生後2ヶ月は赤ちゃんとの暮らしにもだんだん慣れ、ママの体調もだいぶ回復してきたころではないでしょうか。
少しずつ外出が可能になりますが、まだまだおうちで赤ちゃんと過ごす時間が多いですよね。「あー」「うー」などの声を出すようになり、話しかけるのがますます楽しくなるころですね。
なにか遊びに知育要素を取り入れたいと考える、ママやパパもいるのではないでしょうか?
そんな赤ちゃんとのおうち時間を楽しくする、遊びやおもちゃをご紹介します。
生後2ヶ月の赤ちゃん
初めての育児をするママやパパは、まだまだ毎日手探り状態。
ですが一緒に過ごしていると、少しずつ成長を感じることもあるでしょう。
「今、ママの顔をじっと見ていたなぁ」「パパが話しかけると良く動くなぁ」とコミュニケーションも楽しくなってくるころではないでしょうか。
生後2ヶ月の赤ちゃんの発育や特徴を見てみましょう。
お話してる?!クーイングが始まる
生後2ヶ月ころになると筋肉が少しずつ発達してきて、手足をよく動かすようになります。
あわせて機嫌が良いときは、「あ~」「く~」などの声を発するようになり、とても愛らしいですよね。
これは赤ちゃんが自分の口から声が出ることを発見し、遊んでいるのです。これをクーイングと呼びます。
言葉でコミュニケーションを楽しみはじめるのに良い時期なので「ご機嫌なんだね~」など、少し高めの声で話しかけてあげましょう。
追視ができるようになる
生後2ヶ月くらいから、少しずつ視力が発達していきます。
おもちゃを顔の前に持っていき、右へ左へとゆっくり動かすと目で追うようになります。
これを追視と呼びます。まだまだ早いものは目で追いかけることが出来ないので、ゆっくり動かしてあげましょう。
自分の手を認識し、じっと見るといった行動もはじまるかもしれませんね。
おしゃぶりがはじまる子も
手足が動かせるようになった赤ちゃんは口元に触れた手を舐めたり、吸ったりする行動もはじめます。
これは母乳を吸うための本能的な行動で、赤ちゃんが生きていくために必要な行為です。また赤ちゃんの気持ちを静めたり、落ち着かせる効果もありますので見守ってあげましょう。
長時間舐めていて気になるときは、話しかけてあげたり、スキンシップをしてあげるとよいですね。
昼夜の区別がつくようになってくる
だんだんと昼夜の区別がつくようになっていき、昼間に起きていることが増えてきます。
夜にたくさん眠ってもらうためにも、この時期から生活リズムを整えていくことが大事。
朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を感じさせ、お天気の良い日にはお散歩に出かけてみましょう。
夜は寝る少し前から照明やテレビなどの音を落としていき、寝やすい環境を整えてあげられるといいですね。
生後2カ月できる知育あそび
それでは生後2ヶ月ではどのような遊びができるのでしょうか。
まだまだできることは少ないので、遊ばなきゃ!と構えなくても大丈夫。
スキンシップをしながら、赤ちゃんとゆったりとした気持ちで遊んでみましょう。
たくさん話しかけてみよう
赤ちゃんが声を出して遊んでいるときや、おむつ替えのとき、お風呂のときなど、たくさん話しかけてあげましょう。
特に気分のいいときは「気持ちいいね~」といった風に、気持ちを言葉で伝えてあげましょう。赤ちゃんはまだ言葉を理解できませんが、ママの表情や声のトーンでどんな意味なのか理解します。
そうすると赤ちゃんの表情も豊かになっていきますよ。
色々な素材や形のものを触らせよう
ガーゼや布、ゴムやタオルで出来た大小のボールやおもちゃ、色々なものを手で触れさせてあげましょう。赤ちゃんは手で触れ、得た情報を脳に送ります。
そうして赤ちゃんはたくさんの知識を増やしていくのです。
持ちにくいものはママが手を添えて、お手伝いしてあげてもいいですね。
やさしくツンツン遊びをしてみよう
お風呂上りで裸のときに優しくこちょこちょしてみたり、「ツンツン」「とことことこ」と指で触ってあげましょう。
おでこを同じようにしてあげてもいいですね。そして赤ちゃんが喜んで声をあげたときは、同じように言葉を真似してあげましょう。
こうしたスキンシップを通した遊びをすることで、赤ちゃんの発語を促します。
色々なものを見せてあげよう
追視がはじまったら、カラフルなおもちゃや、風船などを使い追視の幅を広げてあげましょう。
赤ちゃんの目の前でおもちゃや風船を、ゆっくり左右に動かします。赤ちゃんが顔を動かして、目で追えるくらいのスピードがいいですね。
顔を動かしながら見ることで、首すわりが早くなります。
おもちゃ選びで気をつけたいこと
生後2ヶ月の赤ちゃんには、どのようなおもちゃを与えたらよいのでしょうか。
初めての育児の場合は、特に悩みますよね。そんなママやパパのために、おもちゃ選びで気を付けたいことをまとめました。
口に入れても大丈夫なもの
赤ちゃんは興味を持ったものを口に入れて、どんなものなのか確かめています。そのため清潔を保てるように、洗えたり、拭いたりすることが出来るおもちゃにしましょう。
また間違って飲み込んでしまうと危険ですので、誤飲などの危険がない大きさのものを選びましょう。
振り回しても危なくないもの
赤ちゃんの筋肉が発達してくるとおもちゃを持ち、振り回したり投げたりして遊ぶことも。
顔や体にぶつかってもケガのない軽くて柔らかいもの、とがったりしていないものを選びましょう。
安全基準をクリアしたもの
一人で座るようになると床に叩きつけたり、落として遊ぶことも。
そのため壊れにくいおもちゃを、選びたいですね。検査機関での安全基準を、クリアしたものを選ぶと安心でしょう。
また赤ちゃんは口に入れるので、安心できる素材かどうかを見極めるのも大事です。
生後2カ月におすすめのおもちゃ
生後2か月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃをまとめました。近くのお店からネットまで、どこでも手に入るおもちゃが中心です。
おもちゃ選びの参考にしてくださいね。
メリー
まだ寝ている状態が多い生後2か月の赤ちゃんにおすすめなのが、メリー。
ベビーベッドに取り付けて使用するものから、床に置いて使えるものまで色々と種類が出ています。
ゆっくりと動くものは追視の視野を広げる遊びにとても良く、ママが家事をしている間も一人で遊ぶことが出来ますね。
またパーツのおもちゃやぬいぐるみが外せるものは遊びの幅が広く、長く使えるのでおすすめです。
布やタオル地のおもちゃ
出産祝いなどでもらうことの多い「にぎにぎ」できる、布のおもちゃ。
この時期にちょうど良いおもちゃですね。口に入れたり握ってじっと見たり、投げてみたりできます。鈴が入ったものは、目の前で鳴らしてあげると手を出す練習にもなります。
紙をクシャクシャと丸めたような感覚を味わえる布おもちゃも、音への興味を持つきっかけとなりおすすめです。
オーボール
どの部分をつかんでもつかみやすく柔らか素材のため、赤ちゃんが振り回しても安全なオーボール。世界中で大人気のおもちゃです。
色もカラフルで目の遊びにもとても良いです。中に鈴が入っているものだと音遊びができますね。
また洗える素材なので衛生的にもよく、紐でベビーカーやチャイルドシートにつなげればお出かけ中も楽しめますよ。
赤ちゃんのおもちゃのお手入れ方法
なんでも口に入れるのが大好きな赤ちゃん。だからこそ清潔な状態を保ちたいですよね。
ここでは赤ちゃんのおもちゃのお手入れ方法をご紹介します。
布やタオルのおもちゃ
- ぬるま湯につけ、押し洗いをします。重曹や赤ちゃん用の洗剤で洗いましょう。
- 洗い終わったら、3回くらいしっかりすすぎ洗いをします。
- 洗濯機を使い、脱水します。脱水のし過ぎは型崩れを起こすので気を付けましょう。
- 日焼けで色が変わらないように、直射日光の当たらない日陰で干します。生乾きは雑菌が増えるので完全に乾かしましょう。
ゴムやプラスチックのおもちゃ
- 哺乳瓶用の洗剤を使い洗います。汚れがひどいものは清潔なスポンジを使い、汚れを落としましょう。
- 軽く拭いたあと、直射日光をさけた日陰で干しましょう。
赤ちゃんとのコミュニケーションを大切に
目で追ったり、手で握ったり、声を出したり、笑顔を見せるようになったり。
この時期の赤ちゃんは新生児の頃よりもふっくらい、どんどん愛らしさが増しますよね!
首もだんだんとすわり、手を添えれば縦抱き抱っこも可能です。
顔を近づけやすくなり、声がけも楽しくなるでしょう。
とても可愛らしい姿に、家族で癒される時間も多いのではないでしょうか。
この時期は難しい遊びを取り入れる必要はなく日々の育児の中で、赤ちゃんとコミュニケーションを取るということが一番の遊びになります。
難しく考えずに、赤ちゃんとの時間を楽しんでみてくださいね。