慣らし保育で子どもが泣かない!?できるパパ・ママの共通点とは?

保育園への入園が決まりほっと一安心したのも束の間。

慣らし保育が始まると毎朝、保育園で大きな声で泣いてしまう我が子に胸が痛むパパ・ママは少なくありません。

実は、別れ際に大泣きしてしまう理由はパパ・ママの態度にもあるかもしれません!

今回は現役保育士である私、石原みりんが

【毎朝の習慣】慣らし保育で子どもが泣かない親の対応

【お家で】慣らし保育で子どもが泣かなくなるポイント

について解説します!

パパ・ママも子どもも笑顔で保育園に行ける日が早くくるように、少しでも参考になれば嬉しいです!

【朝の習慣】慣らし保育で子どもが泣かない親の対応

すぐに保育園に泣かずに登園できるようになる子と毎日泣いて登園する子がいます。もちろん、その子自身の性格もありますが、毎朝のパパ・ママとの別れ方に大きな違いがあります。

すぐ泣かないで登園できるようになる子のパパ・ママの共通点をご紹介します。

さっと笑顔で離れる

最も重要なのは「笑顔で」「すぐに」引き渡しを行うことです。

子どもが泣いてしまうと、どうしても「泣かないでいいよ」「かなしいね」と、抱きしめて、よしよししてあげたくなりますよね。ですが、これはNG!

パパ・ママが不安そうな顔をしていると子どもも不安になってしまいます。

別れの儀式をする

別れの儀式を決めておくと、子どもにとっても親にとっても切り替えのポイントになります。
例えば、お部屋の前で「バイバイタッチ!」をしたり、「握手でバイバイバイ」をするなどがおすすめです。

保育士に「お願いします」と引き渡す

涙を流してしまう我が子に言うことをきかせようと「こっち向いて、大丈夫だからね!」など言い聞かせてはいませんか?
実は慣らし保育の引き渡しの際には逆効果。

ここでパパ・ママが説得に時間をかけると「泣いていれば、パパとママは一緒にいてくれるのでは?」と考えてしまいます。
子どもが泣く時間も長くなってしまいますので、親のプライドは捨てて、保育士に「お願いします」と引き渡しましょう!
室内のおもちゃを目にすれば、ケロリと遊びだす子も少なくありません。

「楽しんできてね!」とバイバイする

パパ・ママの気持ちの表し方としては「楽しんできてね!」が最も良いでしょう。
保育園は楽しいところ、だということがわかるような関わりが、子どものイヤイヤを軽減させます。

引き渡したあとは、すぐに保育室の前からいなくなる

引き渡したあと、子どもの様子はとても気になりますよね。実際に保育室のドアの小窓からのぞいていてみているパパ・ママの姿もよくみられます。ですが、これはNG。

子どもはパパ・ママが隠れてみているつもりでも、必ず気が付いています。パパ・ママが心配していると感じると、子どもも更に不安になりますよ。心配せず、保育士を信頼してサッとその場から離れましょう。

【お家で】慣らし保育で子どもが泣かなくなるポイント

慣らし保育中、子どもが泣かないためにはお家でのパパ・ママの関わりも重要です。慣れない環境で頑張っている子どもたちをどのようにお家でケアしてあげられるのでしょうか。

登園時だけでなく、お家に帰ってから、ぜひ実践してほしい関わり方をまとめました。

たくさんスキンシップをとる

スキンシップをたくさんとることは、子どもの情緒の安定に繋がります。普段より意識的にスキンシップをとってみてください。

お家でパパ・ママの愛情をたっぷり感じ、満たされると、保育園でも気持ちが安定して、元気に遊んでくれますよ!

スキンシップといっても様々ですが、以下のようなスキンシップチャンスを活用してみてください。

絵本をママ・パパの膝に座って読む

テレビの歌に合わせて手を繋いだり、一緒に体を動かす

上手にできた時などにハイタッチやハグ

お風呂で一緒に遊ぶ

わらべうた、遊ばせ遊びを一緒にする

とにかくこちょこちょ攻撃!

もちろん子どもが抱っこを求めたときはたくさん抱っこしてあげてくださいね。

保育園の話を聞いてあげる

お話ができる年齢の子どもはもちろんですが、まだお話が上手にできない年齢の子どもとも保育園の話をするようにしてみてください。

お話ができる子どもであれば「保育園で何したの?」「○○したんだね。保育園楽しいんだね」と、子どもの話をとにかく聞いてあげましょう。子どもはお話することで自分の考えを整理していることもあります。

また、まだ上手にお話ができない年齢の子どもであっても、連絡帳の内容から「今日はお散歩いったの?」「お絵かきしたんだね」など、問いかけてみましょう。「いいね!たのしそうだね!」とパパ・ママが笑顔で保育園の話をすると、子どもも保育園が楽しいところだと感じやすくなりますよ。

甘えたい気持ちはしっかりと受け止める

日中、慣れない環境に身をおき、心も体もクタクタになっている子どもたち。いつも以上に「イヤイヤ!」したり、ぐずぐずと機嫌が悪かったりすることでしょう。

それは、保育園でまだワガママを言えない分、お家で安心してパパ・ママに甘えている証拠です。パパ・ママも慣れない送り迎えに疲れているかもしれませんが、ぐっとこらえて子どもの甘えたい気持ちを受け止めてあげてください。

いつもより早い時間に眠たくなったりするときは、子どもの気持ちや体調に配慮してあげてくださいね。

慣らし保育期間でパパ・ママも保育園に慣れよう!

慣らし保育をスムーズに進めるためのポイントをご紹介しました。

毎朝のお子さんのギャン泣きを最小限に抑えるために

引き渡しの時は笑顔でサッと離れる

言い聞かせるのはNG!保育士を信頼してお願いする

お家でたくさんスキンシップ&会話をする

これらのポイントを実践してみてくださいね。

慣らし保育は、子どものためだけでなく、パパ・ママのためでもあります。保育園生活や子どもを預けることに、パパ・ママも少しずつ一緒に慣れていきましょう!

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