タイミング法という言葉を聞いたことがありますか?
そろそろ赤ちゃんがほしいな、そう思うカップルもいらっしゃると思います。
いつも通りの生活の中で、自然に妊娠したら理想的ですよね。でも時には、思うようにはいかないこともあるかもしれません。
病院で不妊治療が必要?そう思う前に、夫婦でできるのが、このタイミング法です。
ここでは、病院で行うタイミング法の現状について、また夫婦ふたりでできるタイミング法について具体的なやり方をお話します。
タイミング法とは?
なかなか赤ちゃんができない。。。
もしかして、不妊治療が必要なのかな?そのように不安に思うママなら、いちどはタイミング法と言う言葉を聞いたことがあると思います。
タイミング法とは、一体どんな方法なのでしょうか。
まずここでは、タイミング法の基本的な知識と、病院での指導についてお話ししていきたいと思います。
タイミング法とは?
タイミング法とは、女性の排卵日を予測して、排卵日に合わせてセックスをするというものです。最もベーシックな妊娠法で、不妊治療のファーストステップとして行われるものです。
いわば自然に近い形で、赤ちゃんができる方法なのです。
女性は、1回の生理の周期に、左右どちらかの卵巣の中でひとつの卵胞が育ちます。
そして直径が20~22ミリになると、24時間以内に排卵するといわれています。
排卵が近づいたら、病院で超音波検査を行います。そこで卵胞の大きさを調べ、セックスを行うタイミングを指導されます。
しかし、排卵前に何度も病院に通う必要があるのです。
病院での指導はピンからキリまで!
不妊治療を経験した人のほとんどは、このタイミング法という治療を経験しています。
しかし、病院によってタイミング法の指導は様々です。
ある大学病院では、週1回の診察で「まだ排卵していません。」と言われ、次の週に行くと、「排卵は終わりました。」と結果を教えてくれるだけ。
これでは指導になりません。しかし一方では、念入りに指導してくれる病院もあります。
でも、病気でもないのに毎回診察台に上がるのは、女性にとって大きなストレスがかかります。
このように、病院によってタイミング法の指導は違うし、通う本人も大変な負担がかかるのが現状なのです。
夫婦でできるタイミング法とは!
たしかに病院での指導は、必要になるかもしれません。
しかし、妊娠は夫婦の愛の上に成り立っているものです。理想なのは、夫婦二人で協力してできるタイミング法なのではないでしょうか。
ここでは、病院にかかる前に家でできる二人のタイミング法について、具体的な方法をお話ししたいと思います。
この二人のタイミング法によって、たくさんのカップルが赤ちゃんを授かっているのです!
基礎体温表をつける
まずは、基礎体温表をつけましょう。
基礎体温とは、朝に目がさめたら起き上がる前に測る体温です。測るのは普通の体温計ではなく、婦人体温計を使います。
婦人体温計は10秒で検温でき、体温をスマホに転送してデータの管理ができるので、とても便利です。
オムロンなどの婦人体温計は、アプリとセットになっていて基礎体温を自動的にグラフ化してくれる優れものです。
もちろん、紙の基礎体温表をつけてもOK。一目で体温の推移が分かるうえ、手軽に書き込みできます。表は購入してもいいし、ネットからダウンロードもできます。
基礎体温表をつけることは、本当に重要なことで、2~3カ月も続けると、自分の排卵日を予測できるようになります。そして、自分の子宮や卵巣の状態が分かるのです。
低体温がつづき、最後に一段体温が下がったときの前後の日が排卵日になります。
排卵日検査薬を利用
このように基礎体温表をつけることで、おおよその排卵日は分かります。
しかし、生理周期が不規則だったり、体温差が小さくてなかなか予測が難しいときは、排卵日検査薬を使うことをおすすめします。
排卵日検査薬は、妊娠検査薬と似たスティック状になっており、尿によって検査します。排卵日検査薬は、ドラッグストアやネット通販で購入できます。
1週間分で3,000円くらいです。
基礎体温表と排卵日検査薬を組み合わせることで、かなり正確に排卵日が予測できるのです。
結果を必ず、基礎体温表に記録してくださいね。
排卵日に合わせてセックスを
排卵日検査薬で陽性と出たら、なるべくたくさんセックスすることが重要です。
精子の寿命は3日間、卵子の寿命は12~24時間なので、排卵日の前日でも妊娠する可能性はあります。精子と卵子が出会う確率を高めるわけですね。
ただ前のめりになりすぎて、妊娠のためだけに愛し合うようになってしまうのは疑問です。
あくまでもお互いの気持ちが合ったとき、無理なく行うことが大切だと思います。
二人とも自然な気持ちでいてくださいね。
思いやりの気持ちが大切!
このように病院へ行く前に、夫婦でできるタイミング法についてお伝えしました。
まずは基礎体温を測り、基礎体温表に記録して自分の排卵日を予測することが、スタートですね。
2~3カ月つづけて、自分の体の状態を知っていきましょう。
妊娠への道は、二人の心がリラックスしていることが何より重要です。
女性が排卵日を気にしすぎて男性にプレッシャーがかかり、気持ちがなえてしまったということのないようにしてください。
夫婦がお互い思いやりの気持ちを大切にして、仲良く過ごしていくことを願っています!