妊活でできることは何か?ポイントと妊活法を紹介!

妊活とは、字の通りに「妊娠するための活動」です。しかしいざ妊活といっても、いったい何から始めればいいのかわからない、ということもあるのではないでしょうか。

子どもを授かるために大事なのは、自分の体を知ること、そしてパートナーとの協力です。それに、夫婦間でいろいろなことを話し合う必要も出てきます。

今回は、妊活に必要なことは何か、妊活のためにできることは何かを解説していきます。

妊活のポイントは、自分を知ることとパートナーの協力

そろそろ子どもが欲しい、となったときに始めるのが妊活です。しかし、女性には月経周期があり、妊娠の可能性が高い時期と低い時期がわかれています。

さらに、パートナーとの協力や話し合いも必要です。妊活のポイントとは何かを解説します。

まずはパートナーと話し合いをしよう

子どもが欲しい、となったときは、パートナーとの話し合いが必要不可欠です。パートナーも自分と同じように思っているのか、もしもできなかった場合はどうするのか、意見をすりあわせるのが大切です。

特に話し合っておきたいのが、病院に行く場合です。2017年にリクルートが行なった意識調査によると、男性は女性に比べて「自分に不妊の原因がある」と考える方が少ないのです。

また「パートナーに不妊の原因があるのでは」と考える男性は、女性の約2倍です。医療機関での検査を希望する男性も、女性よりも少なくなっています。

もしもなかなか子どもを授からなかった場合、お互いに病院に行くかどうか話し合っておきましょう。パートナーのどちらの協力が欠けても、妊娠は難しくなってしまいます。

自分の体のリズムを知ろう

女性が特にやっておいた方がいいことが、自分の体のリズムを知ることです。具体的に言うと、基礎体温を計って記録しておくことが大事です。

月経周期が28日の場合、だいたい月経終了から14日前後で排卵が起こります。しかし周期には個人差があり、必ず28日というわけではありません。

基礎体温を記録していれば、低温期から高温期に変わった段階で排卵が起きたことがわかります。

また正常な基礎体温グラフとまったく違うグラフになれば、ホルモンバランスが悪かったり、排卵がなんらかの原因で起きていなかったり、という可能性があります。

記録をつけておくと、病院で治療を行う場合でも参考になることが多いです。できれば月経2回分くらいは、記録しておくことをおすすめします。

妊活のためにできることはなにか

パートナーとの意識共有を行い、自分の体のリズムを知ることが妊活のスタートです。次に必要なことは、妊娠について正しい知識を得ること。

妊娠について、正しく知識を持っているという方はどのくらいいるでしょうか。

意外と知らない妊娠についてと、妊活のためにできることを解説します。

自然妊娠の確率は意外と低い

自然妊娠とは、実は意外と確率が低いものです。女性が妊娠する可能性が高いのは、排卵日の6日前から排卵日の1日後、約1週間です。

この間に性交渉し、妊娠する確率は29歳以下の女性で30〜50%前後です。26歳をピークに確率は減っていきます。

1ヶ月のうちで約1週間しか確率の高い日がなく、さらに30〜50%の確率でしか妊娠しないわけです。自然妊娠の確率が高くないことが、よくわかるのではないでしょうか。

タイミングに関する勘違い

意外と勘違いされることが多いのが「排卵日を調べ、そのタイミングを狙って性交渉する」というものです。

クリニックなどでタイミングを聞くと、排卵日の2日前と1日前を指定されます。実はもっとも妊娠の可能性が高いタイミングは、排卵日の2日前、ついで1日前なのです。

正しい知識を得たいと思ったら、クリニックや病院を受診してみるといいでしょう。上記のような勘違いしやすい内容についても、しっかり教えてくれます。

クリニックや病院を受診しタイミング法を行う

何回か触れましたが、まずタイミング法を行なってみましょう。できればクリニックや病院で基礎体温の記録を見せ、性交渉のタイミングを指示してもらうのが望ましいです。

タイミング法は保険適用で行われるため、金銭的負担がさほど大きくはありません。しかし基礎体温グラフが安定していないような場合は、排卵誘発剤を使用することもあります。

排卵誘発剤の使用や超音波検査の回数によっては、保険適用外になる場合もあります。

医療機関によってはすべての検査を保険適用外とする場合もあります。事前に医師に確認をしておきましょう。

人工授精を検討する

何回かタイミング法を行って妊娠しない場合、人工授精の検討をします。特に男性の精子の動きが悪かったり、精子の数が少なかったりする場合に有効な方法です。

人工授精は動きの良い精子だけを取り出し、排卵日周辺で子宮に注入すると言う方法です。精子と卵子の距離が近くなるので、精子と卵子が出会いやすくなります。また短時間で終わるため、体への負担も少なくてすみます。

体外受精を検討する

体外受精は、高度不妊治療のひとつです。体外に取り出した精子と卵子を受精させ、ある程度育ってから子宮へ戻す方法です。

受精卵になってから子宮に戻すため、他の方法に比べると妊娠率は高いです。しかし体への負担はもっとも大きく、費用も高額になることが多いです。しっかりとパートナーと話し合っておくことをおすすめします。

自分たちに合った妊活スタイルを

妊娠・出産は、夫婦にとって大きな人生のイベントのひとつです。まずは、パートナーとしっかり話し合うことがなにより重要。子どもを授かるのはひとりではできません。

お互いの意思をちゃんと話し、すりあわせておきましょう。

また、妊娠についての知識はあいまいなことが多いものです。専門家である医師に教えてもらうのが、もっとも手っ取り早い方法です。

妊活は、夫婦どちらの協力が欠けてもうまく進みません。妊活のために夫婦でできることは、しっかり協力することです。しっかり協力すれば、自分たちに合った妊活スタイルが、きっと見つかるはずですよ!

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