「はじめての育児、これでいいのかわからない」
「つらい、しんどい育児の悩み、どうやって解決したらいい？」
こんな悩みがあるパパママは、たくさんいらっしゃると思います。
育児のスタンダードは時代によって変わるもの。特に今は、新しい生活様式へと目まぐるしく変化している最中ですよね。
そこで今回は、いまどき子育てのお悩み２つと、その対策をご紹介します。
子育ての正解がわからないときは
自然派育児、おむつなし育児など、いろいろなタイプの育児方法が流行っていますよね。見れば見るほど「一体どれが正解なの！？」と振り回されてしまいがちです。
子育ては人それぞれ。どれが正解でどれが不正解、とはっきり決められるものではありません。
子どもに合った子育ての方法は、育っていくうちにつかめてくるから大丈夫。
それでも不安でモヤモヤするときは、次の方法を試してみてはいかがでしょうか。
オンラインで育児相談
少し前なら、地域の児童館や保健センターに行くだけでも息抜きになったり、待機している職員に相談できたのですが、今はそういうお出かけも難しくなっていますよね。
そこで、自治体によってはオンラインでの育児相談を受け付けている場合もあります。
LINEアプリでのメッセージによる育児相談や、Zoomアプリを使ったママ同士のおしゃべり広場など、さまざまなサービスが提供されています。
赤ちゃんを連れてのお出かけはもともと大変なものですが、今はさらに気をつかう時期になっていますよね。自宅で安心して誰かに相談できるこのチャンスを、ぜひ息抜きや不安の解消に役立ててみましょう。
母子手帳の発達曲線で確認する
体の大きさや発達のスピードなど、パパママにとって子どもの成長は悩みが尽きないものですよね。
不安になったら、母子手帳の発達の項目で確認してみるのもひとつの方法です。
体の大きさは、発達曲線のカーブの中に入っていれば大丈夫。飛びぬけて大きく外れたりしていなければ、順調に育ってくれていると考えていいでしょう。
発達のスピードは個人差が大きいところなので、運動機能などのめやすとなる項目をクリアしているか確認してみましょう。
もちろん病院で相談することも大切ですが、母子手帳があれば自分でも確認ができる、と知っておくだけでも安心できますね。
子育てがつらい…原因と対策
子育てのお悩みの中で、頻繁に出てくるのが「つらい」という言葉です。
「つらい」という言葉には、心と体が十分に休めていない、というパパママの過労が隠れています。
育児をちょっとお休みしたい、という気持ちは甘えでも怠けでもありません。放っておくと24時間休めない子育て期間ですから、意識して積極的に休憩をとっていくことが大切です。
つらい気持ちをなるべく少なくできるよう、お休みをとる方法をご紹介します。
一時保育でリフレッシュ
一日に必要な睡眠時間は、平均して7～8時間といわれています。
夜泣きや授乳がある子どものパパママは、睡眠がこま切れになったり、ろくに眠れていなかったりして、疲れがたまっているのではないでしょうか。
身近に預かってくれる方がいる場合はいいのですが、パパママだけで子育てしているご家庭はそうもいきませんよね。そんな時は、保育園や認定こども園などの一時預かりサービスを利用して体を休めるのもひとつの方法です。
「リフレッシュのために子どもを預けるなんて…」と、悩んでしまう方もいらっしゃると思います。ですが、一時預かりは「育児疲れなどによる保護者の心理的・身体的負担を軽減するための支援である」と、はっきり書かれている場合もあります。
パパママの心身の健康のためにも、こういった選択肢があることを覚えておくといいですね。
参考：なぜ日本の乳幼児子育て期の保護者はリフレッシュ目的で一時預かり事業を利用しにくいのか？
散歩や読み聞かせで気分転換を
つらい気持ちを解消するには、気分転換をするのも効果があります。
近所をちょっとお散歩したり、少し家の前に出て歩いてみるだけでも、家の中とはまた違った気持ちになれるもの。
子どもと一緒に季節のうつろいを感じたり、虫や鳥を見つけたりして、パパママも一緒にリフレッシュしてみましょう。近所に公園があれば助かるのですが、家のまわりだけでも楽しいものですよ。
家の中でいつもの遊びに飽きてしまったら、絵本の読み聞かせをしてみましょう。
パパママが読んでくれるだけで子どもは喜んでくっついてきますし、その様子に癒されて気分転換にもなります。
子どもと一緒に絵本の世界に入り込むと、ひとときだけでもリフレッシュ。気持ちもスッキリできますね。
自分らしい育児を見つけよう
毎日成長していく子どもの様子にニコニコして、楽しく子育てできるのが理想ですが、現実はどうしてもしんどい部分に目を引かれがちですよね。
地域の一時預かり保育やオンライン相談サービス、おしゃべり広場などの支援サービスを活用して、パパママが楽になる方法を見つけておきましょう。
近所の公園や児童センター、幼稚園や保育園の開放日など、気分転換できる場所に行ってみるのもいい方法です。家の中でも絵本の読み聞かせなどで目先を変えて、意識して気分を変えられるといいですね。
パパママが自分らしい育児を見つけられるよう、肩の力を抜いて過ごしていきましょう。