赤ちゃんがいびきをかいていると親としては「赤ちゃんのいびきの音が大きくて心配…」「たまにいびきをかく程度なら大丈夫なのかな?」と心配になってしまいますよね。
そこで、本記事では、「赤ちゃんのいびき」の原因と危険な場合のいびき、枕の選び方についてご紹介してきます。
また、赤ちゃんのいびきの危険性についてもご紹介していくのでぜひ、最後まで読んで参考にしてみてください。
赤ちゃんのいびきの原因
赤ちゃんのいびきの原因8つご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
風邪を引いている
赤ちゃんの鼻の穴はまだ小さいため、風邪をひくと鼻水が溜まりやすくなり、鼻詰まりを引き起こします。
その結果、寝息が荒くなってしまい、いびきのようになることが多いです。
疲れている
例えば「たくさんの人に会った」「いつもより外出が長かった」「遠出をした」など、いつもと違う行動があった場合はもちろん赤ちゃんでも疲れてしまいます。
そうなると、筋肉の緊張が緩くなりいびきが出やすくなります。一時的だったり、その日だけであればあまり問題ないでしょう。
あごが小さくて下あごが後退している
例えば、「もともと下あごが小さい」「舌が大きい」など、赤ちゃんの顔の形状によっていびきをかきやすくなっている場合もあります。
扁桃腺やアデノイドが大きい
眠りにつくと筋肉の緊張が緩くなります。
すると、扁桃腺が息の通り道を塞いでしまったり、狭くなってしまったりするため、これが原因の1つだと考えられています。この状態が悪化すると、無呼吸に陥る恐れがあるので、注意して見ていてあげましょう。
そして、「なにか変だな」と思うようなことがあった場合は一度小児科を受診してみてください。
舌根沈下になっている
真上を向いて寝ると舌根沈下。
つまり、舌が喉の奥に落ち込んでいる状態になりやすく、それが原因で空気の通り道が閉鎖てしまい、その結果いびきをかくようになるのです。
この場合は、上気道閉塞によって、呼吸困難や窒息を起こしてしまう場合もあるので、念の為医療機関を受診してください。
枕が高すぎる
枕が高くて合っていないと、眠っているときにあごを引く体勢をとるようになってしまいます。
すると、気道が狭くなってしまい、いびきをかくのです。
小児の睡眠時無呼吸症候群
「小児の睡眠時無呼吸症候群」の場合は、無呼吸の時間が10秒以上にならなくても、2回分の呼吸停止が確認できたら無呼吸と診断できます。
これは、喉の扁桃組織の肥大が原因と考えられています。また、いびきの悪化も無呼吸の原因になると考えられています。
睡眠時無呼吸症候群に起因する、乳幼児突然死症候群の発生にも十分注意が必要です。
「大丈夫ないびき」と「危険ないびき」
ここでは、「大丈夫ないびき」と「危険ないびき」についてご紹介していきます。当てはまるものがある場合は一度受診することをおすすめします。
乳幼児突然死症候群(SIDS)
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、健康状態に問題がないと思われていた乳幼児が、原因不明のまま睡眠中に突然死してしまうことで、睡眠中の呼吸停止が原因の一つだと考えられています。
いびきが進行して息が止まる状態(無呼吸状態)になってしまうと、乳幼児突然死症候群を引き起こす原因になる恐れがあるので注意しましょう。
睡眠時無呼吸症候群
いびきが激しく、呼吸が度々停止している場合や、呼吸が10秒以上止まってしまう場合は早急に医療機関を受診してください。
子どもの睡眠時無呼吸症候群では、呼吸がピタリと止まるのではなく、『いびきをかきながら呼吸が止まる状態』になるケースが多いため、発見が遅れやすいので注意が必要です。
また、陥没呼吸。つまり、通常では息を吸うと胸部、腹部が膨らむのに対し、腹部は膨らむのに、胸部が陥没する状態がみられる場合は重症化している恐れがあるので要注意です。
この場合は一度受診を!!
赤ちゃんは、基本的には鼻呼吸をしています。しかし、生後1か月ほど経過すると、全体的に肉付きがよくなり、それと同じように鼻の空気が通る道も肉付きがよくなって狭くなっていきます。それにより、いびきをかく場合があります。
このような状況でも、元気にミルクを飲み、眠れていればさほど心配しなくても大丈夫と考えられています。
しかし、次の3つのどれかに当てはまる場合は、一度病院を受診してください。
激しいいびきをかく。
睡眠中に息苦しそうにいびきをかく。
赤ちゃん用の枕の選び方
いびきがひどい赤ちゃんに、どんな枕がおすすめなのかについてもご紹介していきます。
傾斜がある枕
このタイプの枕は、鼻づまりや吐き戻しの予防にも適していると考えられているため、鼻づまりになりやすい赤ちゃんにおすすめの枕です。
また、赤ちゃんの吐き戻しは生後6ヶ月程まで続きます。その中でも個人差があるのですが、この枕は吐き戻しが多い赤ちゃんにもおすすめです。
ドーナツ型の枕
このタイプの枕は、向き癖の改善に適していると考えられています。また、赤ちゃんの頭の形を良くすると言われており、先輩ママさんに人気な枕です。
ただし、顔の位置が変わることで窒息しないように十分気を付けて使用してください。
タオルを使用する
枕ではなく、タオルを四つ折りにして枕代わりにしている先輩ママさんや、病院も多いです。
赤ちゃんは枕を使用すると頭の位置が高くなり、呼吸がしづらくなってしまうことがります。
そのため基本的には、1歳未満の赤ちゃんは枕を使用する必要はないとも考えられています。
注意して見てあげよう!
いかがでしたか?本記事では赤ちゃんのいびきの原因などについてご紹介してきました。
多少のいびきならば問題はなく、さほど気にしなくても大丈夫だということが分かりましたね
また、赤ちゃんのいびきの対処法としては
肩枕をする
赤ちゃんの肩の下に、程よい高さ(胸が軽く反るくらい)に折ったり丸めたりしたタオルを置きます。胸が反ることで、空気が通りやすくなります。
顔を横に向けて寝かせる
舌根沈下は仰向けで寝ているときに起こりやすいため、横を向くと空気の通り道が確保できるため、いびきをかきにくくなるようです。
の2つの方法があるので、ぜひ試していてくださいね!