夜間断乳をしているママさんは少なくありません。しかし、そんな一方で「そもそも夜間断乳は必要なのか?」と疑問に思っているママさんも多いようです。
そこで、本記事では「夜間断乳はどんな時に必要なのか」、「夜間断乳の始め方」、「成功させるための5つのコツ」についてご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
夜間断乳ってなに?必ず必要なもの?
ここでは、夜間断乳はどんな時に必要なのか、夜間断乳のメリットはなんなのか、いつから始めるのかについてご紹介していきます。
夜間断乳はどんな時に必要?
夜間断乳は必ずやらなければならないものではなく、誰もが通る育児のステップでもありません。
しかし、例えば「夜間の授乳がママの体調不良の要因になっている」「夜間の頻回授乳で慢性的な寝不足状態である」「熟睡できないことで疲れがとれずストレスがたまっている」という場合には、夜間断乳を行ったほうがいいかもしれません。
また、「仕事に復帰したので、夜はゆっくり休んで日中に備えたい」という場合や、本格的な断乳や卒乳の前段階として行うこともあります。
夜間断乳のメリット
夜間の授乳が寝不足や疲れの要因になっている場合は、夜の間授乳をやめることでママの寝不足解消が見込め、体調の改善も期待できます。
寝不足は精神的なストレスにもつながるので、十分な睡眠をとることでイライラが少なくなれば、気持ちも楽になれるでしょう。
また、夜間だけでも断乳しておくと、1日の授乳回数が減り、「おっぱいがないと寝れない」というのも解消することができるので、断乳や卒乳がスムーズにいきやすいというメリットもあります。
また、夜間授乳をやめると、赤ちゃんの夜泣きや中途覚醒がなくなりやすいとの考え方もあるようです。
夜間断乳はいつから?
夜間断乳は、基本的に1歳を過ぎたら始めてもよいでしょう。
特に、1歳2~3カ月で始める方が多いようです。
夜間断乳を始める際の目安としては
長時間眠れるようになり授乳回数が減った
夜中にママのおっぱいがなくても寝られるようになった
離乳食をしっかり食べられるようになってきた
言葉をなんとなく理解できるようになってきた
などがあげられます。
もちろん個人差があるので、タイミングを焦る必要はないので、赤ちゃんの様子を見てゆっくり始めていきましょう。
夜間断乳の始め方。成功させるための方法
ここでは、夜間断乳の始め方と、成功させるための方法についてご紹介していきます。
赤ちゃんに言葉で伝える
まずは、「もう夜中におっぱいは飲まない」ということを赤ちゃんにやさしく教えてあげましょう。
この時期の赤ちゃんは、まだ完全にママの言葉がわかるわけではありませんが、なんとなく雰囲気で察そうとしてくれます。
そして、少しずつ理解できるようになってきています。
ママのおっぱいに替わる就寝方法を見つける
寝かしつけのときや、夜中に泣いたときの添い乳が当たり前になっている方も多いでしょう。
そういった場合は特に、おっぱいがないと赤ちゃんは「どうやって寝たらいいの?」と分からなくなってしまい、ギャン泣きします。
そうならないためにも、そういう場合はおっぱいに替わる就寝方法を見つけてあげましょう。
例えば、背中を優しくトントンしたり、さすったりしてあげる・腕枕をする・赤ちゃんの呼吸にあわせて寝息を聞かせる・子守唄を歌うなどいろいろな方法があります。
その中で、赤ちゃんの寝やすい方法を親子で一緒に探していきましょう。
生活リズムを整える
赤ちゃんができるだけスッと寝られるように、生活リズムを整えておくことも大事です。
例えば、お昼寝はダラダラさせないようにし、1時間程度にとどめたり、起きている間はできるだけたくさん体を動かして活動的に生活させたりすることがおススメです。
更に、食事の時間も毎日規則正しく下ほうが赤ちゃんの中でのリズムができるので、夜になると「あ、もう寝る時間だ」「これをしたから、あと少しで寝るんだ」と無意識で理解してくれるので、すんなり寝てくれるようになるでしょう。
慣れるまでは泣いても我慢
激しく泣く子を見ると、可哀想になって「授乳してあげたい」と思ってしまいますが、それではなかなか夜間断乳をすることができません。
なので、「最初は泣くのが当たり前」と割り切って、泣いている間は抱っこやおんぶであやすなど、根気よく対応していきましょう。
また、夜中に泣くと周りも寝れなくなってしまい大変なので、夜間断乳を始める際はパパや家族ともしっかり相談し、理解を得たうえで行うようにしましょう。
ちなみに、初めの2~3日は思い切ってママと寝る場所を別にし、パパに一緒に寝てもらうという方法もおススメです。ママの顔が見えないと、逆にスムーズに夜間断乳できる場合が多いです。
赤ちゃんの様子を見ながら進めていこう
赤ちゃんが、いつまでも慣れずに泣き続けてしまう場合や、頻繁な夜泣き、後追い、噛みつきなど、これまでになかったような行動が見られるときは、一旦中止してください。
この場合は、まだ赤ちゃん側の準備ができていないという証拠なので、一度やめて様子を見て、赤ちゃんのタイミングを待ってから再チャレンジしてみましょう。
その間は、夜間は添い乳にしたり、パパに頼んで搾乳した母乳を飲ませてもらうなど、疲れがたまらない工夫をしながら乗り越えるようにし、決して無理に進めないよう心がけることが大切です。
最初はうまくいかなくて当たり前!!
いかがでしたか?今回は夜間断乳を始める方法と成功させるためのコツについてご紹介してきました。
夜間断乳は、卒乳へのファーストステップと言えますが、実際に始めようとすると最初は思うようにいかないことがほとんどで、多くの赤ちゃんが夜中に起きて大泣きします。
ここでおっぱいをあげないことにママさんは辛く感じてしまうかもしれませんが、やると決めたら3日は続けてみましょう。
徐々に慣れてきて断乳できるようになります。夜間断乳は赤ちゃんの成長過程のひとつと考え、気持ちに余裕を持ちながらチャレンジしてみてくださいね!