夜泣きは生後6カ月くらいからよく見られるようですが、生後1カ月でも夜泣きする赤ちゃんはいます。
出産後すぐに始まる育児で疲れがたまってくる頃なのに、夜泣きが始まるとママはつらいですよね。パパにも協力して欲しいけど、泣いていても起きない!というパパも多いのではないでしょうか。
日中は仕事をしているので、起こすのも悪いと一人で抱えているママもいるでしょう。 そんなママのために、生後1カ月の夜泣きを乗り切る方法をご紹介します。
赤ちゃんが泣く原因
赤ちゃんが泣く原因には、どんなものがあるのでしょうか。理由がわかっていると夜泣きを軽くでき、ママの気持ちも楽になりますよね。
生後1ヶ月の赤ちゃんは体に何かしらの不快感があり、泣いていることが多いと言われています。そんな赤ちゃんの泣く原因をまとめました。
お腹が空いたとき
生後1カ月の赤ちゃんもお腹が空いたときは起きて泣きます。この時期の赤ちゃんは、3時間置きに授乳すると良いと言われていますね。
ですが母乳は消化が良いために、赤ちゃんによっては2時間置きに欲しがる子もいるようです。
一方でミルクの場合は母乳よりも消化に時間がかかるため、母乳に比べて欲しがる間隔があきます。そのため夜はミルクを足して、混合で与えているというママいます。
母乳が出ているのにミルクを与えることに、罪悪感を感じるというママもいるかもしれません。ですが睡眠不足が続き辛い場合は、無理をせずにミルクにも頼ってみましょう。
暑い寒いなどの体温調節が必要なとき
暑いとき、寒いときも泣くことがあります。
生後1ヶ月頃の赤ちゃんは、まだ体温調節中枢が未熟で、気温と一緒に体温が上下します。そのため衣類や寝具、室内温度計などを使ってうまく体温調節をしてあげられるといいですね。
また夏場は26~28度に設定し、エアコンの風が直接赤ちゃんに当たらないようにします。冬場は18~20度にして加湿器などを使い、乾燥しすぎないように気を付けましょう。
オムツが不快
おしっこがオムツにたくさん溜まっている、うんちが出て気持ち悪い。そんな時も赤ちゃんは、泣いてママに教えてくれることがあります。
生後1カ月くらいでは、1日に10~12回くらいおむつ替えをするママが多いようです。夜はぐっすり寝ているなら、うんちの時以外は頻繁に替えなくても問題はありません。
しかし気持ちが悪くて泣いている場合は、取り替えてあげましょう。赤ちゃんの肌はデリケートなため、かぶれも起こりやすいです。
オムツを替えたときは、かぶれていないかのチェックもしてあげるといいですね。
ゲップがうまく出ていない
ゲップがうまく出ていないことで、泣く赤ちゃんもいます。
赤ちゃんは泣いている時や、授乳時にたくさんの空気を吸い込んでいます。
それが小さな胃に溜まったままだと、吐き戻しの原因にもなり赤ちゃんはとても気持ちが悪いのです。
ゲップがうまくできない場合は、授乳途中でゲップをさせてみたり、体制をいつもと変えて座らせたり、うつ伏せにしたり、色々試して赤ちゃんが一番ゲップしやすい体制を、見つけてあげるといいですね。
つらい夜泣きを乗り切る方法
色々な理由で泣く赤ちゃんですが、何をしても泣き止まない、寝ない、そんなときに乗り切る方法を知っていると夜泣きの時間も怖くないですよね。
生後1カ月~2カ月頃の夜泣きは、ママにとっては体力的に一番つらいもの。
自分を追い詰めないためにも、つらい夜泣きを乗り切る方法を試してみてくださいね。
ドラマや動画を見る
生後1カ月の赤ちゃんは昼夜の区別がまだついておらず、夜に起きるとなかなか寝ないことがあります。
無理に寝かそうとするよりは、夜泣き時間を工夫して過ごしてみてはいかがでしょうか。静かな音でドラマや、好きな動画を見るのもいいですね。
一度電気をつけて起こしてあげると泣き止む場合もあります。赤ちゃんが泣き続けると、ママも精神的に辛くなっています。辛くなる前に試してみてくださいね。
抱っこしたまま、ソファなどで寝る
抱っこすると寝るのに、布団に置くとなぜか起きて泣いてしまう赤ちゃんも多いと思います。
そんなときは抱っこしたままソファなどで寝てしまう、というママも多いようです。
ずっと抱っこしたままで疲れる場合は、授乳クッションを使ってみましょう。
窒息など心配な場合はリビングに布団を引いて置き、赤ちゃんが落ち着いたらそこで一緒に寝ても良いかもしれません。
おしゃぶりを使ってみる
おしゃぶりには否定的な意見もありますが、赤ちゃんがおしゃぶりを吸うことで精神的に落ち着いて泣き止んでくれることもあります。
そうするとママの負担はかなり軽くなりますよね。
長期間使い続けると噛み合わせに影響が出たり依存性があるため、ママが辛い時だけ使うなど期間や時間を決めて使ってみてはいかがでしょうか。
夜泣きを減らすポイント
生後1ヶ月の赤ちゃんは平均で14〜15時間寝ると言われています。ママのためにも睡眠時間を出来るだけ夜に出来たら良いですよね。
赤ちゃんの夜泣きを減らし、まとまって寝てくれるようになるポイントをご紹介します。
昼間太陽の光に浴びておく
1カ月検診が終わったら、少しずつ外出することができますよね。
天気の良い日はママの気分転換も兼ねてお散歩したり、お庭やベランダに出て外気浴をしてみましょう。赤ちゃんの気分転換にもなります。
そして太陽の光を浴びることで体内時計が少しずつ整い、夜寝てくれるようになるかもしれません。日差しが強い日は紫外線対策を忘れずに。
夜寝る前にお風呂に入れる
1カ月検診が終わったら、一緒に浴槽に入ることが出来ます。
ママと一緒に浴槽に入り、優しく話しかけたり、うたを歌ってあげることで、リラックスし夜眠りやすくなる赤ちゃんもいるようです
逆に目を覚まして寝なくなる赤ちゃんもいるので、何時間前に入るかは赤ちゃんの様子をみて決めましょう。
毎日同じ時間に「お風呂→授乳→寝る」のリズムをつけて置くと、成長と共に生活リズムが整ってきますよ。
添い寝にしてみる
ベビーベッドに置いたら「背中にスイッチ」がついているかのように起きだす、そんな悩みを持っているママもいるのではないでしょうか?
原因の一因としてベビーベッドに置く際にママの匂いや体温が離れてしまう、ベッドの温度差などがあげられます。
特に新生児~2カ月くらいの赤ちゃんに多いようです。
そんな赤ちゃんにはベビーベッドの高さを大人用のベッドと一緒にし、添い寝スタイルを取り入れたというママも。
泣きそうになったらすぐに手を伸ばして、トントン出来るのもいいですよね。同じ布団に寝たらぐっすり寝てくれるようになった、という赤ちゃんもいました。
ママ一人で無理をしない
多くのママが経験している赤ちゃんの夜泣き。これは成長と共に必ず無くなっていくものです。ですがそれがいつなのかわからないと、ママはつらい日々を過ごすことになりますよね。
体力や気力に限界が来る前に、頼れるものや人は我慢せずに頼りましょう。便利なグッズを使うと、「それは成長に良くない!」と口出しされることもあるでしょう。
ですがこの時期は、ママの負担が軽くなる方法を選ぶことが1番大切です。
また日中の家事も最低限のことだけをして、寝る時間を確保できるようにパパにも協力してもらえるといいですね。