赤ちゃんの産み分けはできる?男女の産み分けの真実についてご紹介!

「男の子か、女の子か、自分たちで決めることができる」という噂を聞いたことはありませんか?生殖医療技術が進化した今、はたして性別の産み分けは本当に可能なのでしょうか?

そこで、本記事では赤ちゃんの性別を産み分けすることは可能なのか?そして、市販されている「産み分けゼリー」に医学的根拠はあるのか?についてご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

男の子、女の子の産み分けは可能なのか?

では、さっそく本記事の本題「赤ちゃんの性別を産み分けることは可能なのか?」ということについてご紹介していきます。

そもそも赤ちゃんの性別はいつ、どうやって決まるの?

人の性別は『性染色体』という、性別を決める遺伝子を含んだ染色体の組み合わせによって決まります。人の性染色体には「X」と「Y」があり、女性はXの染色体を2本(XX)持っており、男性はXの染色体とYの染色体を1本ずつ持っています(XY)。

こうした性染色体の組み合わせは卵子と精子が出会う時、つまり、受精の時に決まります。女性の卵巣で育まれる卵子は、どれもXの染色体を1本だけ持っています。

男性の精巣で作られる精子も、XまたはYの染色体をやはり1本だけ持っています。つまり、この卵子(X)と精子(XまたはY)の組み合わせが「XX」となるか、それとも「XY」となるかで赤ちゃんの性別が男の子になるか、女の子にまるかが決定するのです。

確実に産み分けが可能なのは『着床前診断』による限られた場合のみ

世の中には「排卵日当日に受精すると男の子、排卵日の2、3日前に受精すると女の子」と、受精のタイミングで性別が産み分けできるかのような噂がありますが、この方法に医学的な根拠はありません。

また、男女の産み分けで調べると「パーコール法」と呼ばれる方法を目にすることもあります。「人工授精や体外受精で精子を洗浄・濃縮する際に使用するパーコール液に精子を入れて遠心分離機にかけ、底に沈んだ精子を使うと女の子が生まれる確率が高い」という方法です。しかし、これも確実な産み分け方法とは言えません。

男の子か女の子かを産み分けるもっとも確実な方法は、体外受精でできた受精卵から細胞を少し採取し、染色体や遺伝子の検査を行う「着床前診断」を行うことです。

ただし、この方法は基本的に産み分けを目的として行うものではなく、また実際受けるにはいろいろと制約があります。

『着床前診断』とは?

「着床前診断」には、「着床前遺伝子診断(PGT)」と「着床前胚スクリーニング(PGS)」の2種類があります。

PGTは、「遺伝する重い病気があるとわかっている場合」や「染色体異常が原因と考えられる習慣流産の場合」にのみ行われるもので、「体外受精させた胚の染色体や遺伝子を調べ、病気を持たない可能性の高い胚だけを選択して、子宮に戻す」という方法です。

ただし、病気の発病と性別が密接に関係する場合を除いて、性別は調べないことになっています。

一方、PGSは、「受精卵の染色体数を調べ、異常のある胚を取り除いて子宮に戻し、妊娠・出産の確率を高めることを目指すもの」です。

「命の選別」につながるため、日本では、まだ臨床研究段階であり実用化されていません、欧米では以前から行われており、日本在住であっても海外のPGSを利用して、男女の産み分けを試みる人もいるそうです。

産み分けゼリーとは?

男女の産み分けについては、「産み分けゼリー」という商品も市販されていますが、いったいどんな製品なのでしょうか。

早速、見ていきましょう。

膣内に注入して使う潤滑剤のような製品

日本で販売されている一般的な産み分けゼリーは、エッチの前に腟内に注入して使う潤滑剤にも似たような製品で、「欲しい性別によって専用のゼリーを使い分けると産み分けができる」といわれています。

産み分けゼリーはネットなどで簡単に手に入るようになっているため、使用したことがある人も多いかもしれません。

産み分けゼリーに医学的な根拠はあるの?

産み分けゼリーは、「腟内の酸性度をコントロールすることで男女を産み分けができる」といわれていますが、その仕組みを医学的に証明するのは難しいようです。

つまり、産み分けゼリーを使用しても望んでいた性別になるとは限らないということになります。

性別にこだわりすぎずに

昔ながらの考えで家族のなかに「どうしても男の子を」という雰囲気がある場合や、育てやすそうなどのイメージから女の子を希望している場合など、その家庭ごとに異なる様々な事情があるでしょう。

しかし、運よく希望通りの性別の赤ちゃんが生まれたとしても、「こんな女の子/男の子になってほしい」という親の思惑通りに育ってくれるとは限りません。

何事も親の思う通りにはいかないのが子育てです。「男の子だから必ず後継ぎになってくれる」とは限りませんし、「女の子だから必ず嫁に行く」とも限りません。

今では、「男らしさ」「女らしさ」といった考え方は古い価値観になりつつあり、国際的にも幅広いジェンダーが認められつつある事態になっています。

「生まれた時の性別よりもその子の個性を大切にする」というような子育てが、今後より求められるでしょう。

性別など関係なく赤ちゃんを愛そう!

いかがでしたか?今回は赤ちゃんの産み分けは可能なのか?男の子と女の子の産み分けの真実についてご紹介してきました。

以前と比べ格段に進んだ現代の医療の技術をなしても、簡単に男の子か、女の子かを100%の確率で産み分けることはできないようですね。

赤ちゃんは生まれてきてくれるだけで奇跡のような存在です。性別については神様に任せて、「どちらの性別でもいいけれど、○○〇だったらより嬉しいな」というぐらいにおおらかに考えてみてはいかがでしょうか。

そして、出産後は生まれてきた赤ちゃんを性別にかかわらず愛してあげましょうね!

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