が多くなります。
指をしゃぶるなどの行為はお腹がすいているわけではなく、指や手足が自身の体であるということを認識するための行動です。
立派に成長している証拠であり、この行動を見て無理にやめさせることなどはしないようにしましょう。
ミルクの授乳間隔と量
ミルクの授乳間隔や量については諸説ありますが、ここではアドバイスとなる3点について解説していきます。
具体的には、以下の3点になります。
間隔よりも量で考える
赤ちゃんの体重を考慮する
母乳とミルクを調整
具体的に解説していきます。
間隔よりも量で考える
医師によると、生後2ヶ月の赤ちゃんにミルクの授乳間隔、量はこうでなくてはならないと厳密なルールはありません。
ルールが無いのであればむやみにあげても大丈夫と言うわけではありませんが。
どちらかというと何時間おきにあげる、と考えるより、一日にどれだけあげるかで考えた方がいいでしょう。
具体的には、生後2ヶ月の赤ちゃんには一日600ml~1000mlの量のミルクをあげると良いとされています。
ただ、これも飽くまで例なので、自身の赤ちゃんの成長度合いを見ながら調節してあげることが大切です。
赤ちゃんの体重を考慮する
上記の量でピンと来ない、という方は赤ちゃんの体重から摂取量の目安を考えることができます。
赤ちゃんの体重1kgに対し100~200mlが適量とされています。
自身の赤ちゃんの体重が4kg程度であれば、4×100~200=400~800ml
が一日の摂取量の目安となります。
体重1kgに対し100~200ml、これを忘れずに摂取量を調節してあげましょう。
また、明治から販売されている「ほほえみ」というミルクは摂取量の目安がパッケージに記載されています。
量の調節が苦手、毎度計算するのが面倒という方はこうしたパッケージ記載の量を頼りにするのも良いと思います。
また、日々の体重変化にも敏感になっておきましょう。
先程記載の通り、生後2ヶ月の赤ちゃんは一日平均25g程度増加していきます。
変化に対応しながら量を増やしていきましょう。
母乳とミルクを調節
基本的に母乳を勧められることが多いですが、充分母乳が分泌されない場合は混合する必要があります。
母乳を優先的に与え、足りなければミルクを与えるようにしましょう。
その場合は量の調節が難しくなってくるので、どれくらい母乳を与えたのか、肌間隔で把握しておくことが重要です。
必用な量に関しては、上記で解説した計算法か、パッケージ表記の量を参考に調節していくこと楽に調節することができます。
生後2ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔とミルクの量まとめ
本記事では、生後2ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔とミルクの量について解説しました。
間隔よりも量で考えることで、この時間にあげなければ、というしがらみからも解放され、ストレスを減らすこともできます。
母子ともにストレスを減らすことで健やかな体、健やかな家庭もできていきます。
また、決められたルールが無い、ということも重要です。
自身で調整することができるので、こうしなければならない、というしがらみが無くなります。
あまりストレスをため込みすぎず、健康な子供を育てていきましょう。