小さい赤ちゃんを連れての引越しは、独身の頃や夫婦だけの引越しと比べてとても大変です。
しかし、ちょっとした心構えや事前準備で、子連れ引越しの大変さは変えられます。
本記事では、赤ちゃんを連れの引越しのコツを、引越し準備編・当日編に分けて紹介しますので、引越しの予定があるママは参考にしてくださいね。
引越し準備
最初に、引越しの前段階である準備のポイントを3つ紹介します。
赤ちゃん連れの引越しは、予定通りになかなか進みませんので、頼れるものはどんどん頼っていきましょう。
協力者を探しておく
一番重要なのは、大人の協力者を探しておくことです。
近距離の引越しの場合、トラックを旧居と新居で何度か往復することがあります。引越し当日はパパとママでそれぞれ分かれることになりますが、赤ちゃんを連れている側はとにかく大変です。
赤ちゃんが大人しく寝てくれていればよいのですが、泣き出したり、おむつが漏れてしまったり、吐き戻しをしてしまったり…大人一人で赤ちゃんのお世話をしながら引越し業者の対応もするのは、何かあった時とてもしんどいので、引越し当日に手伝える両親や知人を探しておきましょう。
協力者が見つからない場合、お金はかかりますがベビーシッターの検討をしてもいいかもしれません。
引越し業者のおまかせパックも検討
育児をしながらの荷詰め作業は、思うように進みません。
日中赤ちゃんを見ながらの荷詰めは大変ですし、赤ちゃんが寝た後にやろうと思っていても、途中で起きてしまったり、物音に気を使ってできる作業が限られてしまったりします。ですので、初めから引越し業者の引越しおまかせプランを使って引越しを行うのも一つの手です。
引越し業者によりますが、おまかせパックの相場は通常の引越しより5~10万円程高いところが多いですね。おまかせプランには、荷造り~荷物の搬送~荷解きまで全て引越し業者がしてくれるものもあれば、一部分だけ引越し業者がしてくれるプランもあります。
見積もりを取る時に、いくつかのパターンで見積もりを出してもらうとよいでしょう。
荷詰めは計画的に
引越しおまかせパックを使わない場合は、計画的に荷詰めをしていきましょう。
あまり荷詰めした段ボールに囲まれて生活はしたくありませんが、全て引越し直前にやろうと思っても、赤ちゃんが体調を崩してしまったり、機嫌が悪くて1日中泣いているなんてこともあります。
理想はパパが休みの休日に、赤ちゃんを見てる人と荷詰めをする人に分かれて終わらせてしまうことです。
引越し当日の注意点
次に引越し当日の注意点を5つ紹介します。
事前に対策して、引越し当日に臨みましょう。
引越し開始時間は早めの時間にする
引越しの開始時間は、なるべく午前中にしておきましょう。
大人だけならば夜に荷解きの作業ができますが、赤ちゃんがいる家だと物音がしてしまうので、赤ちゃんが寝た後は難しくなります。また、赤ちゃんは夕方になると機嫌が悪くなりやすいため、荷物の搬送は比較的機嫌の良い午前中に終わらせてしまうのがベストです。
引っ越し作業中はほこりが舞う
引っ越し作業中、大人はマスクをつければよいですが赤ちゃんはそうはいきません。
特に旧居から荷物を運ぶ方がほこりが舞いやすいです。ですので、旧居から荷物を運び出す時は赤ちゃんを先に新居へ移動させるか、外で散歩などをして待っているようにしましょう。
離乳食はお休みもするのもあり
赤ちゃんの月齢にもよりますが、引越し当日の朝や日中は離乳食をお休みしても問題ありません。
引越し当日はベビーフードをあげるのも一つの手ですが、離乳食をあげるには椅子・食器・エプロンなど必要な物が多く、床などが汚れてしまったりもするので引っ越し作業中にあげるのは大変です。
絶対に離乳食をあげなければいけないと思わず「あげれなくてもまぁいいか」と緩く考えてみてくださいね。
こどもの荷物ですぐに必要になるもの
ミルク
着替え
おもちゃ
オムツ替えセット
これらは新居に到着して早めに必要なものです。
どれも多少は手持ちのカバンに入れていきますが、早めに荷解きできるように事前にわかるようにしておきましょう。
引越し中は子供のスペースを確保しておく
引っ越し作業中、ずっと赤ちゃんを抱っこしているのは大変ですよね。荷物をあまりおかないところで、目の届くところに子供用のスペースを作っておきましょう。
一番目の届く場所はリビングなので、リビングに置く大型家具を運び入れた位にスペースを作ってあげるといいですね。
赤ちゃんとの引越しはゆとりを持って
赤ちゃん連れの引越しには、アクシデントが付き物です。赤ちゃん連れの引越しは予定通りに進まないものと最初から思っておくだけでも、心に余裕が生まれます。引越し当日は、引越し以外の予定を詰め込まないようにしましょうね。
また、環境の変化で赤ちゃんが夜なかなか寝てくれなかったり、夜泣きしてしまったり、なんてこともあります。パパママは引越し当日だけでなく、引越し翌日まで疲れが残るかもしれませんので、翌日もゆっくり休めるようなスケジュールを組んでおきましょう。
頼れる人・頼れるサービスを駆使して、赤ちゃんとの引越しを乗り切ってくださいね。