産後の体調不良はいつまで続く?どんな対策をしたらいいのか

産前から産後にかけて、ママの体は劇的に変わります。ホルモンバランスが崩れたり、骨盤がゆがんだり、授乳中には貧血を起こすこともあります。

生まれてすぐの赤ちゃんと過ごすのは、とても大変です。体調不良が長く続くと心配になってしまいますよね。産後の体調不良はいつまで続くのかどう対策したらいいのか、説明していきます。

産後に起こる体調不良は何がある?

産後の体調不良に悩まされるママはとても多いです。

体調不良の原因の多くは、産前から大きく体が変わること。ホルモンバランスや大きくなった子宮が、妊娠前の状態に戻るために起こります。どのような症状がでるのか、説明します。

ホルモンバランスの崩れによるもの

妊娠20週くらいから、急激にエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが増加していきます。この2種類のホルモンは出産直前まで増え続け、出産後はほぼゼロに近い数値まで減少します。

このように、ホルモンバランスは妊娠中から出産後にかけてかなり極端に変化します。この変化にともなって、不眠やイライラ、肌荒れや太りやすくなる、といった症状が現れます。

ただ、「体調が悪いのは、ホルモンバランスのせいだろう」と決めつけてしまうと、思わぬ病気を見過ごすことにつながります。2週間以上にわたって体調不良が続くようなら、病院を受診することをおすすめします。

子宮収縮による痛み

妊娠中に赤ちゃんが入っていた子宮は、とても大きくなっています。これが産後に元に戻っていくことを、子宮収縮といいます。

多くの場合に子宮収縮は痛みがあります。特に出産後の3日間は痛みが強く、人によっては眠れないほど痛い、ということもあるようです。子宮収縮は1ヶ月ほど続きますが、だんだんと痛みは弱くなっていきます。

その他の症状

その他の症状としてよく出るのは、頭痛・腰痛などです。

特に気を付けたいのは頭痛です。授乳によって起こる貧血や水分不足、ストレスによるものが代表的ですが、場合によっては産後うつ、妊娠高血圧症の場合も考えられます。

妊娠高血圧症は、脳出血が起こる可能性があります。頭痛とともに体の片側が動きにくかったり、気が遠くなったりした場合は、救急車を呼んで一刻も早く病院を受診してください。

腰痛もよくある症状のひとつ。どうしても低い姿勢やかがんだ状態、赤ちゃんの抱っこで腰に負担がかかりやすくなるためです。また妊娠でお腹が大きくなり、腹筋がゆるんでしまうのも原因のひとつです。

体調不良の対策はどうする?

生まれたばかりの赤ちゃんは、起きておっぱいを飲んでまた眠ることを不規則に繰り返します。そのため生活のリズムはバラバラになり、どうしてもママの体調管理はおろそかになりがちです。

ママの体調が悪くなると精神的にも追い込まれてしまいますし、赤ちゃんにも影響を与えます。そんなことにならないためにも、体調不良への対策を説明します。

最大の対策は安静にすること!

ママは妊娠から出産を経験することで、体が大きく変わります。当然、妊娠前と同じように動けるわけではありません。それに加えて、赤ちゃんの授乳やお世話で睡眠時間も短く、不規則になります。

慣れないことも多く、疲れがたまってしまいます。そこで最大の対策は、安静にすること。絶対に必要な赤ちゃんの授乳やお世話をする以外は、できる限り眠るようにしましょう。

家事や洗濯は家族に協力してもらい、ママは赤ちゃんのお世話に集中したほうが良いです。赤ちゃんが元気に育つためには、ママが元気であることも必要です。難しいことだとは思いますが、できる限り安静にすることを心がけてください。

水分と鉄分をしっかり補給!

赤ちゃんが生まれると、母乳が出るようになります。ママの体は母乳を作ろうとするため、水分が多く必要なのです。要があります。また出産で流れる血は、産後の悪露を含めるとかなりの量です。そのため、水分と鉄分をしっかり補給することが大事です。

水分不足は脱水症状の原因となり、暑い時期には熱中症の危険もあります。また、鉄分不足は貧血を引き起こします。水分・鉄分ともに、不足すると足がつる可能性も高くなってしまいます。

赤ちゃんのお世話は大変ですが、いつも以上に意識して、水分と鉄分をとることをおすすめします。

こんな症状が続いたら病院へ

体調が悪いな、と感じても、なかなか病院に行く時間が取れないこともあると思います。しかし、症状や体調の悪い期間によっては、病院に行ったほうがいいこともあります。

代表的なものが頭痛で、先述しましたが妊娠高血圧症による脳出血の可能性があります。他にも、貧血がひどくなってふらつきやめまいが出たり、腰痛の期間があまりにも長かったりする場合も病院の受診をおすすめします。

体調が悪いのは産後だからしかたない、と決めつけてしまうことだけはしないようにしてください。危険な病気の兆候を見逃してしまうことがあります。

まとめ

妊娠から出産まで、ママは本当に大変です。体が大きく変わることに加え、ゆっくり休むこともできずに赤ちゃんのお世話が始まります。

体調不良を自覚しているのに無理してしまうと、赤ちゃんにも影響が出てしまうかもしれません。赤ちゃんのお世話は大変ですが、ときにはゆっくり休むことも必要です。

休んでもなかなか体調が戻らなかったり、あまりにも症状が強かったりする場合には、必ず病院を受診するようにしてください。

赤ちゃんが健康で元気に育つためにも、家族に協力してもらい、ママ自身の体調にも気を使うようにしてくださいね。

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