生後10カ月前後になると、職場復帰を考えるママも多いのではないでしょうか。
実際に0歳児では、生後10ヶ月くらいから預けて働くママが多いようです。
それまで母乳で育てていた赤ちゃんは、哺乳瓶でミルクを飲む練習をしなければいけなくなりますね。
「哺乳瓶を口に入れようともしてくれない」
「哺乳瓶を入れようとすると拒否してギャン泣き」
なんてことありませんか?同じような悩みを持っているママはとても多いです。
今回は哺乳瓶嫌いの赤ちゃんが哺乳瓶とミルクに慣れるポイントと、保育園入園前に準備しておきたい離乳食についてもご紹介します。
哺乳瓶とミルクに慣れるためには
保育園に入れることが決まっているのであれば、早めに哺乳瓶やミルクに慣れさせておくと良いでしょう。
哺乳瓶もしくはそれ以外の方法でミルクを飲めない赤ちゃんは、預けることが出来ない場合があります。でも大丈夫!
赤ちゃんは哺乳瓶以外の方法でもミルクを飲むことができるので、色々と試してみましょう。
ママ以外の人があげてみる
まずはママ以外の人が、哺乳瓶で授乳するという方法。母乳で育った赤ちゃんは、ママのおっぱいが大好きです。
目の前にママのおっぱいがあるのに、哺乳瓶を出されたら「イヤイヤ!」となってしまうでしょう。ですがママ以外の人にあげてもらうと、飲んだ!という場合も多いようです。
保育園に入ったらママ以外の人から授乳する機会が増えますので、家族に協力してもらい慣らしてみましょう。
搾乳して母乳を哺乳瓶であげる
ミルクに慣れていない赤ちゃんには、ママの母乳を搾乳して飲ませてみてはいかがでしょうか。
まずは哺乳瓶に慣れるところからはじめてみましょう!
哺乳瓶を全く使ってこなかった赤ちゃんには、哺乳瓶をおしゃぶりのように加えさせてみるとか、遊ばせてみるとこからでも良いでしょう。
哺乳瓶の乳首の固さに慣れていない、形に慣れていないというだけの場合も。色々と試して赤ちゃんに少しずつ慣れてもらいましょう。
ミルクを変えてみる
哺乳瓶に慣れてきたら、ミルクを飲む練習もしたいですね。
ミルクを飲めるようになればママの体調が悪いときや、急に誰かに預けなければいけなくなった時など、ママ以外でも授乳することができ安心です。
またミルクだと授乳量や、授乳間隔を調整しやすく、入園前に生活リズムを整えやすくもなります。
ですが赤ちゃんにも好みの味があります。ミルクが嫌なのではなく、味が嫌いという場合も。
そんなときは小分けになっている、ミルクを購入して試してみましょう。
スプーンやコップであげてみる
赤ちゃんを保育園に預けるのなら、哺乳瓶やそれ以外のものでミルクを飲めることが必須条件になります。
もし哺乳瓶がどうしてもダメなら、哺乳瓶以外の方法で飲めるようにしておくと良いでしょう。
スプーンやコップだと、少しずつなら飲むという赤ちゃんもいます。それもだめならスポイトで飲ませることもできます。
絶対に哺乳瓶じゃなきゃダメということはないので、焦らずに色々と試してみたいですね。
赤ちゃんにあった哺乳瓶
哺乳瓶で飲めるようになった赤ちゃんのなかには、何をやってもダメだったのに哺乳瓶を買い替えたら飲むようになった!という子も。
そこで哺乳瓶嫌いの赤ちゃんでも飲みやすい?!哺乳瓶をまとめてみました。
ピジョン 母乳実感シリーズ
筆者の子どもも、哺乳瓶嫌いで色々と試しました。
意外にもドラックストアなど、どこにでも売っているピジョンの母乳実感シリーズに替えたら飲むようになりました!
Amazonの売れ筋ランキングでも常に上位にありますね。
母乳実感シリーズはおっぱいを飲むときと同じ口の動きができ、母乳との併用もスムーズにできる設計になっているんだそう。
乳首の部分は月齢に合わせて細かく分かれているので、赤ちゃんに合わせて飲みやすい大きさを選んであげることができますね。
ピジョン 【LLサイズ2個入】母乳実感乳首(シリコーンゴム製)9ヶ月-1歳半スリーカット 2個 01139
ヌーク
「おっぱいと同じように飲めるニップル」をコンセプトに作られているのが、ヌークの哺乳瓶。
ドイツの製品で乳首の部分が独特な形になっています。
ママの乳首になるべく近い形に、こだわって作られているようです。
そのため母乳との切り替えもスムーズにできそうですね。
レビューには「他の哺乳瓶は嫌がったけど、これにしたら飲むようになった」という声が多くありました。
デザインもオシャレなので、ママにも嬉しいですね。
ビーンスターク
哺乳瓶嫌いな赤ちゃんを持つママに人気のビーンスターク。
ネットの口コミで哺乳瓶嫌いにはビーンスタークと、見て買ったという人も多いようです。
口の動きが、母乳を飲むときと近くなるように開発されています。
ビーンスタークの哺乳瓶は、飲む力に合わせてミルクの出る量が変わるタイプ。
生後0か月~卒乳までずっと一緒のワンサイズです。
そのため乳首選びで迷うことはないのが嬉しいですね。
ビーンスターク 哺乳びん 赤ちゃん思い 広口 トライタンボトル 240ml
離乳食をはじめておく
哺乳瓶からのミルクがうまくいかなくても「離乳食をはじめていたから預かってもらえた」という声も多くありました。
ですが母乳で育った赤ちゃんは、ドロドロの離乳食が好きではない子が多いようです。
そこで母乳で育った赤ちゃん向けの、離乳食のスムーズなはじめかたのポイントもご紹介します。
中間期からはじめる
母乳で育った赤ちゃんは吸う力が強く、あごの力があるため完了食くらいの固さを好むことが多いようです。
そのため「ドロドロの離乳食は拒否だったのに、柔らかめのお米をあげたら食べた!」という子も。
そんな赤ちゃんには無理して初期からはじめず、中間期から頑張る!とういう方法もあります。
中間期なら離乳食用のごはんを作らなくても、柔らかめに炊いたご飯をお湯でふやかしたり、みそ汁を取り分けて薄めたり、納豆や豆腐ならそのまま食べることができますね。
お腹がすく前に食べさせる
お腹が空いたらとってもイライラしませんか?
それは赤ちゃんも一緒。
そんなときに食べ慣れない離乳食を出したら、「嫌だー!もうめんどくさいから、おっぱいがいいー!」となってしまいますよね。
それを防ぐためには、赤ちゃんがお腹が空く前に離乳食を与えてみましょう。
ご機嫌なときならはじめて食べるものにも興味を示し、お口に入れようとしてくれるかもしれません。
家族と一緒に食べる
また離乳食を食べるときの雰囲気もとても大事です。
家族が美味しそうに食べていたら、赤ちゃんも「食べてみたいな」という気持ちになるかもしれません。
赤ちゃんのお口に入れる前にママがご飯を美味しそうにお口に入れ、モグモグしてみましょう。
「美味しい~!」と言ってみてもいいですね。
離乳食=楽しい時間と、赤ちゃんに教えてあげましょう。
色々な食材を食べさせておく
保育園に入る前に色々な食材にチャレンジしておくことも大事です。
保育園では家庭で食べた食材のみを与えるという、決まりになっている所がほとんどでしょう。
そのため入園後には、「献立表に載っている食材は食べさせておいてください」と言われると思います。
保育園に入ってから新しい食材を試すのは、ママも仕事で疲れていて大変です。
またアレルギーのことを考えると、病院で仕事を休む可能性も出てくるため、平日に試すのも難しいです。
保育園に入ると、体調を崩しやすいために離乳食を進めること自体が難しくなる場合も。
そのため入園前にアレルギーに気を付けながら、色々な食材を試しておくといいですね。
お腹が空いたら飲むと思って
ここまで哺乳瓶克服のための色々な方法をまとめてきました。いかがでしたか?
色々な方法を試してもうまくいかなくてストレスが溜まる、心配になる。そういうママもいるかもしれません。
ですが赤ちゃんは本当にお腹がすいたら飲みます!
そう思って肩の力を抜いて欲しいなと思います。なんとかなるさと思いながら、過ごしたほうが赤ちゃんもママも楽しく過ごせますよね。
赤ちゃんが大きくなったとき、あのときは飲まなくて大変だったなぁ~と笑い話になる日がすぐにきますよ。
心配し過ぎず、気楽に構えてみてくださいね。