赤ちゃんは自分で鼻をかむことができないため、鼻づまりがひどくなってしまうこともしばしば。
こまめに拭いてあげているつもりでも、鼻の周りに吹き残しの鼻水が固まってなかなか取れなくなってしまうこともありますよね。
「無理にこすると痛いかな?」「鼻や皮膚を傷つけてしまうかも」と心配になってしまい、鼻くそがこびりついたままに…なんて日もあるかもしれません!
今回は現役保育士の私が、裏ワザを含めた鼻詰まりの正しい拭き取り方についてご紹介していきます。
少しでもパパ・ママの参考になれば嬉しいです!
教えて!赤ちゃんの正しい鼻水の拭き方
【保育士直伝裏ワザ】ティッシュを滑らす拭き方とは!?
早速、やり方を説明していきますね!上記の画像も参考にしてください!
- ティッシュを縦に長くなるように二回折る。(短冊のような形にします)
- 人差し指から小指までの指をそろえ、人差し指に折ったティッシュをかけるようにする。
- 子どもの鼻側を短くし、手前側が長くなるようにティッシュの長さを調整する。
- 長さが調整できたら、親指でティッシュを軽く押さえ、人差し指と親指で挟むように持つ。
- あとは、子どもの鼻にティッシュをあて、短い方を下に引っ張る。
この方法で鼻を拭き取ると、赤ちゃんが痛がらないばかりか、鼻水がスルスルと引っ張られるようにしてでてきます!
一度で綺麗にならない場合は何度か面を変えて繰り返してあげましょう!
なぜティッシュを滑らすだけで綺麗になるの?
赤ちゃんの鼻水は粘着性の強いネバネバしたものが多いです。なので、鼻水を引っ張って拭くこのやり方が最も効果的!
ネバネバした鼻水が一緒に引きずり出される仕組みになっています。
一般的にはティッシュを使って鼻をつまむように鼻水を拭き取っている方が多いと思いますが、それだと繰り返し拭くうちに赤ちゃんが顔を背けたり、嫌がることもありますよね。
「嫌がっているし…」と拭くことをあきらめてしまうと、鼻に鼻水が溜まった状態になり不衛生。
なにより、鼻水や鼻くそが鼻をふさぐと、鼻から出ていくはずの老廃物が出ずに留まってしまうので、治るものも治りません。
この方法であれば、強くこすることも、痛むこともないので、赤ちゃんが嫌がる心配もないですよ。
方法①温めたガーゼで鼻の通りを良くして、拭き取る!
- 温かいお湯に浸したガーゼを絞り、赤ちゃんの鼻に少しの間当ててあげる。
- 呼吸の通り道は確保して行いましょう。
- しばらく温めたら、鼻の通りがよくなるはずです。出てきた鼻水は拭き取ってあげましょう。
方法②母乳点鼻をしてみる
母乳には、免疫を高めるパワーがあることはご存じの方も多いのではないでしょうか?同時に”抗炎症作用”も期待できるのです。
そんな母乳を使った「母乳点鼻」で赤ちゃんの鼻通りをよくすることができます。
- 絞った母乳をスプーンなどにのせ、2、3滴程赤ちゃんの鼻に入れる。
- 鼻に入ったら優しく鼻をもんであげる。
- 出てきた鼻水などを優しく拭き取る
これだけでOKなんです。
母乳は水などと違い鼻に入っても痛くありません。それは、鼻の粘膜との浸透圧がちょうど同じくらいだからだそうです。これも赤ちゃんにとって苦しくなく、痛くないオススメの方法ですよ。
しかし、これは母乳だからできることです、ミルクではできないのでご注意くださいね。
方法③綿棒や鼻吸い機で綺麗にしてあげる
病院に行くタイミングはいつ?
子どもは年中いつでも鼻水がでているといっても過言ではありません。少し鼻水が出ているからといって、病院を受診していたらキリがないですよね。
それでは、病院にいく必要があるのはどんなときなのでしょうか?
タイミング①ミルクを飲む量がかなり減ってしまっている。
タイミング②夜、熟睡できていない。苦しくて起きる。
タイミング③鼻水の色がいつもと違う。
痛くない・嫌がらない方法あります!
赤ちゃん自身ももちろん辛い鼻づまりですが、鼻づまりが原因で食欲が落ちたり、眠れなくなったりとパパ・ママにとっても辛くて心配ですよね。
- 裏ワザ!ティッシュを滑らすだけ!
- 鼻をガーゼで温める
- 母乳点鼻
- 病院受診
鼻水はよく出ているからといって、軽く見てしまいがちですが、赤ちゃんの健康をはかる大きなバロメーターとなります!
基本は清潔を保ってあげるだけで大丈夫ですが、よく観察してあげることで赤ちゃんの健康状態がより分かるようになりますよ。
また、鼻水を止める薬は体の中の菌を出すことができなくなってしまうのでオススメできません。
これらの痛くない・嫌がらない方法を実践して、赤ちゃんにとってもパパ・ママにとっても気持ちの良い日々の参考になれば嬉しいです。