離乳食も後期となり、いよいよ3回食に移行の時期となりましたね。
…となると、毎食のレシピに悩むパパやママは多いのではないでしょうか。
お子さんの動きも活発になり目も離せなくなってくるので、3食の食事の準備が大変だと思います。
そこで今回は、手軽で冷凍もでき、この時期のお子さんにも噛みやすい「食パン」がテーマです。
離乳食後期の食パンの食べ方やレシピを紹介しているので、ぜひ上手に取り入れてみてくださいね。
離乳食後期の食パンの食べ方
離乳食といえばお粥のイメージがありますが、離乳食後期にパンをあげたことのある人の割合は、91.2%。(2007年厚生労働省の調査より)
9割以上の人が、離乳食後期にパンを活用しています。
パンにも色々な種類があり、市販のものを買う場合には、原材料をよく確認する必要があると思います。
その中でも食パンは比較的シンプルで、大人も子どももアレンジしやすいので、離乳食期に食べるパンとして向いています。
ここでは、食パンの選び方や食べる量をご紹介します。
食パンの選び方
まだ歯が生え揃っていない9ヶ月〜11ヶ月頃のお子さんにとっては、歯茎でつぶせるくらいの厚みや柔らかさが目安です。
特に注意したいのは、パンの「みみ」。
まだまだ「みみ」は固いので、切り落として使うことになります。
最近ではサンドウィッチ用の「みみ」のない食パンや、「みみ」まで柔らかい食パンも売っていますよね。
厚さは、8枚切が適当ですが、小さく切るようなレシピでは6枚切でも大丈夫でしょう。
小麦粉や乳製品、添加物などの原材料にも気をつけながら、お子さんに合ったものを選ぶといいでしょう。
食パンの量
離乳食後期の食パンの1回分の目安量は、30g〜50gです。
枚数に換算すると、以下の通りです。
パン8枚切・・・2/3枚〜1枚
パン6枚切・・・1/2枚〜2/3枚程度
レシピによっても変わってきますが、だいたいこの量を目安に準備するようにしましょう。
量をあまりにも多く食べてしまう時には、調理の仕方を工夫したり、スティック状にした食パンを1本ずつ手渡すなどして、時間をかけてしっかりと噛んで適量を食べられるようにしていくといいですね。
食パンを使ったレシピ3選
離乳食も後期になると、手づかみ食べが盛んになってきます。
食パンは手づかみをしても崩れにくく、大きさも調整しやすいのが便利ですね。
お子さんの食べやすい大きさに切りそのままあげるのでも十分ですが、一手間を加えたメニューにすると、その1品で取れる栄養素がアップしたり、大人も一緒に楽しめる1品になりますよ。
今回は、朝ご飯から昼食・間食まで、日々の離乳食で活躍しそうなレシピをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
冷凍可能!フレンチトースト
渡部アキさんのこちらのレシピは、冷凍しても美味しく食べられるようにと、しっとりめのフレンチトースト。
食パン3枚の量なので、冷凍用に沢山作れるレシピになっています。
また、アレルギーやまだ試していないお子さん向けに、卵や牛乳を使わなくても作れるレシピもありますよ。
そのままの食パンから少し味や食感が変わるだけでも、食が進みそうですね。
栄養満点!食パンキッシュ
食パンでキッシュを作ってしまうというアイデアも素敵です。
豆腐や野菜も含まれているので、たんぱく質やビタミンなど、これさえ食べればバランスよく栄養素が取れます。
お好みの野菜を入れてみるといいと思います。
ケチャップをつけると大人も美味しく食べれるのが嬉しいです。
フルーツが沢山食べられる!パングラタン
2019年、農林水産省広報誌aff(あふ)で紹介されたこちらのレシピは、大人のおやつにもしたい1品。
大人は蜂蜜をかけたりジャムをつけたりなどアレンジして食べるのもいいでしょう。
果物やヨーグルト、パンなど“そのままだとあまり食べない”というお子さんに試してみるのはいかがでしょうか。
果物はアレルギーが出る場合もあるので、必ず食べたことのある果物を入れるようにしましょう。
食パンを活用して離乳食後期のメニューの幅を広げよう
今回は、離乳食後期の食パンをテーマに、食パンの食べ方やレシピを紹介しました。
以下、内容をまとめます。
・食パンは、8枚切りを選んだり、みみを切り落とすなど、歯茎でつぶせるくらいの厚みや柔らかさで与える
・離乳食後期における1回の食パン量目安は、30g〜50g、8枚切で2/3枚〜1枚程度。
・レシピによっては、冷凍できたり、栄養も沢山取れるものや、大人も一緒に美味しく食べられるものもある
手づかみ食べが盛んになる離乳食後期に、食パンを活用していくとメニューの幅が広がります。
大人と一緒に食べられるレシピを模索しながら、負担なく後期食を進めていけるといいですね。