育児をしていると、イライラしたり些細なことにむかついたりしませんか?
このような症状がでたら、育児ノイローゼという病気になっているかもしれません。
この症は育児をしているママパパに起こるとされる精神疾患で、子育てをすれば誰にでも起こりえる病です。
なので、そこまで不安になる必要はありませんが、放置するのはよくありません。
本記事では、自分が育児ノイローゼかを簡単に診断できる項目と、もし育児ノイローゼになった場合の対処法を解説していきます。
育児ノイローゼで表れる8つの症状
ここでは、育児ノイローゼで表れる症状を8つに分けてまとめています。
以下の症状で半分以上当てはまれば、もしかしたら育児ノイローゼになっているかもしれません。確認してみましょう。
- 子どもが可愛いと思えない
- すぐにイライラしてしまう
- なにもやる気がでない
- 寝付けなくなる
- 誰とも会いたくなくなる
- 自分を責める
- 急に涙が出てくる
- ひきこもりたくなる
具体的にそれぞれの症状をみていきましょう。
子どもが可愛いと思えない
感情や行動がまったく読めない子どもの世話は、誰にとっても苦労するものです。
産まれることがすごく楽しみだったのに、世話をするとなぜか徐々に可愛いと思えなくなってしまうことがあります。
これは育児ノイローゼの症状だと言えます。
正常な精神を保てなくなり、誤った判断をしてしまうのです。
すぐにイライラしてしまう
育児ノイローゼは、精神的にかなり敏感になってしまう病です。少しでも自分の思った通りにならないと、すぐにイラついてしまいます。
周りに当たってしまうのも、育児ノイローゼが原因の可能性があります。
なにもやる気がでない
無気力になるのも症状のひとつです。
これはうつ病と似た症状で、なにもかもどうでもよくなってしまいます。
面倒なことはとにかく後回し、もしくはそのまま放置をするという状態が続く場合は、育児ノイローゼを疑うべきです。
寝付けなくなる
不眠症になるのは、心に余裕がなくなるからだと言われています。育児ノイローゼになると、明日が憂鬱になり心に余裕がなくなってしまいます。
また、子どもが夜中泣き出してしまい、何度も夜中に起こされてしまうことも要因です。疲れているはずなのに、まったく寝付けないのは育児ノイローゼの可能性があります。
誰とも会いたくなくなる
とにかく喋りたくない、誰とも会いたくないといった感情も育児ノイローゼの症状のひとつです。
愚痴や悩みを吐き出さないといけない状況ですが、こうなるとストレスが溜まる一方になってしまいます。
自分を責める
正常な判断ができなくなってしまい、失敗はすべて自分のせいだと感じてしまいます。
神経質になっているので、どんな些細な失敗も重大に感じてしまい、悪循環を生む要因となっています。
急に涙が出てくる
ふと自分を見つめ直した時、なにもできない自分が嫌になり、急に涙が溢れてしまう人もいます。
これは育児ノイローゼ赤信号です。泣いてしまう場面でもないのに、急に涙が溢れるのは精神的にかなりまいってしまっている状態。
心療内科を受診することも視野にいれておきましょう。
ひきこもりたくなる
これはうつ病の典型的な症状です。
なにもしたくない、なにをしても失敗してしまうなどの感情が積み重なってしまい、最終的にひきこもることで現実逃避してしまいます。
育児ノイローゼの対処法
育児ノイローゼかもしれないと思ったら、以下の対処法を試してみてください。
子どもをあずける
育児ノイローゼは育児の疲れが原因です。子どもをあずけることも検討しましょう。
保育園には一時保育を実施しているところもあり、場所によりますが時間帯によっては数千円であずけることもできます。
たまには息抜きのため、子どもを一時的にあずけるのもひとつの手です。
ですがあずける前に、保育園の場所や施設見学、周りの環境などを調べておくのがよいでしょう。
急に行ってあずけることはできないので、注意してください。
また、保育園が不安という人は、友達や両親にあずけるのもありかもしれませんね。
心療内科へいく
精神的にかなりまいっていて、鬱の症状がでている人は心療内科を受診しましょう。
専門的なカウンセリングや必要であれば薬も処方してくれます。育児ノイローゼは重症化すると周りに迷惑をかけてしまう可能性があります。
子どもに暴力をあげたり、身近な人に暴言を吐いたりしてしまいます。健康的になるためにも、早めに診断をしましょう。
育児ノイローゼは50%の確率で経験するもの
育児ノイローゼは、2人に1人が経験するものと言われています。
しかも7割を超えるママが、子どもを叱りすぎてしまって後悔したというアンケート結果も出ています。
このことから、育児ノイローゼは他人事ではないということがわかりますね。
これから出産を予定している人や、妊活中の人にも起こり得ることなのです。心の病はひとりでは治せません。
私は弱いから…と自分を卑下する必要もまったくありません。
パパや友達、病院などを頼って、自分が壊れて手遅れになる前に、心をリラックスさせてください。