生後5ヶ月や6ヶ月ころになると、離乳食が始まります。
まずは食べることになれるのが大切な離乳食初期ですが、初めての味に慣れずに吐き出してしまう赤ちゃんも少なくありません。
そんな時におすすめなのがバナナです！
バナナは大人にとっては果物ですが、離乳食では主食としても使える万能食材なんですよ。
「離乳食初期はどのくらいのバナナを与えていいの？」
「生のまま食べさせていい？」
など、初めてバナナを与えるときは、迷ってしまうこともあるでしょう。
ここでは離乳食初期にバナナを与えるときのポイントと、おすすめの離乳食レシピをご紹介します。
離乳食初期にバナナがおすすめ！理由と気になるアレコレ
甘みが強く柔らかいバナナは、離乳食初期から食べられる食材のひとつ。
なかなか離乳食を食べてくれない赤ちゃんも、バナナならモリモリ食べてくれる、というケースも少なくありません。
おかゆに慣れ、ニンジンやジャガイモなど数種類の野菜を経験したら、次はバナナに挑戦してみてくださいね。
ここでは離乳食初期のバナナの与え方の基本について見ていきましょう。
バナナは栄養満点で加工しやすい
バナナは甘みが強く、赤ちゃんが食べやすいだけでなく栄養価が高いのも、離乳食初期におすすめの理由のひとつ。
果物というカテゴリではあるものの、ほかの果物と比べて炭水化物が豊富に含まれています。
海外では甘くなる前のバナナを主食として食べているのもうなずけますね。
ほかにもカリウムやマグネシウムなども豊富に含まれていますし、ビタミン類もたっぷり！
さらにうれしいのは柔らかく加工しやすいというのも魅力です。
加熱しなくてもすりつぶせるので、離乳食を準備するパパママにもうれしいですね。
離乳食初期のバナナの量と硬さ
離乳食初期にバナナを与えるなら、10g程度から始めるのがおすすめです。
10gというとイメージしずらいですが、バナナ4分の1本で20gから30g程度といわれています。
慣れてきたら、10gから20gの間で調整するといいでしょう。バナナの硬さですが、離乳食初期はペースト状が基本です。
バナナをすり鉢などですりつぶし、なめらかなペースト状になればOKです。
飲み込みにくそうにしている場合は、裏ごししたりミルクで伸ばしたりするのがおすすめですよ。
離乳食初期から生でOK？
離乳食初期に関わらず、赤ちゃんに与えるものは加熱するのが基本、というイメージですよね。
バナナを含め果物に関しては、生のまま与えても問題はありません。
心配な場合は、加熱して裏ごししたものを与えても、もちろんOKですよ。バナナを加熱することはメリットもたくさん。
甘みがより強くなりますし、とろみがついて食べやすく感じることもあります。
また、消化器官が未熟な赤ちゃんにとって、加熱したほうが消化しやすいという利点もありますね。
離乳食初期におすすめのバナナレシピ4選
離乳食初期に食べられるバナナを、もっといろいろなレシピで食べさせてあげたい！ と思っても、バナナのレシピって意外と思いつきにくいんですよね。
どんなレシピがあるのか、どんな食材と合わせるといいのかなど、ここでは離乳食初期におすすめのバナナレシピをご紹介します。
いろいろなレシピを試してみて、赤ちゃんの好みを探ってみてくださいね。
バナナペースト
まずはシンプルに、バナナペーストから始めるのがおすすめです。
材料はバナナのみ、作り方も薄切りにしたバナナをレンジで加熱してすりつぶすだけ、というとってもシンプルなもの。
バナナ半分なら加熱時間は500wで1分ほど、バナナ1本なら1分半ほど、様子を見ながら過熱してみてください。
たくさん作って余ってしまったら、製氷皿などに入れて冷凍保存もできるので便利ですね。
バナナパン粥
パンとバナナの相性はとても良く、甘みをしっかり感じられるのが魅力のパン粥。
細かくカットした食パンとバナナを、調乳したミルクでトロトロになるまで煮込んだら完成です。
トッピングにきなこを振りかければ、風味をプラスするだけでなくタンパク質も補えます。
とろみを調節したりかたちを残したりすれば、離乳食後期まで使えるレシピなのでおすすめですよ。
【材料】
食パン：1/2枚
調乳した粉ミルク：1/2カップ
バナナ：1/2本
きなこ：適量
バナナヨーグルト
豆腐や白身魚など、タンパク質の摂取に慣れたころから、ヨーグルトも少量ずつ離乳食に取り入れられます。
離乳食には、無糖のヨーグルトを使うのが基本ですが、赤ちゃんにとっては酸っぱく感じることも。
そんな時に活躍してくれるのがバナナです！
ペースト状にしたバナナを同量のヨーグルトで和えるだけで完成。
人肌に温めてから食べさせてあげてくださいね。
【材料】
バナナ：小さじ1杯
無糖ヨーグルト：小さじ1杯
高野豆腐のバナナミルクプリン風
まるでプリンのようなぷるぷる食感が楽しめる、バナナと高野豆腐を使ったデザートレシピ。
すりおろした高野豆腐とペースト状のバナナを、調乳した粉ミルクと一緒に600wのレンジで30秒ほど加熱します。
レンジから取り出したら、軽くかき混ぜて冷ましましょう。
粗熱が取れるとぷるぷるになるので、赤ちゃんも食べやすいですよ。
【材料】
バナナ：15g
高野豆腐：大さじ1杯
調乳した粉ミルク：大さじ1杯
離乳食初期から上手にバナナを取り入れよう
赤ちゃんの離乳食が始まると、慣れるまではパパママも準備したり食べさせたりと、大忙しの毎日です。
できれば離乳食初期からいろいろな食材を食べさせてあげたいですが、思うように進まないのも離乳力あるあるです。
そんな時は、バナナなど甘みのある食材もうまく取り入れて、赤ちゃんに食べる楽しみを教えてあげてください。
バナナは主食としても使えるので、この先も長くお世話になる食材になるはず。
離乳食初期から少しずつ取り入れて、食べられる食材を増やしてあげてくださいね。