妊娠したらすぐに母子手帳をもらえると思っている方は多いですが、実際のところは違います。初マタの方にとって母子手帳をもらうことは初めてのことですから、いつもらえるのか、どうやってもらうのかなんて分からなくて当然のことです。
本記事では母子手帳をいつもらえるのかと、母子手帳のもらい方について紹介します。
母子手帳はいつもらう?
まず始めに、母子手帳は『妊娠○週目にもらう』といった明確な決まりはありません。
それでは一体いつ母子手帳をもらえばいいの?となりますよね。ここでは母子手帳をもらうタイミングについて、妊娠が発覚してからの流れと共に詳しく解説していきます。
初めて病院を受診するタイミングについても触れているので、初めての妊娠の方はぜひ参考にしてくださいね。
母子手帳は産婦人科の指示を受けてから
母子手帳をもらいに行くのは、産婦人科で赤ちゃんの心拍を確認し「母子手帳をもらってきてください」とお医者さんから指示をもらってからです。そのため、母子手帳をもらいにいくタイミングは妊娠○週目と決まってはおらず、人によって若干違ってきます。
目安としては、6~8週頃と考えておいてよいでしょう。
なぜこのように人によって母子手帳をもらうタイミングが違うのかというと、病院に受診するタイミングと赤ちゃんの心拍が確認できるタイミングが人によって違ってくるからです。母子手帳は早くもらったからといって特にメリットはありませんので、遅くなったとしても焦る必要は全くありません。
母子手帳をもらう流れ
妊娠発覚から母子手帳をもらう流れについて、簡単にまとめました。
【妊娠4~6週目】
妊娠検査薬で妊娠が発覚(セルフチェック)
【妊娠5週目以降】
病院で妊娠検査
※妊娠5~6週目はまだ心拍が確認できないことが多い
【妊娠8週頃~】
病院で赤ちゃんの心拍を確認
※母子手帳をもらってくるよう指示が出る
このように初回の産婦人科では、心拍が確認できずに2回目の通院で母子手帳をもらってくるように言われることが多いです。また、母子手帳には妊婦健診の補助券がついているため、母子手帳をもらう前の受診は基本的に補助を受けられません。
そのため、計画的に心拍が確認されやすい妊娠8週頃になってから産婦人科を受診する人もいたりします。本当に妊娠しているのか不安な方や、子宮外妊娠が不安な方は早めの受診をおすすめしますが、そうでない方は少し待ってからの受診でも大丈夫です。
二人目以降の慣れているママさんは、計画的に8週頃に病院を受診する方が多い印象ですね。
母子手帳は早すぎず遅すぎずがベスト
母子手帳をもらう方法は自治体によって若干異なりますが、地域によってはお医者さんが発行した妊娠届がないと交付してくれないところがほとんどです。そのため、早く母子手帳をもらいたいからといって役所の窓口に行っても、無駄足になってしまうことがあるため気をつけましょう。
また、お医者さんから『次回の通院までに母子手帳をもらってくるように』と言われているにも関わらず受け取らずにいると、本来受けれるはずの妊婦健診代の補助が受けれなくなってしまう可能性があります。
ですので、病院で母子手帳交付の指示を受けたら、必ず次回の通院までに母子手帳の受け取りにいきましょう。母子手帳のもらい方については次で解説しています。
母子手帳のもらい方
次に母子手帳の交付場所と、必要な書類などを紹介します。妊娠初期はつわりで気持ち悪いことも多いと思いますので、体調と相談しながら受け取りにいってくださいね。
代理人の受け取りも可能なので、辛い時は家族にお願いすることも可能です。
母子手帳をもらう場所
母子手帳は住民票のある市区町村の役所や役場でもらいます。住民登録をしている場所で発行になるため、里帰り先や実際に住んでいる場所が違う場合、そこではもらえないため注意しましょう。
そのため、現住所と住民登録が異なる場合は、早めに住所変更をすることをおすすめします。
なお、母子手帳に付いている妊婦健診の補助券は転居すると使えなくなったり、里帰りでは別途手続きが必要になったりすることもありますので、引越しや里帰りを考えている方は母子手帳を受け取る際に確認しておきましょう。
母子手帳交付に必要な物
自治体によって必要書類が少し違っていますが、下記が揃っていれば基本的に問題ないでしょう。
マイナンバー
本人確認書類
妊娠届(自治体によって不要な場合有)
母子手帳は代理人でも受け取ることが可能です。その際は代理人の本人確認書類と委任状も必要になりますので、それぞれ用意して持っていきましょう。
役所の窓口は平日しか業務をしていないことがほとんどですし、妊娠初期は体調がすぐれない日も多いですので、無理せず家族に任せることもできますよ。
母子手帳をもらうのは心拍確認後
母子手帳は、妊娠中のママの経過を記入するだけでなく、生まれた子供が大きくなるまでの成長を記録する大切な手帳です。子供が大きくなってからも、予防接種の記録を確認するために見返すこともあり、長きに渡ってお世話になります。
お医者さんから母子手帳をもらうように指示を受けたら、次回の診察までに必ず母子手帳を受け取りにいってくださいね。