妊娠してから、1〜4ヶ月のことを「妊娠初期」といいます。
妊娠初期はママの身体にさまざまな変化があり、とても大変な時期です。
妊娠が発覚して、きっと色々と心配になることが多いでしょう。
今回はそんな妊娠初期のママさんに気をつけることや、夫であるパパにも気をつけてほしいことを紹介します。
この記事を読んで、安全に妊娠期を過ごしましょう。
妊娠初期に気をつけること4つ
気をつけることは「食事」「運動」「ストレス」「セックス」の4つがあります。
妊娠すると以前の生活との違いに、戸惑いを感じてしまうかもしれません。
しかし大切な我が子が、お腹の中で頑張って大きくなろうとしているのでママも一緒に頑張りましょう。
この大事な時期に気をつけることをしっかり把握し、楽しいマタニティライフを送ってくださいね。
食事
妊娠中の食事は、栄養バランスが大切です。
妊娠中はお腹が空いてしまい、以前よりも食べる量が多くなってしまいがち。
たくさん食べることはいいのですが、できるだけ腹八分目を意識して食事を取りましょう。
あまりにも食事量が増えて体重が増えすぎてしまうと、妊娠糖尿病になってしまったり、難産になったりしてしまう可能性が高くなります。
また妊娠中は、生もの(生卵)・アルコール飲料・生ハムやナチュラルチーズなどの加工品の摂取は控えましょう。
生ものは食中毒を起こしてしまう原因になってしまったり、アルコール飲料は胎児の発育の妨げになったりするため摂取しないようにしましょう。
運動
妊娠中は浮腫みやすくなります。
また運動量も一気に減少するため、適度に運動をしましょう。
しかしランニングやダンスなど、激しい運動はしないでください。ウォーキングやストレッチ・ヨガなど、比較的身体に負担がかからない運動をしましょう。
また日頃の姿勢も大切です。歩いている時にお腹を突き出していると腰痛の原因になる恐れがあります。
立っている時も歩いている時も、背筋を伸ばして胸を張りお腹を引っ込めた状態をキープできるようにしましょう。
ストレス
妊娠中は、今までできていたことができなくなってしまうことが多いためストレスを溜めやすくなっています。適度にストレスを発散させましょう。
例えば趣味に没頭したり、カラオケで歌を歌ったりしてもいいですね。趣味がないママさんは、新しく探してみると楽しい発見があるかもしれません。
セックス
お互いに求め合うのであれば、妊娠中にセックスをしても大丈夫です。しかし、ママの体調が悪かったり、出血したりしている時は控えましょう。
お腹の中にいる赤ちゃんに、悪影響を及ぼすかもしれません。
風邪を引いてしまった時
妊娠中は、身体の免疫が下がってしまうため対象を崩しやすい時期です。
外から帰った時は、手洗いとうがいをしっかりして感染予防に努めましょう。
しかしいくら予防していても、風邪を引いてしまうことはありますよね。妊婦が風邪を引いてしまった時はどうしたらいいのかを紹介します。
市販薬は飲まない
妊娠中は、飲んではいけない薬がたくさんあります。
風邪をひいたときに、すぐ市販薬を飲んでしまうという方は気をつけましょう。
漢方なら大丈夫と言われていることがありますが、漢方もお薬です。内服する前に一度、かかりつけの産婦人科に聞いて確認しましょう。
できるだけ早めに病院を受診する
風邪を引いてしまったら、できるだけ早めに病院を受診しましょう。
軽い風邪と言って油断していると、一気に悪化してしまう可能性があります。また、胎児への影響があったら大変です。
自己判断はせずに、早急にかかりつけの産婦人科に受診しましょう。
夫が気をつけること
夫が妊娠中の妻に対して気をつけることは次の3つです。
体型のことは言わない
寝てばかりと責めない
家事を手伝う
お腹の中の赤ちゃんは、パパの赤ちゃんでもあります。
お腹の中で必死に赤ちゃんを育てているママに対して傷つけるようなことは言わないようにしましょう。
体型のことは言わない
最愛の夫である人に「顔が丸くなったな」「太ったんじゃない?」と無神経な言葉で
ママを傷つけてしまうケースが多い傾向にあります。
妊娠すると女性の身体にはさまざまな変化があります。
お腹の中にいる赤ちゃんを守るために、また赤ちゃんが大きくなるにつれてお腹が大きくなったり、体重が増えてしまったりすることは仕方のないことです。
体型のことについて、無神経な言葉を言うよりも妊娠によって、身体のさまざまな変化で疲れてしまっているママに体を気遣う言葉や、心配していることを伝えてあげてくださいね。
寝てばかりと責めない
妊娠初期はつわりが辛い時期でもあります。
寝たくなくても、身体がしんどかったり吐き気が酷くて寝ることしかできなかったりします。
それなのに夫に「寝ているばっかりで何もしていない」と言われたらきっと傷ついてしまうでしょう。
つわりの程度は人によってさまざまですが、出産よりもつわりの方が辛かったというママも少なくありません。
もしママがしんどそうにしていたら、そっと背中をさすってあげましょう。
家事を手伝う
妻の体調がよくなさそうなら、代わりに家事をしてあげましょう。
ママはつわりで思うように家事ができなかったり、以前の生活のように動けなかったりするとすごくストレスになっています。
しかし夫が前向きに家事を手伝ってくれたり、気にかけたりしてくれることでつわりのつらさも乗り越えられるかもしれません。
妊娠中は無理せずに過ごそう
妊娠初期は流産や切迫早産が多い時期です。ママはお腹の中の赤ちゃんを守るためにも
体にあまり負担をかけないように過ごしましょう。
妊娠初期に気をつけることをしっかり守って、元気な赤ちゃんを産んであげてください。
また何かあれば、周りの大人に助けを求めることも大切です。
つわりがつらかったり、何か不安なことがあったりすれば一人でため込まず誰かに相談してください。
パパもしっかりママを見守って、支えてあげてくださいね。