【妊活】漢方薬で妊活~妊娠しやすい‟こころ“と‟からだ”をつくろう~

みなさんは漢方薬を飲んだことがありますか?今や漢方薬は、産婦人科の一般診療において無くてはならないものです。

漢方薬は、女性の子宮や卵巣の力をつけるだけでなく、冷えやストレスを解消する効果があります。

漢方薬でこころとからだを整え、妊娠した女性がたくさんいらっしゃいます。

今回は、漢方薬を用いる前に自分の生活を見直してみること、また実際に漢方を飲んで妊娠しやすい体質をつくることをお話します。

漢方とは?漢方薬を飲む前にできること

まず、漢方薬を飲み始める前に、自分の生活習慣をふりかえってみましょう。

生活習慣と妊娠は深いかかわりがあります。

規則正しい生活、バランスのとれた食事、適度な運動習慣、体重管理やストレスの回避、禁煙と減酒、きちんとできていますか?

これらの健康管理の先に妊娠が見えてきます。

ここでは、まず漢方薬とはなにかを知った上で、規則正しい生活や体の管理についてお話します。

漢方とは

漢方とは、中国から伝来し日本で独自の発展を遂げた治療中心の医学です。

人の体は、基本的な命のエネルギーである「腎精」を基本に、「気」「血」「水」の3つで成り立っています。

「気」・・食べ物や空気、環境から得られるエネルギー

「血」・・血液や血中の酵素、栄養、ホルモン

「水」・・体の中の液体、水分

「腎精」・・両親からうけついだ生命エネルギー

さまざまな体の不調は、「腎精」の不足や、「気」「血」「水」の異常としてとらえられます。不妊や生理不順なども同じように考えられています。

漢方薬は、厳密な配合から成り立っています。

成分は同じでも、含まれる比率がちがうと、別の漢方薬になり効果もちがいます。

漢方薬を自己流で使うことはやめて、医師と相談してから処方してもらいましょう。

規則正しい生活をしよう~睡眠、食事~

まず、漢方薬を飲む前に、自分自身の生活習慣をみてみましょう。

妊娠するとホルモンや血液量などが急激に変化するので、体が耐えられるようにしておく必要があります。

生活習慣を見直すことで、不妊を予防できる可能性があります。

適切な睡眠時間

妊娠にかかわるホルモンは睡眠時間と関係しています。

適切な睡眠は、卵子の質や機能を高めてくれます。

バランスのよい食事

農林水産省が作っている「食事バランスガイド」https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/

は、とても分かりやすいので、ぜひ参考にしてください。

体の管理をしよう~禁煙、減酒、適度な運動~

体重の管理は大切なことです。

自分のBMIを計算して、標準体重をチェックしてみてください。

肥満になると、男女ともにBMIの値が上がります。

それに比例して不妊率も上がってしまいます。

逆にやせすぎは、月経異常が起こりやすく卵巣機能が保たれません。

禁煙

タバコは卵巣に有害です。卵巣機能の低下や劣化をふせぐためにも禁煙しましょう。

減酒

多量のアルコール摂取は、こころとからだに影響を及ぼします。

妊娠をのぞむ期間なら、控えた方がよいと思います。

また、適度な運動はストレス解消や冷え防止にもなりますので、ぜひおすすめします。

漢方薬で体質改善をめざそう

不妊の原因が違うと、使う漢方薬も違ってきます。

自分に合った漢方薬をみつけるためには、自分自身の体調や症状を見つめることが必要になります。体調のわるいところ、どこに不妊の原因があるか探していくことになります。

ここでは、漢方薬を使って治療したい場合どんな病院へ行ったらいいか、また費用は?

そして妊娠を支える「腎精」「血」そして「気」を補う漢方薬と「体質改善」のための漢方薬を紹介します。

どんな病院へ行ったらいいの?

不妊治療を専門としている漢方医がいる病院がベストです。

でも、実際には数が少ないのが現状です。

近くにそのような病院がない場合は、不妊治療に詳しい漢方医の受信をおすすめします。

もともと、漢方医学では妊娠についての知識はとても大事なので、漢方を学ぶ漢方医は不妊に関する知識もあります。

以下のようなサイトもありますので、参考にしてみてくださいね。

「漢方のお医者さん探し」https://www.gokinjo.co.jp/kampo/

費用はどのくらいかかるの?

費用は受ける病院や施設によってさまざまです。

一般の医院、クリニック、病院で処方される漢方薬は保険適用されるものもあります。

処方箋なしで漢方薬局にて買う場合には、保険適用がないため費用が高くなります。

どんな漢方薬が効くのか

不妊治療で使われる漢方薬は、主に以下のようなものがあります。

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

むくみのある人に。月経不順、顔色が悪い、疲れやすいことが目安です。

温経湯(ウンケイトウ)

乾燥肌の人に。手や顔の冷えのぼせが目安です。

桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

月経にまつわるさまざまな症状がある人に。代表的な漢方薬です。

柴苓湯(サイレイトウ)

むくみのある人に。体の中の炎症反応をおさえます。

他にもいろいろな種類の漢方薬があります。自分の症状に合う漢方薬は、人それぞれです。

きちんと漢方医や漢方専門の薬剤師に相談して処方してもらってくださいね。

漢方薬でベストなこころとからだを!

漢方薬を飲む前に、自分の生活習慣を見直すこと、そして実際に漢方薬を用いるメリットをお話してきました。

自分のこころとからだを見つめ直してみましょう。

治したい体の不調を見つけて漢方薬で補い、もとの元気な体へともどしていくことが大事なのです。

自分の体をベストな状態にしておくことが、妊娠への近道です。

漢方薬を正しく使って、こころとからだの安定を目指しましょう。みなさんに素敵な未来が訪れることを祈っています!

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