赤ちゃんにはしっかり布団を掛けて暖かくして寝て欲しいのに、いつも布団を蹴飛ばして掛けずに寝てしまいますよね。
そんな赤ちゃんを見て寒いのではないか、風邪を引いてしまうんじゃないかと心配してしまいます。
夜中心配でこまめに布団を掛け直してあげているパパやママも多いのではないでしょうか。
今回はそんな赤ちゃんが布団を掛けない原因と対策について詳しく解説していきます。しっかり対策して赤ちゃんにとって快適な睡眠環境を整えましょう。
赤ちゃんはなぜ布団を蹴飛ばすの?
パパやママは布団を掛けないと寒いと感じる時期でも、赤ちゃんは布団を蹴飛ばして掛けていない状態がしばしば。
手足は冷えているのに大丈夫かなと心配になりますよね。
赤ちゃんが布団を蹴飛ばすのには理由があります。知っているだけでパパやママも安心できるのではないでしょうか。
赤ちゃんは体温が高くて暑がり
赤ちゃんは大人に比べて0.5〜1度体温が高く暑がりです。そのため大人は布団を掛けていないと寒いと感じる環境でも赤ちゃんにとっては寒く感じないことも。
暑さから逃れるために布団を蹴ったり、寝返りを頻繁にうったりして体温を下げているのです。
衣服も大人より1枚少ないくらいがちょうど良いと言われますよね。
赤ちゃんが暑そうにしていたら布団を薄くしてあげたり、衣服を調整してあげたりして下さいね。
睡眠周期が短く寝返りが多い
赤ちゃんは大人に比べてレム睡眠とノンレム睡眠の周期が短く何度も何度も繰り返します。
大人が約90〜100分のサイクルを1晩で4〜5回繰り返すのに対して、新生児の赤ちゃんは約40〜50分、1歳半から2歳でも約60分の周期です。
レム睡眠の割合は大人が約20%ですが、赤ちゃんは約50%。
睡眠サイクルが早いことやレム睡眠が多いことで赤ちゃんは目を覚ましやすく、寝ていても激しく動き回ります。
赤ちゃんが寝ているときに寝相が悪いのは理由があり自然なことなのです。
布団が重い
大人にとっては快適な重めの布団でも、赤ちゃんにとっては身動きがとりづらく不快に感じてしまいます。
寝返りが打ちづらく布団が重いと感じる赤ちゃんにとって、不快な環境から出ようとするのは当たり前と言えるでしょう。
赤ちゃんには身動きが取りやすく、軽めの布団がおすすめです。寒いときは枚数を重ねることで対応しましょう。
布団をかけないときの対処法
布団を掛けないままにしておけば楽ですが、暑い夏はそれで良いかもしれません。しかし寒い冬はそうはいきませんよね。
手足が冷えて寒そうにしているのに布団を蹴ってしまう場合は何かしらの対処をしなければいけません。
おすすめの対処法について解説していきます。
スリーパーや腹巻を着用する
頭からすっぽり被せるスリーパーやお腹の冷え対策ができる腹巻を着用するれば、寝冷え防止対策になります。
夏は着用しなくても良いですが、寒い冬にはおすすめ。スリーパーの素材も汗の吸収しやすいタオル生地や赤ちゃんの肌にも優しいガーゼ生地などいろいろ選べます。
また赤ちゃんの顔に布団がおおってしまうことが原因の1つとされる乳幼児突然死症候群(SIDS)の防止対策にもなります。
上下別れているパジャマではお腹がはだけてしまう場合は、つなぎのパジャマや上着とズボンを止めるボタンがあるものを着ると良いでしょう。
早めに入浴する
体がぽかぽかしているときに寝た方が良さそうですが、赤ちゃんにとって実は逆効果。
入浴してすぐに布団に入ると体温が高いままのため寝つきが悪くなってしまいます。
入浴は寝る2時間前が良いとされており、体をしっかり冷まして準備を整えてから寝るようにしましょう。
布団の掛け方や素材に気をつける
大人にとっては心地よい布団であっても赤ちゃんにとっては暑すぎたり重すぎたりすることも。
体温が高い赤ちゃんの場合、布団や衣服は大人より1枚少なくて良いと言われますよね。
重い布団は避けて軽めで通気性や吸水性の良い綿や天然素材のものを選んであげましょう。
手足が冷えていてもお腹や背中など中心部が冷えていなければ大丈夫です。
室温に注意する
赤ちゃんにとって快適な室温は18〜24度、湿度は60%くらいと言われています。
夏はエアコンで適した室温に調整してあげて下さい。
冬は暖房をつけますが寝るときにつけっぱなしにしておくのは避けましょう。
温めすぎると暑くなって汗をかいてしまいますし、乾燥しすぎてしまうためです。寝る前に部屋を温めておくだけで大丈夫です。
赤ちゃんが布団を蹴っても大丈夫!寒いときは調整を
赤ちゃんは体温が高いため大人と同じように布団を掛けてしまうと暑くて蹴ってしまいますし、寝相が悪いので布団を掛けてないこともいばしば。
パパやママは心配になってしまいますが、当たり前のことなので心配しすぎなくても大丈夫です。
寒い冬はスリーパーや腹巻、寝具などを調整して冷えすぎないようにして調整してあげましょう。
また、暑くて汗をかいてないかも注意してみてあげて下さいね。
赤ちゃんがぐっすり寝てくれればパパやママも安心して寝られますよね。
寝やすい環境を整えてあげて心地の良い睡眠を取りましょう。