赤ちゃんの離乳食が始まると、意識したいのがスプーンを持たせる時期です。
離乳食をしっかり食べられるようになったり、手づかみ食べが始まったりすると、スプーンに興味を持ち始めるので、スプーンの練習は離乳食後期からがベストかもしれません。
赤ちゃんのスプーン練習がはかどるように、おさえておきたいポイントや、おすすめの離乳食レシピをご紹介します。
赤ちゃんにとって、スプーンを使う時間が楽しくなりますように☆
赤ちゃんにスプーンを練習させるポイント
赤ちゃんのスプーン練習は、離乳食後期からがよいですよ。
自分で食べたい!という自我が生まれやすく、ママやパパが使っている物を自分も使いたい!と思い始めるからです。
赤ちゃんにスプーンを練習させるためのポイントとして、
持ちやすいスプーンを選ぶ
ママやパパが徹底サポート
スプーンで食べやすい食事を出す
上記の3つを解説します。
持ちやすいスプーンを選ぶ
離乳食を始めた頃のままのスプーンだと、赤ちゃんにとって持ちにくいタイプが多いので、スプーンの練習を始めるときは赤ちゃんの持ちやすさを優先して選ぶとよいですよ。
赤ちゃんのスプーンの握り方は個々によりますが、グーの手で握ったり、鉛筆を持つように握ったり、先端をつまんで持ったりするので、スプーン自体が様々な握り方に対応していると安心です。
持ち手部分がすべり止め加工されていたり、すくう部分にほどよい深みがあったりすると、赤ちゃんが食べ物をしっかりとスプーンに乗せることができるのでおすすめですよ。
ママやパパが徹底サポート
赤ちゃんがスプーンを持ちたくなるためには、ママやパパのサポートが重要です。
使い初めはスプーンで遊んだり、すぐに使うのをやめたりと前途多難ですが、
好きなように持たせてみる
持ったら褒める
ママやパパも一緒にスプーンを使って見せる
ときにはスプーンを持つ手を支えて食事を助ける
上記を繰り返して、根気強くサポートしてみましょう。もちろん、無理強いは禁物です。
ママやパパもイライラが募ってきたら、練習を一時中断してくださいね。
スプーンで食べやすい食事を出す
離乳食の内容をスプーンですくいやすい食事に替えると、スプーンの練習がぐんとはかどります。
スープならとろみをつけたり、野菜は少し大きめに切ったりするだけですくいやすくなり、赤ちゃんがスプーンを使うことに対して自信を持ち、スプーンを使うことが楽しくなりますよ。
次の章ではおすすめのレシピを5つご紹介します。
赤ちゃんに「できた!」をたくさん感じてもらうために、食事の1つ1つを大切に準備したいですね。
スプーンの練習ができるおすすめレシピ5選
普段の離乳食は、ちょっとしたコツやアレンジを加えるだけで、スプーンの練習ができる食事に変わります。
おすすめのレシピとして、
すくいやすい!なめらかゼリィ
とろみで満腹♪カリフラワーとさつまいものポタージュ
ママやパパも一緒に☆カボチャのグラタン風
柔らかくておいしい!もぐもぐきんぴらゴボウ
いい香り♪マカロニのケチャップソテー
以上の5つをご紹介します。
レシピに悩んだら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
すくいやすい!なめらかゼリィ
材料 (450cc分)
果汁100%ジュース400cc
お湯50cc
水大さじ2
粉ゼラチン5g
作り方
- 粉ゼラチンをボールへ入れて水をかけ、10分くらい置いてふやかす。
- お湯を何かイレモノへ一度移して1分くらい置き、少し冷ます。
- 『2』を『1』のボールへ入れ、サイバシなどで泡立てないように静かに混ぜ、ゼラチンをしっかり溶かす。
- 『3』へジュースを静かに注ぎ、泡立たないようにサイバシなどでそっと混ぜる。
- 『4』をプリンカップなどへ分け入れ、1時間冷やしたら出来上がり☆
引用元:https://cookpad.com/recipe/2186329
デザートはスプーンの練習がはかどる№1!
通常のゼリーの作り方よりしっかりとゼラチンを処理しているので、舌触りがよくなり、市販のタイプよりスプーンですくいやすいので食べごたえ抜群♪
とろみで満腹♪カリフラワーとさつまいものポタージュ
材料
さつまいも好きなだけ
カリフラワー好きなだけ
豆乳適量
作り方
- さつまいもは皮をむき、輪切りにします。
- 大さじ2くらいのお水をいれた鍋に入れ、蓋をして柔らかくなるまで蒸します。
- さつまいもが柔らかくなったら、子どもの食べやすい大きさに切ったカリフラワーを入れます。
- さつまいもを潰しながらカリフラワーを炒めます。
- さつまいもがある程度潰れたら、豆乳を入れます。もったりさせたい時は少なめ、サラサラさせたい時は多めに入れてください。
- 豆乳を入れたスープが温まったら完成です。
引用元:https://cookpad.com/recipe/5416296
ビタミンCが豊富なカリフラワーは、栄養素を逃がさないためにレンジでチンがおすすめ☆
さつまいもの優しい甘みが赤ちゃんの舌にぴったり♪
牛乳で作ってもおいしいですよ。
ママやパパも一緒に☆カボチャのグラタン風
材料 (1食~2食分)
カボチャ1/8くらい
牛乳40〜60mlくらい
バター4gくらい
パン粉大さじ1
作り方
- カボチャを使うだけ切ってラップに包みレンジでチン。小さめカボチャ1/8なら600wで約4分。固かったら追加で♪
- レンジから出したら皮をとってカボチャを潰します。なるべくなめらかになるまで。
- 2に少しずつ牛乳を加えて好きな固さまでのばします。耐熱皿に平らに敷き詰めます。
- 別の耐熱皿にバターを入れてレンジで10秒ほど溶かします。溶けなかったら少しずつ追加。溶けたバターをパン粉と混ぜます。
- 3の上に振りかけてオーブントースターで表面を焼きます。少しこんがりしたら完成です。
- 大人用スイーツにアレンジもできます♪パン粉にシナモン追加したり、カボチャ生地にラムレーズン追加で冷やしても美味しい!
引用元:https://cookpad.com/recipe/5216777
ほくほくのカボチャは見た目もよく、砂糖のいらない甘さなので体にも優しい♪
熱がこもりやすいので、しっかりと冷ましてから食べさせてくださいね。
赤ちゃんのおやつにもおすすめです。
柔らかくておいしい!もぐもぐきんぴらゴボウ
材料
ごぼう1/2
にんじん1/2
味付け
めんつゆ小1/3
ごま油少々
すりごま適量
作り方
- ごぼうは丸めたアルミホイルで擦って泥を落とします。
- にんじんとごぼうは小さく角切りにします。
- ごぼうは水にさらして2回くらい水を替えて綺麗にします。
- 鍋に切ったにんじんとごぼうを入れて、多めに水を入れて弱火にかけて柔らかくなるまで、20分くらい煮ます。
- ごぼうが柔らかくなったら、野菜にかぶる位にお湯を減らして、めんつゆを入れてさらに煮ます。
- 煮詰まったらお好みでごま油を垂らして、すりごまをまぶして完成‼︎
引用元:https://cookpad.com/recipe/5036988
食物繊維が豊富なごぼうは、とにかく柔らかく煮ることで赤ちゃんでも食べやすくなります。
大人の料理を作るかたわらで、ことこと煮ていきましょう☆
赤ちゃんのスプーンにちょこんと乗るくらいが食べやすい♪
いい香り♪マカロニのケチャップソテー
材料 (1食分)
マカロニ食べる分だけ
お好きな野菜(にんじん、玉ねぎ、トマト、コーンなど)30g
ひき肉小さじ2
サラダ油(オリーブ油)少々
ケチャップ小さじ1/2
作り方
- マカロニは茹でておく。赤ちゃん用なら規定時間、普通のものなら規定時間+2分くらいで。
- フライパンに油を薄く引き、ひき肉、野菜の順に炒める。
- 肉と野菜に火が通ったらマカロニを入れ炒め、ケチャップも入れる。
- 完成!ブロッコリーやパセリを飾ったら色合いが良くなります。
引用元:https://cookpad.com/recipe/4980490
ケチャップの香りが食欲をそそります♪
マカロニが大きいときは、スプーンにちょこんと乗るくらいに切り揃えてみてください。
マカロニのふわふわもちもち感が、赤ちゃんにとって新鮮で楽しい触感に☆
スタイやレジャーシートを用意して汚れ対策をとろう
スプーンの練習を成功させるには、すくいやすい食事内容や、使いやすいスプーンの準備をしておくことが大切です。
そして、初めてのスプーンは失敗がつきものです。
食事のたびにママやパパがストレスを溜めないように、赤ちゃんにスタイを着けたり、椅子の下にレジャーシートを敷いたりして、食事の汚れ対策をとっておくと後処理が楽ですよ。
赤ちゃんへ注意が多くなると、スプーンを使うのが嫌になってしまうかもしれません。
スプーンの失敗を責めず、ときには赤ちゃんの好きなように使わせて、スプーンを楽しく練習させたいですね。